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2006年9月23日(土)

PPPHはお預け!それでも爆笑、熱唱、大盛り上がりの『アイマス』ステージ!!

 バンダイナムコゲームスのブース前ステージでは、Xbox 360で発売が予定されている『アイドルマスター』のイベントが実施された。

 『アイマス』のイベントといえば、過去に行われたコンサートなどでもその人気の高さは実証済み。家庭用移植を控え、「東京ゲームショウ」会場に初進出した『アイマス』コンサートだが、ステージ前には開始数十分前にも関わらずブースからあふれんばかりのファンが集まっていた。

 スタート直前には、『アイマス』イベントでお約束となりつつある、ウグイス嬢“音無小鳥”による注意事項が放送された。「会場が込み合いますので、一歩前へお詰めください。また、いわゆるPPPH(※パンパパンヒューの略。曲のリズムにあわせて、手拍子&ヒューの掛け声&ジャンプをする、アイドル応援のこと)は、今日は我慢していただき、皆様譲り合いの精神を持って楽しんでいってくださいね」という諸注意には、会場から大きな笑いが起きた。

 そして、いよいよイベントがスタート。進行役は“天海春香”役の中村繪里子さん、“如月千早”役の今井麻美さんの2人。まずは、最初のコーナー「ウワサの大型新人に迫る!」の前に、自分のキャラクターについて2人が自己紹介をすることに。
 中村さんによると、“天海春香”は一言で言うと「カワイイ子!」とのことだが、今井さんから「世間では(腹)黒いというイメージがあるそうですが……」というツッコミが。そのウワサに対し、中村さんは「違う! 違うの! 違うの! 違うから!」と断固否定し、会場の笑いを誘った。一方の“如月千早”は今井さんによると、「歌のことばっかり考えている女の子。他の事はどうなんだろう……という感じです(苦笑)」とのこと。これに対し、中村さんは「少しはプロデューサーのことも考えてあげようよ!」というツッコミ返しをお見舞いしていた。

 Xbox 360版『アイマス』の新キャラクターは、「未完の幼きビジュアルクイーン」こと“星井美希”。今井さんは「公開直後からインターネットなどでも人気が高く、私たちの立場もちょっとずつ危うくなっているというウワサが……」とコメントした。中村さん、今井さんが“星井美希”の紹介をしようとすると、「ちょっと待ってー。美希、自分のことは自分で紹介するよ! これから行くから待っててねー!」という声とともに、声優の長谷川明子さんがステージに登場。この日が『アイマス』イベント初出演となる長谷川さんの登場は、集まったファンにとって大きなサプライズだったはずだ。

 長谷川さんは、「私、『アイマス』に出ますから! って、ずっと周りに言いたくて言いたくて仕方なかったんです。本当に今日はうれしいです!」とコメントし、“星井美希”役に抜擢された喜びを語った。長谷川さんの自己紹介は、ゲームのオープニングシーン(プロデューサーと“星井美希”の出会い)をスクリーン上で上映しながら、長谷川さん自らが生声をあてるという演出。映像の途中には、ゲームでおなじみのセリフ選択シーンが用意されるなど、『アイマス』ならではの自己紹介となっていた。

 さらにステージ上では、声優陣3人がそれぞれの役になりきってのトークを展開。このトークによると、
1:両親と姉との4人暮らし。家族は全員公務員。
2:プロデューサーのことは「そこの人」と呼んでいる。
3:“水瀬伊織”のことは「オデコちゃん」と呼んでいる。仲はいいらしい……。
4:髪の毛は染めている。決して外国人ではない。
5:“菊地真”のことはカッコイイと思っている。“秋月律子”はメガネが光ってて、ちょっと怖いらしい。
などなど、“星井美希”に関する衝撃(笑撃?)の事実が多数明らかになった。

 続いて、ステージに登場したのは、“ディレ1”こと開発スタッフの石原章弘氏。石原氏は、Xbox 360になって生まれ変わった『アイマス』の新要素を解説してくれた。Xbox 360版『アイマス』は、新曲や新キャラ、イベントの追加だけでなく、グラフィック面も大幅に進化。石原氏によると「前髪や後ろ髪などが、クルッと回ると揺れたりするんです。細かいアクセサリーとかもですね」とのこと。また、ゲームの流れも変更され、「一年間(52週間)限定プロデュース」制を採用。「家庭用は厳しいゲームにはしたくなかったので、コンセプトを変えました。女の子のプロデュースそのものを、じっくりと楽しんでもらいたい」と話した。

 そして、イベントの最後を飾ったのは、声優陣3人によるスペシャルライブ。Xbox 360版のムービーが流れるスクリーンをバックに、中村さんが「太陽のジェラシー」、今井さんが「蒼い鳥」、長谷川さんが「relations」と、それぞれの持ち歌を歌い上げた。ラストには、3人そろって新曲の「GO MY WAY!!」を披露。集まった観客は、大きな歓声で3人の熱唱に応えていた。

 盛りだくさんの内容となった『アイマス』ステージ。明日もイベントが開催されるが、内容は異なるということなので、会場に足を運ぼうと考えているファンはぜひとも参加しよう。

『アイマス』イベントのスタート前といえば、やっぱりコレ。765プロダクション事務員“音無小鳥”による注意アナウンスが流された。



イベントの司会を担当した中村さん(写真上)と今井さん(写真下)。軽快な掛け合いで、観客を盛り上げた。

Xbox 360版の新キャラクター“星井美希”を演じる長谷川さん。今後の『アイマス』イベントでの彼女の活躍も楽しみ。

“星井美希”の自己紹介シーンでは、3つの選択肢が登場。長谷川さん自身だけでなく、会場の観客も参加し、選択肢を決定していった。

新要素やゲームの流れを解説した石原氏。イベントの最後には、発売を待っているファンに向け「『アイドルマスター』は、これが第2のスタートです。皆さんの期待に応えられるような企画をドンドン発表していくので、よろしくお願いします!」とメッセージを送った。





PPPHはなかったものの、スペシャルライブは大きな歓声に包まれた。バックに流れる映像と歌声がシンクロするという演出も観客を魅了。また、長谷川さんの「relations」は、このイベントが初披露のステージとなった。

ブースでは、試遊台だけでなく、PROJECT IM@S完全監督フィギュアなる新作グッズも展示されていた。かなりの完成度だっただけに、こちらの発売も楽しみ。また、Xbox 360用『アイマス』の限定版も鋭意製作中とのことだ。続報に期待したい!

(C)窪岡俊之 (C)2003 2007 NBGI

データ

▼『アイドルマスター』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アイドルプロデュース
■発売日:未定
■価格:未定

■関連サイト
「THE IDOLM@STER WEB」
バンダイナムコゲームス