アフターカタストロフを描くオンラインRPG『女神転生IMAGINE』制作快調!
ファンの注目を受けつつも、長らくベールに包まれてきたオンラインRPG『女神転生IMAGINE』。そんなファンの熱烈な要望に応えるべくプロジェクトディレクターの谷川ハジメ氏にお話を伺ってきた。
現在の開発状況はおよそ50%。敵を入れ込んだり、町を構築したりといった作業を進めているようだ。『真・女神転生』と『真・女神転生II』の間の時代で、東京をICBMの炎が包んだあとの世界を舞台にしている。さて、気になるシステムだが……。
――合体システムは?
谷川:最初は基本的に2神合体です。将来的には3神合体も入れ込もうかと思っています。今作では、悪魔は合体する親の属性を遺伝という形で引き継ぎます。これは、合体した悪魔がある程度成長すると“覚醒”という形で表にでます。たとえばマハラギを使える悪魔を合成した場合、合成された悪魔は、潜在的にマハラギを使えるのですが、最初は使えない。下位のマギを使う、マハラギを受けるなどによって、覚醒して使えるようになるのです。
――悪魔召喚は?
谷川:戦闘時に交渉して仲魔にします。自分よりレベルの高い悪魔は仲魔にできません。また、所持できる悪魔は1人6体まで。召喚は1人1体までです。ただし、町には銀行のようなものがあるので、悪魔をそこに預けておくこともできます。また、仲魔もレベルアップします。
――オンラインということで悪魔のトレードは?
谷川:できません。仲魔にするときも、交渉に成功したプレイヤーに優先権があって、そのあとパーティの中に優先権が降りる、そういう形になります。無論このとき、悪魔のレベルより自分のレベルが低いと仲魔にできません。
――属性は?
谷川:LNC(LAW、NEUTRAL、CHAOS)の3属性は健在です。これは物語を進めると出てくる選択肢を選んだ段階で決まります。今回、ネットワークゲームですが、しっかりとしたストーリーを入れ込んであります。ちなみに、ロウでもカオスとパーティが組めたりと属性によるパーティの編成の制限はありません。また、専用アイテム以外は装備に属性の影響を受けません。まあ、グラフィック的にどちらに向いているというものはありますが。
――攻撃方法とパーティについては?
谷川:リアルタイム戦闘なので、範囲があります。これはスキルという形で表わされるのですが、銃や魔法は遠距離攻撃スキルとなり、剣などが近距離攻撃スキルになります。『メガテン』シリーズのようなバックアタックの概念はありません。ただし、敵の索敵範囲外から攻撃する、自分の攻撃範囲外から攻撃されるといったことがこれにあたると思います。パーティは5人までです。各人が1体ずつ悪魔を召喚できますから、計10体までパーティにいることになります。また、攻撃はリアルタイムにコンビネートできますから、連携攻撃を極めることが強くなることの近道です。攻撃力の高いスキルは、攻撃に入るまでの隙がありますから、悪魔に先に攻撃させて相手を硬直させて、威力の高い攻撃を叩き込むと言った具合です。
――最後に、リリース時期と価格は?
谷川:一応今冬という形のリリースになります。これにはベータテストも含まれます。価格ですが、基本料金無料のアイテム課金型、従量型など特に決めてません。ただしパッケージで出そうとは思っています。それとリリースはPCのみです。コンシューマは、開発環境などの違いからコンシューマとPCのリンクは難しいですね。基本的にマウスとキーボードで操作するように作ってますから。
グラフィックはリアルになりすぎず、またアニメのようにならず、金子一馬のキャラクターが生きるようにソリッドでSFテイストなものになっている。
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データ
▼『女神転生IMAGINE』
■メーカー:ケイブ
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:今冬
■プレイ料金:未定
■関連サイト
・『女神転生IMAGINE』紹介ページ
・ケイブ