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2007年10月17日(水)

『涼宮ハルヒの戸惑』のPVに平野綾さんの出演が決定!撮影直後に直撃インタビュー

 バンプレストから、2008年1月31日に発売される予定のPS2用ソフト『涼宮ハルヒの戸惑』。このプロモーション映像の撮影が、10月6日に都内某所で行われた。

 『涼宮ハルヒの戸惑』は、人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ(角川スニーカー文庫・刊)を題材にしたアドベンチャーゲーム。主人公の“キョン”とSOS団メンバーが力を合わせて“ハルヒ”が希望するゲームを作るという物語が展開する。作った作品は、ゲーム内ゲームとして実際にプレイすることが可能だ。

 今回撮影された映像は、ゲームショップなどの店頭やイベント、公式サイトなどで上映される予定。撮影は、“ハルヒ”の声を担当する平野綾さんが参加して賑やかに行われた。映像の内容は、平野さんが完成したゲームを一足早くプレイし、ゲームの魅力を伝えるものとなっている。他にも、予約特典のCG映像や、超限定版フィギュアを初めて見た平野さんの表情や反応を盛り込むこんでいるという。
 撮影直後の平野さんにインタビューを行うことができたので、その内容を以下に記載していく。


――今回撮影したPVの内容についてお聞かせください。

 『涼宮ハルヒの戸惑』のゲームが完成したということで、実際に私がゲームをプレイしてみるという撮影でした。私も(本作を)プレイするのは初めてで、自分が声をあてたものがどういう風に完成しているのかを見るのも初めてだったので、一プレイヤーとして楽しませてもらいました。すごいと思った時には「すご~い!」って、普通の反応をしてしまって(笑)。PVが、どういうものになるか楽しみです。

――ご自身が声をあてたゲームをプレイしてみて、どのように感じられましたか?

 私の演じる“ハルヒ”は最初から飛ばしまくりなので、収録中はテンションを保つことを常に心がけていました。(PV撮影については)スタッフのみなさんが大勢見ている中で自分の声を聞くというのは、ちょっと恥ずかしいっていうのもあります(笑)。
 あとこのゲームは、いろいろなところにトリックがあったりもするので、収録していて完成したときにどうなるんだろう、と思っていた部分がいくつかあったんです。今回プレイさせていただいて、収録時の謎が解けました。

――今回の撮影では、どこまでゲームを進めることができましたか?

 今回私がプレイしたのは全体のダイジェストだっだので、順々にやっていったわけではないんですが、オイシイところはかなりガッツリ押さえさせていただきました。“古泉”くんでゲームを進めていったんですが、プレイヤーの目線によって好感度が上がるところがすごいと思いました。“古泉”くんばっかり見てたら“ハルヒ”がキレたりとか(笑)。あとは、“長門”のわずかな表情の変化とかもあって、気を抜けないながらも楽しくて。
 ゲーム内ゲームで“ハルヒ”が勝手に作ったスケジュールを“キョン”になって書きかえたりするのが、すごくおもしろかったです。

――“ハルヒ”が作ったスケジュール通りに作ると結構ダメダメなことになるようですが、“ハルヒ”役としてスケジュールを「勝手に作りかえられてしまう」のはいかがですか?

 SOS団の“ハルヒ”以外の4人が、“ハルヒ”のワガママでどれだけ苦労しているかが伝わってきました。“ハルヒ”は言いたいことを言って人に任せちゃうので、もう「どうぞ“ハルヒ”のことは気にしないで、いいゲーム作ってください」と言いたいです(笑)。


――平野さんにとって“涼宮ハルヒ”はどういう存在ですか?

 作中で「“ハルヒ”が世界を作っている」というとらえ方をされるほど、“ハルヒ”はすごい女の子ですが、この役をやらせていただいて、私の周りの世界もガラッと一変したような感覚がありました。アニメのオンエアが終わってだいぶ経つんですが、ようやくゲーム化ということで、うれしい気持ちでいっぱいです。ここまで根強く応援してくださったファンの方々に本当に楽しんでいただけるゲームだと思うので、心待ちにしていただきたいです。

――本作は、久々の「動くハルヒ」ということで、“ハルヒ”の仕草など、ここを見てほしいという部分はありますか?

