2007年12月14日（金）

12月21日発売のPC用AVG『ソルフェージュ』出演キャスト8名のコメントをお届け！

　12月21日に工画堂スタジオから発売されるPC用ソフト『ソルフェージュ』。そのアフレコに参加した声優陣のコメントを紹介していく。

　本作は、由緒ある女子校「桜立舎学苑（おうりつしゃがくえん）」の音楽科を舞台にした物語。主人公“宮藤かぐら”の日常を軸にしたアドベンチャーパートと、実際にキーボードから入力することで音楽を擬似的に演奏していくミュージックアクションパートの2つから構成されており、プレイヤーは2つのパートをこなしながら、学苑での生活を通じて女子学生たちと絆を深めていくことになる。

　今回コメントをいただいたのは、“宮藤かぐら”役の榊原ゆいさん、“高屋すくね”役のたかはし智秋さん、“幸村ちほ”役の伊月ゆいさん、“天野まり”役の今井麻美さん、“垣之内雅”役の今野宏美さん、“二条院琴美”役の藤田咲さん、“フローレンス="M"=スミス”役の笹島かほるさん、“高屋葵”役の稲田佳乃香さんの8名。本作の発売を楽しみに待っているという人は、ぜひコメントをチェックしておこう。

――今作品のアフレコの印象は？

榊原さん：共通ルートを終えたら、それぞれのヒロインのルートに入るわけですが、1人のヒロインの物語が終わったら、また同じ分岐の日に戻って他のヒロイン……という、主人公ならではの感覚が味わえて楽しかったですね！　少し甘えたかわいらしい、ついかまいたくなってしまう“かぐら”のキャラは、意外とすぐにつかめたので順調に進ませてもらいました。アテレコスケジュールは5日間取っていましたが、3日で終わったところを見ると、“かぐら”は自分の中でやりやすかったのかなぁと思います！

たかはしさん：“すくね”様の感情的になるセリフで、怒っているのだけれど、穏やかさをキープする芝居が結構難しかったですね。

伊月さん：元気なキャラクターは久しぶりだったので、とても気合いが入りました。元気な“ちほ”ちゃんが落ち込むシーンの落差がむずかしかったです。

今井さん：言葉の裏に隠された気持ちの揺れを楽しみながら演じました。自分のキャラクターを知る前にWebでキャラクターを見て、“まり”ちゃんカワイイなぁ…と思っていたので、役名を聞いて嬉しかったです♪

今野さん：「内心はプライドが高くて意地悪」、「いつもはいい生徒を演じている」、「演技力は高く、周囲の人間を見事に欺いている」……“雅”さんのそんな性格があまり演じたことがなかったのでとても楽しかったです。

藤田さん：とても楽しく優雅に演じさせていただきました。“琴美”はとてもいい子なので、1言1言に美しさや可憐さが出るようにがんばりました！

笹島さん：“スミス”先生は、英語なまりだけど日本語が上手。なので、やりすぎてはイケナイ！　という所が苦労しました(笑)。後半は身振り手振りを激しくしながらすごく楽しく演じてたら、あっという間に終わっちゃいました(笑)。

稲田さん：大財閥の元当主という大変な役を頂いた時はとても嬉しい気持ちとともに、大変悩みました。やはり威厳をどう出すかが難しかったです。ですが、全体を通してとても楽しみながら“葵”様を演じることができました。特に“かぐら”ちゃんに学苑のことを話して聞かせるシーンは楽しかったです。

――印象に残ったシーンやセリフは？

榊原さん：とにかく、“ちほ”ちゃんが超食べるので……(笑)そこに笑ってしまいました。あとはやっぱり落ち込んだりする展開のシーンですね。「言わなきゃよかったのに」とか後悔の部分って、プレイヤー視点で見ると冷静に「なんで言っちゃうの！？」って思うんですけど、自分のことに置き換えると「あの時あれをしてしまったから……」、「あの言葉を言わなければ……」っていうのは実際誰もがあると思うんですよ。かわいらしい中にある人間らしさというか、単純だけど人ってそういうものかもしれないなって思える所が沢山あって、とても共感が持てたりグッと気持ちを入れることができましたね。

たかはしさん：「シー…じっとして…」。テイク10ぐらい録りました(汗)。ニュアンスがとても難しかったです。

伊月さん：根っからの明るい子だと思っていたのですが、いろいろな気持ちのうら返しだったりして、そんな複雑な“ちほ”ちゃんが正直に心の内を話すシーンが好きです。

今井さん：“すくね”と同じ生徒会にいる優越感や、責任感から来る、“かぐら”たちとの言葉の応酬は実に楽しかったです！　そして実は“雅”や“琴美”と接している時の“まり”が一番本当の彼女に近い気がします。

今野さん：「まりさま…」と“まり”様にお声をかけるのは、とても楽しかったです。

藤田さん：「キャンパス」というコトバを「キャプテン」と間違えて読んでしまったセリフがありまして……ツボにはまってしまいました（笑）あとはわんこお汁粉！　ぜひ見てみたいです！

