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2006年9月20日(水)

MSの次期戦略コンセプトはdo!do!do!「Xbox360メディアブリーフィング」開催

 既報の通りマイクロソフトは本日9月20日、都内にて「Xbox 360 メディアブリーフィング」を開催した。

 今回行われた「Xbox 360 メディアブリーフィング」では、9月22日~24日(一般公開日は23日、24日)に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2006(以下、TGS2006)」にて、マイクロソフトがどのような出展を行うか、そして今後はどのような戦略を執っていくかを発表。マイクロソフト Xbox事業本部長の泉水敬氏により、同社の日本向け戦略コンセプトとなる“do!do!do!”についての説明が行われた。

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 “do!do!do!”とは、「do!Game」、「do!Choice」、「do!Live」という3つを柱に、日本市場向けにXbox 360をプロモーションしていく戦略コンセプト。Xbox 360の広告キャンペーン「do! do! do! しようぜ。」として、人気アイドルグループの「TOKIO」が出演するTV-CMがすでに放映されている。

■「do!Game」
 Xbox 360タイトルラインナップの充実を意味するコンセプト。Xbox 360用ソフトに関してはすでにお伝えした通り、11月22日に『DEAD OR ALIVE XTREME 2』、12月7日に『ブルードラゴン』の発売が決定。加えて、今回の発表会では人気サッカーゲーム『ウイニングイレブン』シリーズの新作がXbox 360向けに開発されることも明らかにされた。
 また会場では、今年4月の「メディアブリーフィング」でトライエースが発表した新作RPGタイトルの名称が、『インフィニット アンディスカバリー』に決定したこともあわせて発表。この『インフィニット アンディスカバリー』の詳細は明らかにされなかったが、正統なファンタジーRPGになるとのことだ。なお、今のところ『ウイニングイレブン』シリーズ新作、および『インフィニット アンディスカバリー』の発売日は未定。

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会場では、『DEAD OR ALIVE XTREME 2』や『ロスト プラネット~エクストリーム コンディション~』、『TRUSTY BELL ~ショパンの夢~』といった新作タイトルのプロモーションムービーも上映された。これらのムービーは、「TGS2006」の会場でも公開される予定。


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『ブルードラゴン』、および『ロストオデッセイ』のプロデューサーを務める坂口博信氏も「Xbox 360 メディアブリーフィング」に出席。実機を使って、各タイトルのデモプレイを披露した。


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『ブルードラゴン』のデモプレイでは、漫画家の鳥山明氏によるデザインそのままのキャラクターたちが、画面を動き回る姿を確認できた。


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一方の『ロストオデッセイ』は、ムービーシーンと戦闘シーンを中心に紹介。本作では、美しいグラフィックのムービーシーンが、そのままのクオリティでシームレスに戦闘シーンにつながることが特徴となっている。今回デモプレイが披露された『ロストオデッセイ』の体験版は、後日雑誌やゲーム販売店を通してユーザーに向けて配布されるという。


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画像のみの公開となった『インフィニット アンディスカバリー』。どのような作品となるか、続報が楽しみなタイトルだ。


■「do!Choice」
 「do!Choice」は、ユーザーが好みにあわせて、ソフトの選択だけでなくハードのカスタマイズも行うことができるXbox 360の特徴を示しているとのこと。Xbox 360の商品ラインナップとしては、HDDを搭載していないモデル「Xbox 360 コア システム」、および各種周辺機器が11月2日に発売されることがすでに発表されている。本日は会場にて、速報でお伝えしているように、次世代DVD規格「HD DVD」を再生できる「Xbox 360 HD DVD プレーヤー」が11月22日に発売されることが明らかにされた。これらのハード、周辺機器をユーザーがチョイスすることで、自分の好みにあったXbox 360のプレイ環境を作り上げることができる。

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「Xbox 360 メディアブリーフィング」では、「Xbox 360 HD DVD プレーヤー」の実機を使用してDVDソフトを上映。「HD DVD」の特徴となる、ハイビジョン映像、インタラクティブな操作が確認できた。


■「do!Live」
 Xbox 360の魅力のひとつである、Xbox Liveに焦点をあてた戦略コンセプト。「Xbox 360 メディアブリーフィング」には、マイクロソフト コーポレーション エンターテイメント&デバイス部門インタラクティブ エンターテイメント事業部担当コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア氏が登場し、Xbox Liveのダウンロード機能「Xbox Live アーケード」、および「Xbox Live マーケットプレース」の魅力を紹介した。
 まずピーター・ムーア氏は、今週中にインド、来週には南アフリカでXbox 360が発売され、同ゲーム機が世界中で普及していることを強調。「世界各国のゲームユーザーをネットワークで繋いでいき、2007年中旬には全世界で600万人のXbox Live会員を獲得する」と力強くコメントした。
 また、「TGS2006」の開催に際して行われる会員向けダウンロードサービス「Bring It Home ~自宅で東京ゲームショウ!~」の内容を紹介。「Bring It Home」では、「TGS2006」開催期間中に『天誅 千乱』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などの体験版、『DEAD OR ALIVE XTREME 2』や『カルドセプト サーガ』、『プロジェクト シルフィード』といった新作ソフトの映像が配信される予定とのことだ。

 さらにピーター・ムーア氏は、Windowsの新OS「Windows Vista」、携帯電話が連動するマイクロソフトの事業計画「Live Anywhere」についても言及。「さまざまなプラットフォームを構築することで、人をつなげて新たなエンターテインメントの体験を共有できるようにしていく」とした上で、その第一歩が2007年に発売される新OS「Windows Vista」とXbox 360の連動だと語った。

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ピーター・ムーア氏はXbox Liveの新たな展開を紹介。クラシックゲームのダウンロードサービス「Xbox Live アーケード」に、新作タイトルとしてKONAMIから『イー・アル・カンフー』、『スペース シューター Gyruss』、『ラッシュアンドアタック』が、バンダイナムコゲームスからは『ミズパックマン』、『ニューラリーX』が近日中にリリースされるとのことだ。


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 バンダイナムコゲームスの岩谷徹氏も発表会に駆けつけ、「Xbox Live アーケード」のラインナップタイトルである『パックマン』の世界大会が2007年にニューヨークで開催されることが明らかに。各国からトッププレイヤーが集まり、世界一の座が決定するという。参加方法の詳細は後日発表。
会場ではマイクロソフトのゲーム開発ツール「XNA Game Studio Express」が、日本国内の大学4校(大阪電気通信大学、東京大学、東京工芸大学、立命館大学)の教材として採用されることも発表。なお、岩谷氏は、東京工芸大学のゲームコース教授への就任も予定されている。


 「Xbox 360 メディアブリーフィング」の最後には、泉水氏が「本日は“do!do!do!”というコンセプト、そしてそれを具体化した戦略を紹介しました。「TGS2006」では、実際にこのコンセプトを体感していただけると思います。皆さんのマイクロソフトブースへの来場をお待ちしています」と挨拶し、発表会を締めくくった。
 マイクロソフトブースの出展内容の詳細も、あわせて公開されているので、「TGS2006」に遊びに行く予定の人はこちらの記事でチェックしておこう。


データ

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(C)2006 MISTWALKER, INC. / I.T.PLANNING INC. All rights reserved.
(C)2006 Microsoft Corporation. All Rights reserved.
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■関連サイト
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