ハンゲーム、『XenepicOnline』ユーザー情報流出。決済情報は無事

　NHN Japanとゲームガーデンは、両社が共同で運営するPC用MMORPG『Xenepic Online（ゼネピック オンライン）』において、ユーザー情報が流出したことを明らかにした。

　『Xenepic Online』は、NHN Japanが運営するPC用オンラインゲームポータルサイト「ハンゲーム」を通じて提供されているが、今回のデータ流出はゲームガーデンで管理しているダウンロード用サーバーの一部に、誤ってユーザーの情報を含むデータが格納されたために起こったとのこと。特定の方法を用いて該当サーバーにアクセスすることにより、一時的に情報の閲覧および入手が可能な状況になっていたという。
　誤って格納された情報は、『Xenepic Online』用ゲームID（29万7,805件分）、ハンゲームに登録された『Xenepic Online』ユーザーのメールアドレス（29万7,805件分）、『Xenepic Online』のゲーム参加用パスワード（ゲームサーバー上で自動生成されるもの。ユーザーが設定したパスワードとは異なる）、アイテム購入履歴・チャット履歴といったゲームサーバーログファイルの計4種類。上記以外の個人情報、およびクレジットカード番号などの決済情報が流出した事実は存在しないとしている。
　ゲームガーデンでは、6月26日18：10時点で該当サーバーにアクセスできないように対応を完了。情報が流出した可能性のあるユーザーに対しては、個別にメール、ならびにハンゲームのミニメールにて対応案内を送信し、今回流出したパスワードを無効化することで不正なアクセスを防止する。

　なお、NHN Japanは今後の対策として、ゲームガーデンをはじめとする提携先各社に対し、個人情報取扱ガイドラインの整備、運用状況のチェックシステム構築を実施して、管理体制の見直しを行っていくとのことだ。

データ

▼『Xenepic Online』
■メーカー：NHN Japan/ゲームガーデン
■対応機種：PC(対応OS：Windows 98/ME/2000/XP)
■ジャンル：RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日：2005年8月30日
■プレイ料金：無料
※アイテム課金方式を採用

■関連サイト
・NHN Japan ニュースリリース(pdf)
・『Xenepic Online』紹介ページ
・「ハンゲーム」
・NHN Japan
・ゲームガーデン