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2007年1月23日(火)

ガイアックスのオンラインゲーム部門をインデックスが買収

 ガイアックスは1月22日に行われた同社取締役会において、3月1日をもって同社のオンラインゲーム事業部門を会社分割し、新設会社UTDエンターテインメントにゲーム事業を移行することを決定。この発表を受け、インデックス・ホールディングスは新設会社UTDエンターテインメントの発行済み全株式100%を取得することを明らかにした。

 ガイアックスは、2004年にサービスを開始したPC用MMORPG『M2 神甲演義』を皮切りに、オンラインゲーム事業に本格参入。その後は、台湾や韓国で開発されたオンラインゲームの日本での提供や、PC用オンラインRCG『とぅいんくる』といったオリジナルタイトルの開発、オンラインゲームポータルサイト「ムポー」の設立など、オンラインゲーム事業に注力してきた。
 しかしながら、同社発表によると2006年5月期のゲーム事業部門は、売上高2億3,000万円、経常損失1億900万円という結果。ガイアックスでは今期を投資回収の時期と位置づけて活動してきたが、事業の成功のためにはさらなる資本の投下が必要な状況と判断し、オンラインゲーム事業から退くことを決定したという。

 新設会社UTDエンターテインメントの割当株式数は1,000株で、インデックスは譲渡価額2億6,800万円で全株式を取得。これにより、新設会社UTDエンターテインメントはインデックスの100%子会社となる。
 インデックスグループは、これまでにアニメ制作会社マッドハウス、ゲームソフトメーカーのアトラスなどを傘下におさめている。今回のUTDエンターテインメント取得後は、アトラスとの事業再編も視野に入れつつ、ゲーム事業のシナジー効果を高めていくとしている。

ガイアックスが開発したオリジナルオンラインゲーム『とぅいんくる』。正式サービスの開始を前に、運営元がUTDエンターテインメントに移行される。

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ガイアックス ニュースリリース(pdf)
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インデックス・ホールディングス