『スパロボOG』トークライブで寺田プロデューサーが暴露話をポロリ!?
バンプレストが現在開発中のPS2用ソフト『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』のトークイベント「スーパーロボット大戦OGトークライブ ~秘密の宴~」が、7月22日に「新宿LOFT/PLUS ONE」で行われた。
イベントは、『スパロボOG』のプロデューサー・寺田貴信氏、数々の『スパロボ』シリーズのCMやPVを手がけてきた演出家の嶋崎直登氏を司会役に迎え進行。寺田氏は、登場時に「今日はそんなにすごいことはしません(笑)。たまにはこんなゆるーいイベントもおもしろいんじゃないかってことで開催しました」と挨拶するものの、嶋崎氏の流れるようなトークに乗せられ、「寺田、布の服事件」(※)をはじめとした過去の暴露話を展開した。
会場には『スパロボ』シリーズ総合公式サイトのブログ「熱血!必中!スパログ!」のメンバーである「T.B.R.」の斉藤梨絵さん、相沢舞さんがゲストとして駆けつけ、トークに参加。2人は現在『スパロボ』を猛勉強中とのことで、斉藤さんはゲームのプレイ中にとったメモを会場に持ってきてくれた。このメモには、“百式”を“百武(ももたけ)”と間違えて記憶していたり、“ドラグナー3型”を“ドラ3型”(通常はD-3)と省略していたりと、『スパロボ』初心者らしい(?)失敗が記録されており、会場の笑いを誘った。
斉藤さん、相沢さんに続いて登場したゲストは、「SRXフルアクションフィギュア」の原型を持参したボークスの鷹尾充輝氏。「SRXフルアクションフィギュア」は、まだ試作段階ながらすでに合体できる状態となっており、その場で合体機構を披露することに。
“SRX”はカトキハジメ氏デザインによるオリジナルスーパーロボット。“R-1”、“R-2パワード”、“R-3パワード”の3機が合体して完成する巨大ロボットだが、会場では「“R-3パワード”の身長設定にミスがあり、物理的に合体には無理があった」という寺田氏の暴露発現がポロリ。試作段階の「SRXフルアクションフィギュア」では、“R-3パワード”が構成するパーツを別パーツとして用意することにより、この問題を解消したそうで、組み上がった“SRX”を前に寺田氏は「まさか(SRXの合体を)実現できるとは思わなかった」と感心していた。
また、ステージには、開発スタッフから“ダイゼンガー”や“アウセンザイター”のデザインを担当した安藤弘氏、“ヴァルシオーネ”のリファインなどを担当している土屋英寛氏も登場。2人はゲーム中の戦闘シーンのアクションも制作しており、1つの攻撃技のアクションシーンを作るのに2カ月もかかるなど、開発現場の苦労話も披露された。
また、2人の登場にあわせ、開発中のROMを使ってゲーム画面が会場のスクリーンで上映された。「あくまで開発中ですから」という注釈が繰り返される中、“アルトアイゼン”の戦闘シーンや、“SRX”のバンプレビーム(?)、“エクセレン”のバニーガール姿といったここでしか観ることができない映像が映し出され、ファンサービスに場内はおおいに盛り上がった。
最後に寺田氏は、「どんなイベントになるか、僕自身もわからなかったけど皆さんのおかげで大成功に終わりました。こんなに好評だったら第2回、第3回と実施したいですね」とコメント。会場に足を運べなかったファンは、次回の開催に期待しよう。
「スーパーロボット大戦OGトークライブ」には、100名を超えるファンが集結。『スパロボ』シリーズに登場した歴代ロボットに焦点をあてた、ロボット談義が展開した。
ボークスで開発中のフィギュア「SRXフルアクションフィギュア」が会場に降臨!? その場で脅威の3機合体が披露された。
会場となった「新宿LOFT/PLUS ONE」では、イベント限定ドリンクメニューとして「クスハ汁ライト」を販売。ゲーム中に登場した“クスハ”の自作健康ドリンクと違い、飲みやすくおいしいと好評だった。
データ
※「寺田、布の服事件」
『スパロボ』シリーズタイトルの開発中、多忙のため連日会社に泊まり込みが続いた寺田氏は、ある金曜の晩、うっかりしてTシャツにパンツ1枚という姿で会社のビルの外に締め出されてしまったとか。セキュリティロックがかかってしまっているためにビルに入ることもできず、監視カメラを避けながら10数時間にわたって、人目に触れぬよう耐え抜いたという。
▼『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』
■メーカー:バンプレスト
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:2006年内
■価格:未定
■関連サイト
・『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』公式サイト
・『スーパーロボット大戦』公式サイト
・バンプレスト SUPER HOT WEB
・バンプレスト