笹島さん：とっても生徒たちのことを考えていて、優しくていつもニコニコしている先生が、「廊下は走らない！」と怒っちゃうところがなんか好きです(笑)。

稲田さん：「あなたを待ってる者はここにもいるんですからね。それを忘れないでちょうだい」というセリフに胸の奥がじぃ～んと熱くなりました。「もしかして、成績が下がったとか言うわけではありませんよね」では、学生時代を思い出し、親の前で小さくなる自分が浮かびました。

――楽器を習っていた経験や実際に演奏活動をしているとか、または好きな楽器などあったら教えてください。

榊原さん：楽器はまったくなんです……。なのに作詞作曲をしているというのは本当に変なんですけど、自分が奏でられる楽器は……やっぱり「声」かなと！　歌声ってよく妖精の表現で使われたり、歌姫という呼び名があるように、楽器が弾けるというよりも、ある意味声を操れるというのは魔力的なものがある気がして……っていいように解釈してみたり(笑)。
　好きな楽器は弦楽器ですね。あの音色が演奏に入っているだけで世界が広がって強弱が気持ちよく体に入ってきて、自然に弦の音色を耳で追ってしまいます。

たかはしさん：このお話にも出てくる「フォルテール」！　ぜひ音色を聴いてみたいし、弾いてみたいです。

伊月さん：小さい頃はエレクトーンを習っていたので鍵盤にはなじみがありました。でも「フォルテール」が本当にあったら、すごく弾いてみたいです!!

今井さん：子どもの頃トランペットやピアノを習っていましたが、今ではもう……。がっくし!!　私は歌う方が好きでしたね。

今野さん：ピアノを習っていましたが、もぉずいぶん弾いていないので、指、動かないだろうなあ～。

藤田さん：ピアノを習っていました。あと、バイオリンの音色が大好きなので、憧れています。

笹島さん：音楽が好きなので、夢はたくさんあります。ギター、トランペット、ドラム、サックス……。できたらいいナ～。あ、今は「和太鼓」にも興味アリです。

稲田さん：小学生の時にピアノとトランペットを少し習っておりました。演奏はできませんが好きな楽器は「二胡」です。

――学生時代に憧れの同級生や先輩はいましたか？　また、憧れの女性像などは？

榊原さん：私は逆に女の子にモテる方で……(笑)。昔から目立ってましたね、変わったことをするのが大好きだったので(笑)。学生時代にバレンタインにありえないくらいたくさんチョコをもらったのを、今でも鮮明に覚えています。……共学ですが(笑)。

たかはしさん：歳を重ねるごとに自分のスタイル確立していける女性は、カッコイイです。私自身もそんな女性になりたいです。

伊月さん：女子校だったので生徒はみんな女の子でした。なんでもできて、しっかりしている人にはやっぱり憧れちゃいます。憧れの女性像は……そうですね、きびしくて優しい人です(笑)。

今井さん：中学生の頃の生徒会副会長にすごく憧れていました。あ、もちろん女性です(笑)。1つしか歳が違わないのにどうしてこんなに優雅なんだろうなあ……って。あ……なんか“まり”みたいだ(笑)。憧れの女性は芯のしっかりした女性です。高校時代の部活の同級生達、みんなに憧れています。ダメダメな私をいつも見守ってくれていて。

今野さん：いろんな意味で、強い女性に憧れます。

藤田さん：いました！　すごく素敵な人でした(笑)。私も女子校だったので、“かぐら”の気持ちがよくわかるんですが、たたずまいがカッコイイ女性には憧れます。あと、演劇で男役をする子は人気がありましたよ！

笹島さん：高校生の時、部活はもういいと思っていたのに、友だちの付き添いでテニス部に行ったら、紙をポニーテールにして、カワイクて、ムチャクチャテニスが上手い先輩に「あなたも入部するの？」と素敵な笑顔で言われ、気付いたら入部してました(笑)。

稲田さん：自分の意思をしっかりと持ち、誰がなんと言おうと、はっきりと意見できる友人にとても憧れました。今もそれは変わりませんが、それに加え、反対意見であっても最初から否定せず、相手のことも理解したうえで、自分の意見を言うことができる人に憧れています。

――学生時代の友人(同性)について、友情を感じたエピソードなどお聞かせ下さい。

榊原さん：「あうんの呼吸」というか、返してくれる言葉や行動が自然に自分に乗っかってきてくれたり、一緒に共有している時間が心地いいというのは、やっぱり親友だなって思える人なんだなと。その時間一緒にいて「楽しい」とか「落ち着く」とか、形は色々あると思いますが、自分に無理なくさらけ出せる相手で、それを受け入れて相手も自分をさらけ出してくれるのって、恋人同士とはまた違った絆で、とても素敵なことなんじゃないかなって思いますね！

