News

2006年7月20日(木)

『WINBACK2』のマルチプレイモードでコーエー開発スタッフと対決!

 コーエーより発売中のPS2用サードパーソンシューティングゲーム『WINBACK2 PROJECT POSEIDON』。電撃オンラインは、その本作のプロデューサーを務めた松本秀氏、日本語版ディレクターのデイラン・コスコ氏の2人と対戦する機会を得たので、以下にその内容をお届けしていく。

 本作は、CRT(対テロ特殊部隊)のメンバーを操作してミッションを遂行する1人用の「シングルモード」のほかに、4人まで同時にプレイできる「マルチプレイモード」が用意されている。マルチプレイモードは、PS2のアクションゲームでは珍しい画面4分割のシステム。制限時間内の「倒した相手の数」と「相手に倒された回数」によって勝敗が決定し、個別ルールによって使用できる武器の制限や、2対2や1対3といったチーム分けをして対戦することができるようになっている。
 マップはマルチプレイ専用のものが6種類用意されているほか、同じ武器でも扱うキャラによって速射性や構えるスピードが違うなど個性も豊富に用意されているので、さまざまなシチュエーションや環境で対戦を楽しむことが可能だ。

 今回は、本作の最大の特徴ともなるマルチプレイヤーモードでコーエー開発スタッフと対戦してみた。「昔からFPSをやり込んでいる」と話すディレクターのデイラン氏の見事な“ヘッドショット”に電撃編集部は大苦戦。常に止まらない動きと、正確な射撃の前になすすべもなく惨敗。最終的にはプロデューサーの松本秀氏を味方につけ、3人対デイラン氏で「SNIPER BATTLE(武器がスナイパーライフルのみの個別ルール)」をプレイしたが、結果は完敗と、デイラン氏の巧さが際立った。そんなデイラン氏に、対戦で勝つためのコツをうかがった。日々『WINBACK2 PROJECT POSEIDON』のマルチプレイモードで盛り上がっているというファンはもちろん、FPSに興味のあるPS2ユーザーは注目してほしい。

――前作となるNINTENDO64用ソフト『WINBACK』の発売から6年とずいぶん時間が経っていますが、今作はどういったコンセプトで制作されたのでしょうか?

松本秀氏(以下、松本。敬称略):前作がアメリカで評判がよくて、ずっと続編を作りたいという気持ちがありました。諸事情でなかなか機会を得られなかったのですが、ここにきてようやく出せたという感じです。コンセプトとしては、前作にもヘッドショットというシステムを入れていましたが、「きちっと狙って撃つ」ですね。そのために身体の部位判定を広げていますので、「狙って撃つ」方が有利ですね。

――狙っている最中に撃たれてしまうことがよくあります(笑)。

松本:物に隠れて戦っていくことがメインとなるゲームなので、配置やバランスにはかなり気を配っています。敵を狙える位置をいかにとって、自分が撃たれないようにしつつ、きちんと狙って撃つというおもしろさを体験してもらいたいですね。

――さきほどは狙って撃つのお手本のようなプレイを見せていただきましたが、マルチプレイモードなどの対戦で上手く戦うためのコツなどがあれば教えていただけますか?

デイラン・コスコ氏(以下、デイラン。敬称略):やっぱりヘッドショットを狙うことですね。照準を出した瞬間に右スティックを少しだけ上にいれて素早く撃つ。ある程度の慣れが必要ですが、すぐに頭に照準を合わせる右スティックの微調整がカギを握りますね。じつは下のフロアから上のフロアへはヘッドショットを狙いやすいので、上にいる場合はより周りには注意する必要があります。あとは相手が自分以外のプレイヤーを狙っているときにはやはりスキができますので、そういった状況で攻撃を仕掛けることですね。

――オススメの武器はありますか?

デイラン:武器によって性能が異なるので、コレというのはないですね。手榴弾は個人的にはあまり使わないのですが、使いこなしたらかなり有利に戦いを進められるようになると思います。あと、マルチプレイではいかに上手く逃げられるかがポイントですね。

――デイランさんは常にぐるぐる回っていたような……(笑)。あれが回避のひとつのテクニック?

デイラン:スティックでカメラを移動させつつ、動き回る。だから回りながら逃げていることが多いですね(笑)。武器を構えると止まるゲームなので、相手の状況を確認しながら動き回る。一番わかりやすいのは、リロードしているところを狙うことですね。このゲームは弾をばらまいて当てるのではなく、狙って撃つのがコンセプトなので、基本的には逃げ回る方が有利です。

――なるほど。では最後にこれから『WINBACK2』で遊ぶという読者に向けて一言お願い致します。

デイラン:マルチプレイモードはとにかく友だちと楽しめるので、家に友だちが集まったときなどはワイワイと盛り上がってほしいですね。
松本:助け合う、協力しあうということを前面に押し出した「リンクシステム」は1人で楽しめますし、大勢いればマルチプレイモードが楽しめます。マルチプレイは私のようにあまり上手くなくても楽しめますので、下手な人は下手なりに、上手い人は上手いなりにいろいろな遊び方で楽しんでいただければと思います。

――本日はありがとうございました。

『WINBACK2』

『WINBACK2』
数多くの新要素を追加し、6年の歳月を経て登場したPS2用TPS『WINBACK2』。前作で好評のマルチプレイモードもパワーアップ!
『WINBACK2』
電撃オンライン2名とコーエー開発スタッフ2名が『WINBACK2』の対戦! 結果は電撃オンラインの完敗となったが、やはり4人でのプレイは勝ち負けに関わらず大盛り上がり!
『WINBACK2』
『WINBACK2』開発プロデューサーの松本秀氏(左)とディレクターのデイラン・コスコ氏。対戦で勝つためのコツや『WINBACK2』の魅力を語ってくれた

(C)2006 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.

データ

▼『WINBACK2 PROJECT POSEIDON』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2006年6月29日)
■価格:7,140円(税込)

■関連サイト
『WINBACK2 PROJECT POSEIDON』公式サイト
GAMECITY
コーエー