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2006年9月24日(日)

カプコンブースの『逆転裁判4』ステージに、丸山弁護士が出張法律相談所を設立!?

 本日9月24日、カプコンブースにてDS用ソフト『逆転裁判4』のステージイベント「丸山弁護士の出張相談所 Special」が行われた。

 ステージは、『逆転裁判』シリーズのオーケストラアレンジをBGMに、荘厳な雰囲気の中開幕し、シリーズディレクターの巧舟氏、『逆転裁判4』のプロデューサーを務める松川美苗さん、そして『逆転裁判』シリーズの担当弁護士の丸山和也氏が登場。数々のTV番組でその活躍ぶりが知られる丸山氏だが、本イベントでもゲームユーザーから寄せられたさまざまな法律相談に答えていた。ちなみに質問は「『逆転裁判』の犯人を友だちにネタバレされたが、罪を問えるか?」や「友だちにソフトを借りたまま放置していたら、忘れたころに延滞料金5万円といわれた」など、ゲームファンには身近に感じる内容ばかり。プロの弁護士である丸山氏による的確なアドバイスには、集まったファンらも思わずうなずくなど、非常に勉強になった様子だった。
 また、丸山氏は実際の法廷での体験談として、「裁判は最後に逆転して勝つのが一番気持ちいい。証人の中には、平気で嘘をつくような人もいます。そんな証人に対しては、話を全部聞いた後に“意義あり!”ということもありますね(笑)」と、ゲームとの共通点を話す。

 最後に丸山氏は、「最近はタレント活動が忙しくて、本職の方がおろそかになっていますので、法廷で逆転できるように『逆転裁判4』をプレイして、気合を入れなおします。『逆転裁判4』は本当におもしろいゲームなので、自信を持ってオススメします!」と力強く本作をアピールした。





丸山弁護士をはじめ、ディレクターの巧氏、プロデューサーの松川さんが出演したステージイベント。TVなどでおなじみの有名弁護士が登場するということで、ステージには多くのファンが駆けつけた。

丸山弁護士への1つ目の質問は、「『逆転裁判』の犯人を友だちにネタバレされたが、法的に罪を問えるか?」というもの。丸山氏の答えは「刑事的な罪には問えないが、慰謝料を請求することは可能」とのこと。

丸山弁護士への2つ目の質問は、「ゲームを貸したらセーブデータが初期化されて帰ってきた。法的に罪を問えるか?」。丸山氏の答えは、「ギリギリで罪にはならないが、あらかじめデータを消さないようにいっていた場合は刑事的な罪になる。また、損害賠償の請求は可能」とのこと。

丸山弁護士への3つ目の質問は、「友だちにソフトを借りたまま放置していたら、忘れたころに延滞料金5万円といわれた。支払う必要はあるか?」。丸山氏の答えは、「法的に拒否できる。あらかじめ約束していない場合は、請求される理由が存在しない」とのこと。また、この案件に関連した事例として、駐車場などで「勝手に駐車した場合、○○万円請求します」という看板があるが、法的強制力は無いことが明かされた。ただし、駐車場使用料にあたるだけの損害賠償は、請求される可能性があるという。

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データ

▼『逆転裁判4』
■メーカー:カプコン
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2007年春予定
■価格:未定

■関連サイト
『逆転裁判』シリーズ公式サイト
カプコン「東京ゲームショウ2006」特設サイト
カプコン