本日11月25日最初のステージイベント「ラジオ電撃大賞主催スペシャルイベント」が開催された。
このイベントで司会を担当したのは、声優の森田成一氏と、グラビアや女優として広く活動している秋山莉奈さんの2人。2人は、文化放送などで放送されているラジオ番組「電撃大賞」のパーソナリティも担当している。まずは「電撃王子」を自称する森田氏が「王子」風の出で立ちで登場し、「これは私服ですから!」と観客にアピールして会場を笑わせていた。
続いて、秋山莉奈さんが黒い布に身を包んで登場。黒い布を脱ぐと、「撲殺天使ドクロちゃん」の”ドクロちゃん”スタイルに! 鋼鉄バットを持って「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」と歌い上げていた。
ここで森田氏から、イベントの趣旨が「プリンス決定戦」だということが告げられた……のだが、秋山さんがそれをストップ。「(森田さんの台本を指して)そのプリント古いんですよ」とバッサリ斬り捨てて、本来のイベント趣旨が「屈斜路プリンス決定戦」だと改めて発表した。森田氏と、この後登場するスペシャルゲストが対戦して、その勝者が北海道・屈斜路プリンスホテルの宿泊券をゲットできるという。どうやら、ちょっとした「プリンス」違いだったようだ。
スペシャルゲストとして登場したのは、声優の吉野裕行氏と遊佐浩二氏。2人が登場すると、観客の女性たちから大きな歓声があがり、それを見た森田氏が「さっきと(声の大きさが)違うじゃねぇか~!」と暴れる一幕も。
対決は2種目。まず1つ目は「そっくりSHOW」で、指定されたシチュエーションのセリフをいかに再現できるかを競うもの。判定は観客に委ねるという。課題内容は、「座薬を入れたまま登壇して挨拶する校長先生」など、(通常時のラジオ「電撃大賞」よりマイルドだったものの)相変わらずの濃いテイスト。1回戦では吉野氏と遊佐氏が直接対決することになり、森田氏から「どっちが先に自分の役者人生をムダにするのか」などとからかわれていた。「そっくりSHOW」では、最終的に遊佐氏が勝利して観客から喝采を浴びていた。
続いては「カッコイイ台詞対決」。やはり1回戦は吉野氏と遊佐氏の対決となり、「かえるピョコピョコ~」などの早口言葉をいかにカッコよく言うか(もしくはネタに走るか)を競い合っていた。吉野氏が「庭には2羽~」という早口言葉の時に、本人が気付かぬまま「庭」を「にゃー」と発音したことが、観客から「カワイイ!」と大好評。1回戦を勝ち抜いた後、続く2回戦も森田氏を圧勝で破っていた。
こうして2つの対決の結果、吉野氏と遊佐氏が1勝ずつで横並び。「2人で一緒にプリンスホテルに泊まれば?」と話す森田氏を尻目に、最終決着を観客の判定に任せようとする。ところが、会場の判定も互角だったため、最後は森田氏もまじえてジャンケンで決着をつけることに……。
ジャンケンでは吉野氏が勝って、誰もが「優勝」と思ったところ、吉野氏が「一抜け!」を宣言。どうやら吉野氏は、プリンスホテルに泊まる気がもともとなかった模様……。結局、遊佐氏と森田氏のうちジャンケンに負けた方が「優勝」という奇妙な展開に。森田氏がジャンケンに勝ったため、イベントの勝者は遊佐氏に決定した。
最後にコメントを求められた吉野氏は、「楽しかったけど、よくわからないうちに終わった……」と複雑な表情。また、遊佐氏は「「宮野・遊佐の鋼鉄三国志~らじお伝~」や「週刊・遊佐浩二」も聞いてくださいね」と、ちゃっかり自身が出演している番組をアピールしていた。森田氏が「ラジオの方もゆるーくやってますので、ぜひ聞いてください」と、ラジオ「電撃大賞」をプッシュして、イベントは終了した。
司会を務めた森田成一氏(写真右)と秋山莉奈さん(写真左)。秋山さんは”ドクロちゃん”のコスプレで観客を沸かせていた。
ゲストの吉野裕行氏(写真右)と遊佐浩二氏(写真左)が登場すると、会場から黄色い歓声が!
対決のトーナメント表には、何やら有名な海外俳優の名前も……。もちろん、海外俳優の出演はナシ。
「そっくりSHOW」では、シチュエーションを如実に表したイラストがスクリーンに映し出された。独創的(?)なイラストで、会場は笑いの渦に包まれた。
遊佐氏や吉野氏による「カッコイイ台詞」が生で堪能できた。聴くことができた会場の女性たちは、みなウットリ。
森田氏の策略でハレンチな単語を気づかずままに言わされた秋山さん。「今日は最悪ですッ!」と叫ぶ場面も……。
ジャンケンで栄誉を勝ち取った遊佐氏。目録には、先ほど「そっくりSHOW」で映し出されたものと似たようなイラストが描かれており、遊佐氏&吉野氏は大盛り上がり。
データ
■「電撃15年祭」概要
【開催期間】2007年11月24日、25日
【開催時間】各日10:00~17:00(予定)
【開催会場】千葉県・幕張メッセ(9、10、11ホール)
【入場料】無料
■関連サイト
・ラジオ「電撃大賞」
・メディアワークス