 ゲーム画面を見ていると「アニメを見ている」ような気分になります。懐かしいという感覚になりますね。あと、アニメの時にはしなかったような表情をするのが印象的でした。ちょっと拗ねてみたりとか、“みくる”ちゃんにヤキモチを妬いたりする時の表情とかがカワイかったです。超限定版である、いとうのいぢさん描きおろしのパッケージイラストにしても、“ハルヒ”の新しい表情というか、ゲームを心底楽しんでいるのが伝わってきて、いいと思います。

――収録において、ゲームとアニメで違うところはありましたか?

 アニメの時はキャラクター同士の掛け合いができるので、相手がした演技に合わせることができるのですが、ゲームは5時間ぐらいずっと1人で録りっぱなしなので、だんだん寂しくなってくるんですよ(笑)。他の方の演技など、いろいろ想定しながらやらなければいけないところが、ゲームは難しいですね。
 それと、同じテンションを保ち続けなければいけないところが「ハルヒ」に関しては特に難しいと思います。ずーっと「張りゼリフ」ばかりで叫び続けているので、長い時間やっているとだんだん声が枯れてきちゃうんです。なので、短時間で一気に集中して収録していました。

――本作においての心構えは何かありましたか?

 最初は「ゲームの中でゲームを作る」というのがまったく想像がつかなくて。台本を読んでいったらゲームの専門用語がいっぱい出てきたり、「こういう風にゲームを作るんだ」と学べたり……。ゲームを作っていらっしゃる方々の仕事ぶりが少しわかった気がして、いい経験をさせていただいたと思います。


――「超限定版」のフィギュアについて、どのような感想をお持ちですか?

 実際に触ってみたら、ものすごく関節が動くのでびっくりしました。いろいろなポーズが取れますし、表情も変えられますし。せっかくいい武器を持っているので、2体並べて戦わせてみたりとか!(笑) 服装も、普段着ている北高の制服がアレンジされたコスチュームで、すごくカワイイんですよ。さっき撮影中にもポロッと言ってしまったんですが、実際にこういう衣装があったら着てみたいですね。

――では、予約特典の「CGハルヒ」はいかがでしたか。

 先ほど見せていただいたのですが、素直にびっくりしました。「うおー」って言っちゃって!(笑) アニメのエンディングで「ハレ晴レユカイ」の映像を見た時も相当な衝撃だったんですけど、今回さらにリアルになっていて。実際に私たちがライブで「ハレ晴レユカイ」を踊った時に、あの踊りの大変さは身にしみてわかっていたことだったのですが、CGになってもっと1つ1つの動きがわかりやすくなって、あの踊りの難しさがより伝わるようになったんじゃないかな、と(笑)。
 それから、“勇者ハルヒ”の姿で踊っているんですが、サビの全員で踊るところで“古泉”くんの腰のクネクネ具合がいっそうリアルになっていたりします。そういった部分も見ていただきたいです。

――最後に、楽しみにしているユーザーの方に一言お願いします。

 ぜひ全キャラ攻略していただきたいな、と。あと、ゲーム中ゲームも楽しいですが、それぞれいろいろな展開が待ち構えていて、いわゆる「グッドエンド」と「バッドエンド」だけじゃないんですよ。パターンがいっぱいあって、それがすごくおもしろいんです。失敗しても、全然バッドじゃない、むしろそれが見たい!(笑) みたいな。余裕がある方はわざと作業の行程を間違えたりして、そうした展開も見ていただきたいですね。
 それと、ストーリーではキャラクター1人1人の個性もちゃんと出ていて、アニメでは描かれなかった「おいしいシーン」や「サービスシーン」がありますので、そちらも楽しんでいただけたらと思います。



■『涼宮ハルヒの戸惑』最新スクリーンショット












ゲーム内ゲームをいかにうまく作れるかはプレイヤーの腕の見せどころだ。しっかり計画を立てる必要がある。











予約特典「踊るSOS団」のパッケージイメージも公開された(右下写真)。「宇宙初」の煽り文句に恥じないデキになっていそうだ。

(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団
(C)BANPRESTO 2008

データ

▼『涼宮ハルヒの戸惑』
■メーカー:バンプレスト
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年1月31日
■価格:通常版7,140円(税込)/超限定版10,290円(税込)

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■関連サイト
『涼宮ハルヒの戸惑』公式サイト
バンプレスト