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2007年11月27日(火)

菅沼氏や吉野氏らが出演する「ブレスレス・ハンター第2巻」声優コメント・ドラマ編

 女性向けCDレーベル・Luv Recordsより12月26日に発売される、ドラマCD「ブレスレス・ハンター 第2巻」のドラマパートの収録が行われた。


 「ブレスレス・ハンター 第2巻」は、葛西伸哉氏原作「ブレスレス・ハンター」シリーズ(HJ文庫刊)をもとにしたドラマCD第2弾。未知の怪物“ブレスレス”に妹を殺された“櫂原優毅”と、妹の恋人だった“高出水勇生”が、“ブレスレス”を巡る戦いに身を投じていくという内容のハードアクションストーリーだ。第2巻からは、新キャラクター“雨月鎮”や“鴨志田雅文”らもストーリーに絡んで、2人の“ユウキ”の物語はさらに加速していく。

 本CDには、ドラマ「ブレスレス・ハンター」第2話に加え、ミニドラマも収録。カリスマホスト“雨月”を加えた、ホストクラブ「STAB」での新たなパロディドラマが展開する。この他、“優毅”のイメージソング「Reason」も収録されるとのことだ。

 今回、“櫂原優毅”役の谷山紀章氏、“高出水勇生”役の菅沼久義氏、“村瀬豪”役の吉野裕行氏、“雨月鎮”役の杉山紀彰氏、“鴨志田雅文”役の竹本英史氏の5人に、ドラマパート収録後の感想を伺ったので以下に紹介しよう。


――収録を終えられての感想をお願いします。

菅沼氏:第1巻では“櫂原優毅”がメインでしたが、今回は“高出水勇生”視点で、モノローグもあったし見せ場もちゃんとあったので、すごくうれしかったです。“勇生”は“ブレスレス”のオリジナルを倒すという目標があるので、今後はそこに向かって進んで行くのではないかと思います。

谷山氏:今回の僕は、“高出水”くんの若さゆえの突進力を受け止める役どころでした。彼が家出少年になったのを、優しく受け止めてあげたにもかかわらず、最後はちょっと決裂してしまいます。あんなにかわいがってやったのに……。

吉野氏:“村瀬”は、常に誰かに絡んでいるキャラクターですが、“ブレスレス”との戦いでもいいとこなし……残念! 次回、挽回したいと思います。

杉山氏:僕はラスボスチックな登場をしているのですが、“雨月”が直接ハンターたちと決着をつけたわけではないので、今後また友だちのフリして裏でいろいろやるのかなと楽しみにしています。

竹本氏:お父さんの仇を取ろうという、最近ではめずらしい孝行息子“鴨志田”ですが、仇は取れず! 無念! 第3巻以降でなんとか挽回したいと思ってます。(周囲から「あんた死んどるがな」というツッコミ)うるさい、うるさい! 死んでない!


――第2巻からの新キャラクターを演じたお2人に伺います。ご自身が演じたキャラクターの印象を教えてください。

杉山氏:“雨月”は落ち着いているがゆえに何を考えているのかよくわからない面があって、その辺りをどう表現しようか考えながら演じました。友だちや先輩と接している時の物腰やわらかいフレンドリーな“雨月”と、その裏で何か企んでいる時の“雨月”とで、二面性のあるキャラクターだと思います。

竹本氏:“鴨志田”は途中でバケモノになるのですが、まっすぐな気持ちの青年そのもので、性格が悪くなったりねじれたりしないという、いままで演じたことがないような敵役だったので、そのあたりがすごく新鮮でした。


――本編やミニドラマを通して、印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

菅沼氏:僕が家出して“優毅”の家に押しかけたシーンです。他のシーンと違ってすごく日常的な会話だったから。聞き方によっては怪しく感じるニュアンスもあるので、そういう楽しみ方もあると思います。

谷山氏:“優毅”が初めて「幻銃(ガン・ファントム)」を撃つことができ、発射後の快感を味わってしまったシーンですね。立派な「幻銃」をお持ちだったのに、今まで使い道がなかったんですが、ようやく射出しました。

吉野氏:僕としては「5万テーブル」です。菅沼くんが言い間違えただけなんですけどね。「5万テーブル」と言ったその瞬間に現場が止まりまして、とても和気あいあいとした空気が流れて……。現場の雰囲気という意味で、おもしろい場面がありました。

杉山氏:“鴨志田”に悪の誘惑といいますか、「こういう力があるんだけど」と言うシーンですね。“鴨志田”の純粋な思いを弄んでいて、キャラクターの色がはっきり出ているシーンだと思います。

竹本氏:今回の事件の発端である謎の連続殺人事件、その原因は何だろうと皆で語り合うところです。「格差社会」! 皆さんぜひとも覚えてください、「格差社会」ね! 前首相にもぜひ聞かせてあげたかったこのCDドラマ! SFでもサスペンスでもない、この社会派的なところ。“鴨志田”が、ジャーナリスティックとは何かを強く訴える作品になっております!(一同笑)

――最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

菅沼氏:そろそろストーリーも佳境に向かっています。1巻、2巻を聞いていただいた皆さんは、そのまま最後までこの物語を聞いてもらえたらうれしいです。最後までよろしくお願いします。

谷山氏:1巻をまだお持ちでない方は1巻から通して聞いていただければ、より深くこの世界が楽しめると思います。おまけの付いた盛り沢山でお得感のあるCDドラマですので、ぜひお買い求めください。

吉野氏:2巻をお買い上げいただいた方、ありがとうございました。こんな作品でございます。さあ、3巻ではついにあの人が登場! お楽しみに~。気になる人は、聞いてくれ!

杉山氏:先程お聞きしたら3巻かどこまでかはわからないですが、続くということですので、やっぱり1巻から通して皆さんに聞いていただけたらなと思います。

竹本氏:“鴨志田”はこの巻だけの登場ですが、僕の魂はこの作品に置いて行きますので! (一同から「迷惑だよ~」、「竹本イズムはいらないよ」などの声)迷惑ってなんだよ! え、いらない? ……ということで第2巻、お楽しみください!


ドラマパートの収録に参加した声優陣。前列左から、杉山紀彰氏、菅沼久義氏、谷山紀章氏、吉野裕行氏。後列左から、臺奈津樹さん、馬場圭介氏、竹本英史氏、庄司宇芽香さん。





(C)2007 Shinya Kasai

データ

▼「ブレスレス・ハンター 第2巻」
■発売元:Luv Records
■販売元:ビートニクス
■品番:BNLV-1007
■発売日:2007年12月26日
■価格:3,000円(税込)
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