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2007年10月31日(水)

新感覚AVG『宝島Z』プロデューサー・竹下氏にインタビュー!新しい工夫に注目!

 カプコンから10月25日に発売されたWii用ソフト『宝島Z バルバロスの秘宝(以下、宝島Z)』について、プロデューサー・竹下博信氏にインタビューを行った。

 『宝島Z』は、Wiiリモコンとプレイヤーのひらめきを使い、謎を解き明かして進んでいくアドベンチャーゲーム。本作の舞台は、ロマンと一攫千金を求める海賊たちが、未知の秘境や古代遺跡に繰り出し、お宝探しに精を出している世界。プレイヤーは海賊見習いの少年“ザック”を操作し、「宝島」を目指して数々の冒険を繰り広げる。

 今回お話を聞いたのは、本作のプロデューサーを務めた竹下博信氏。ゲームの企画立ち上げの話から本作の魅力まで、さまざまなことを語っていただいた。

――竹下さんはこれまでどのようなタイトルにかかわってきたのですか?

竹下氏:1番最初に担当したのは1996年にPSで発売された『ブレス オブ ファイアIII』ですね。それからPS2の『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』までかかわって、PS2で発売された『ティム・バートン ナイトメアー ビフォア クリスマス ブギーの逆襲』、『PRIDE』や『ビートダウン』といったアクションゲームを作りました。最近の作品だとPSP『極魔界村』、『極魔界村 改』とWiiの『WE LOVE GOLF!』です。

――本作『宝島Z』はどういったコンセプトで制作されたのでしょうか?

竹下氏:1つはWiiでガチのゲームを作ろうというのがありました。体感系や、何かの操作の代替ではなく、Wiiの機能をゲームとしてどう料理するか。リモコンで簡単に遊べるとか、遊びやすさやカジュアルさを期待した人に、どうアピールするかを考えていました。あと会社的に、新しいタイトルをやりたいというのもありました。

――最初からコンセプトとして「宝島」を題材にしようとしていたのですか? それともWiiリモコンを生かす設定を考えていくうちに「宝島」になったのでしょうか?

竹下氏:「宝島」が初めにありましたね。Wiiリモコンをさまざま使って謎解きをしようというコンセプトも最初からあったんで、順番的には難しいんですが「宝島」です。

――なるほど。このプロジェクトが動き出したのはいつごろでしょうか?

竹下氏:2005年の秋くらいですね。そこから基礎研究に半年かけて、基本制作を行って、実際に作り出したのは1年前くらいからです。

――先ほど、本作をプレイさせていただきまして、謎が解けた時の気持ちよさが魅力の1つだと感じたのですが、制作する上でどのような点に苦労しましたか?

竹下氏:苦労といえば、全部苦労したんですが(笑)。謎解きの企画を立てる上で、因果関係を明らかにして、しっかり理由付けしていないといけないというのがあったんです。そういうベースを作って、そこにステージごとのコンセプトを定めて作っていったので、理由付けをしっかり構築するまでは、全体的に大変でしたね。他にも大変だった点をあげるなら、背景においてシンプルで美しいビジュアルを目指したことも苦労しました。

――謎解きの部分だけでなく、背景やキャラクターといったビジュアルも注目してほしいと。

竹下氏:今まで、主に雑誌やWebを使って静止画でお伝えしていたと思うんですが、実際の映像をしっかり見てもらいたいですね。本作では他のゲームよりも背景を担当する人数を増やしており、すごく細かいところまで作りこんでいます。またキャラクターのモーションもよくできているので、注目してください。謎解き以外にもキャラクターの個性分けなどもしっかりできていて、いいものに仕上がっていますよ。

――温かみのあるグラフィックが特徴的な本作ですが、本作のターゲットは、どういった層を考えているのでしょうか?

竹下氏:Wiiに期待する人すべて、と言ったらちょっと大きい意味合いになりますが、若い人から大人まで、大人から子どもまで、男性でも女性でもという、年齢層では区切らないものを目指しましたね。

――ここを見てほしい、ここを楽しんでほしいというのは、どういったところでしょうか?

竹下氏:謎解きをまずは楽しんでほしいんですが、できれば皆で本作を遊んでほしいですね。1人でプレイしてもいいんですが、複数人でやると盛り上がると思うんで。皆で謎解きをやるのは楽しいと思いますし、謎解きが得意じゃない人も口を出すことができるので、それはそれで楽しいと思います。

――プレイヤー同士で対戦するゲームとは違い、操るのは1人だけど皆で知恵を出し合って謎を解く楽しみはありますよね。

竹下氏:皆でワイワイ言いながら楽しんでもらう。そういう今までとはちょっと違う遊びをやってくれたらいいですね。

――では最後にユーザーの方へ一言お願いします。

竹下氏:この作品の謎解きは、大きい流れの中で連鎖しています。それが解けた時は、単純にわかりやすいおもしろさがあるんでぜひ頑張って謎を解いてください。Wiiのゲームは、Wiiリモコンの使い方が定義されていて、それに従ってゲームを遊んでいくのが多いと思うんですけど、Wiiリモコンを使ったアクションがあって、それらのアクションが謎解きにつながってくるところを楽しんでもらいたいですね。「いろいろなアトラクションが家に来た!」というような感じの、バーチャルな遊園地のような感覚。遊園地というと大げさかもしれませんが(苦笑)、そういうアトラクション的な部分はよくできていると思うんで、楽しんでもらえたらうれしいです。


本作の魅力を語ってくれた竹下プロデューサー。プロモーションの難しさを語る場面もあったが、「遊んでもらえばおもしろさは伝わると思う作品になっています」と自信をのぞかせていた。


(C)CAPCOM CO.,LTD. 2007 ALL RIGHTS RESERVED.

データ

▼『宝島Z バルバロスの秘宝』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii
■ジャンル:AVG
■発売日:発売中(2007年10月25日)
■価格:6,090円(税込)

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■関連サイト
『宝島Z バルバロスの秘宝』公式サイト
カプコン


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