たかはしさん：やはり、1つのことを一緒に頑張ってた友人達とは、深い絆が生まれますよね。これは学生時代とか、性別などは関係ないかもしれませんが。そういう仲間たちを、今でも大切に思っています。

伊月さん：会わなくなって随分たっても、毎年誕生日はメールくれたりして、そういうのって友情かなぁって思います。数年ぶりにあっても、久しぶりな感じじゃなかったりします。

今井さん：親友とよく旅行に行きますが、海外に行くなら彼女と一緒がいいなあ……といつも思います。とにかく楽しい！　頼りになる!!　彼女と出逢ってはや10年。今でも会うと新鮮な感覚が。それが友情を維持する秘訣かな？

今野さん：私の成績が下がるのを心配して、なぜか親より厳しかった(笑)。テスト前に遊んでるよと注意され、テストが返ってくる頃には必ず電話が来るので、おかげで頑張れました。今でも、家族と同じくらい私を見守ってくれてます。いつも頼りにしてます。

藤田さん：私の親友は大変風変わりな子でして（笑）、話せば長くなるので簡潔に……。一緒に帰ってもらえるまで、ずっと猛アタックをして、3年がかりでようやく一緒に帰れるようになりました(笑)。約束しても先帰っちゃうんですよ！　友情あってこその努力だと、今ではネタにしてます♪

笹島さん：部活が朝早くて、なかなか起きれず、遅刻するとマラソンの走る距離を多くさせられてしまうのに、親友はいつも待っていてくれて、一緒に多く走ってくれていた……。本当、あの時はごめん！

稲田さん：家庭科の課題が1人だけ終わらなかった時、真っ暗になるまで一緒に学校に残ってくれたこと。その帰り道は、とても幸せな気持ちでいっぱいでした

――PCは持っていますか？　持っている場合は、何に使いますか？

榊原さん：持っています。主に仕事です(笑)。コレがないと生きていけません！　でも、開くウインドウを全部ピンクにカスタマイズしたりとか、デスクトップの壁紙はピンクの薔薇にしたりとか……仕事として使う中にも、自分のこだわり（趣味？）が沢山つまっています。

たかはしさん：最近買いました！　極度のメカ音痴なので使いこなせるか心配です(笑)。

伊月さん：3台＋ノートPCがあります。ネットサーフィン用とネットゲーム用に分かれてます！　『ソルフェージュ』はネットゲーム用のPCでプレイします。

今井さん：仕事ですね～。ワードもエクセルも無いと困る！ただ……Vistaが慣れなくて……。新しいものに適応するのが大変です。

今野さん：持ってないです。

藤田さん：持っています。もっぱらブログ更新に使ってます。

笹島さん：行きたい場所の地図や調べたいことを検索することが多いですね。後は、ブログとかかな？　……最近、ゲーム、やってないナ～(苦笑)。

稲田さん：持っていません。

――ファンの方やプレイする方にメッセージをお願いします。

榊原さん：「音ゲー」ですが、色んな魅力がつまった『ソルフェージュ』。男の方が多いかもしれませんが、お嬢様女子校の雰囲気を味わえるおもしろいゲームだと思います。ストーリーも音も関わっている贅沢な関わり方の榊原としては、ファンの方にも贅沢にゲームを味わっていただきたいなぁと思います！　何度も繰り返し楽しんでいただけると嬉しいです！

たかはしさん：音楽とともに奏でる、美しい音色の百合Loveストーリー！　皆様乞うご期待!!　「さぁ、一緒に歌いましょう」。

伊月さん：ストーリーがとても素敵で、私も涙ながらに台本を読んでました。ゲームが終わるまでにたくさんの感情が心の中をかけ巡ると思います。この冬一押しのゲームです(笑)。ぜひプレイして下さいね！

今井さん：女の子同士の他愛のない会話が胸をほこほこさせてくれる作品だと思います。“まり”は“まり”ルート以外もプレイしてくださると、彼女の本当の魅力が見え隠れすると思うので、ぜひ全ルート制覇して下さいね！

今野さん：とてもかわいらしいイラストで……。女の子のいろんな思いや友情もとてもキラキラしていて、演じている私も楽しかったです。ぜひ、みなさんもプレイして楽しんでいただけたら、うれしいです。

藤田さん：『ソルフェージュ』は女子校ならではの「友情」や先輩との心の交流を美しく、そして暖かく描いた素敵な作品だと思います。“かぐら”ちゃんと一緒に揺れる乙女心を、そして美しいフォルテールを体験してください。“琴美”は天使のように清らかな心を持った子です。癒されてくださいね☆ミ

笹島さん：「フォルテール」……。ほ～ら、気になる響きでしょ～？(笑)　私も……先生としても、いろいろ気になるゲームです。ぜひ、プレイして楽しんじゃいましょう！　私もやりた～～～い!!

稲田さん：上品でとても落ち着きのある“葵”様がワンシーンだけ興奮しております。さて何故でしょう？　正解は、ゲームをプレイしてお楽しみください。

――ありがとうございました！