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2007年12月19日(水)

能登さんの珍発言で萌えの心を取り戻せ!『式神の城III』発売記念イベントレポート

 アークシステムワークスは、Xbox 360/Wii用STG『式神の城III』の12月13日発売を記念して、「『式神の城III』購入者対象スペシャルイベント in 秋葉原」をメイドダーツバー「LITTLE PSX」で12月15日に開催した。

 『式神の城III』は、アーケードで人気を博した弾幕シューティングゲームのXbox 360&Wii移植作品。プレイヤーは10人の霊能力者から1人を選択、操作して、ステージクリアを目指す。プレイモードも豊富に用意されている他、Xbox LIVEを使用したスコアランキングも搭載。各ゲームモード別、難度別のランキングを見ることができる。

 イベントは、プレゼント抽選会とトークイベントの2部構成で行われた。今回は、トークイベントの模様をお届けするので、残念ながら参加できなかったという人も、チェックしてほしい。

 メイドダーツバー「LITTLE PSX」に詰め掛けたイベント参加者の前にコミック版「式神の城」の脚本を手掛ける是空とおる氏、原作者の芝村裕吏氏、アルファシステムの代表取締役社長の佐々木哲也氏が登場。佐々木氏が「開発が忙しすぎるので、社長の自分が来ました(苦笑)」と今回の参加経緯を説明すると、2人から「オブラートに包め!」と突っ込まれながら、イベントは幕を開けた。
 開発秘話を聞かれた佐々木氏は、「『式神の城』は、韓国で作りました。ところが後半うまくいかないところが出てきたので、日本のスタッフが韓国に飛びました」と披露。その時に日本にいるスタッフとの連絡を携帯電話で行っていたところ、料金が10万円に達してしまい、大変な目にあったという。続いて、出演声優陣が豪華な話になると是空氏は「声優を誰にしたいかスタッフに聞いたところ、ものすごい人たちばかりがリストで上がってきて「できるか~い!」と思ったら、うっかりできてしまい、こんだけ豪華な面子が揃いました」と当時を振り返っていた。続けて「次作の『式神の城IV』は出るのですか?」という質問が佐々木氏に送られた。コレに対して佐々木氏は「現在の市場でSTGは売り上げが厳しい。アルファシステムは開発会社なので受注がないと作れないが、もし可能ならば人数を揃えて作りたい」とコメントしていた。

 ここでもう1人のゲストである声優の能登麻美子さんがイベントに参加。能登さんの演じる“城島月子”は、プレイヤーの選択したキャラクターによって性格が変化する敵キャラクターということで、演じる上で苦労もあったという。能登さんは「可憐でやさしい少女の時もあれば、妖艶でエロい感じの時もあって難しかったです」と話したあと、「このお話をもらった時点でラスボスということをお聞きしていたので、すごいキャラクターというイメージがあったのですが、収録時は実際にすごい現場でした」と続けた。
 次の「ゲームを普段プレイしますか?」という質問に対して「2Dのころはやっていたんですが、3Dになってからはやってないですね。この前Wiiの体感スポーツゲームをやりました。あと先日、ビンゴ大会でDSをもらったのでこれからやろうと思います」と能登さんは発言。これに対して芝村氏は、「2Dに3Dですか?(笑)。能登さんはコメントがかわいいですね! 枯れていた萌えの心を取り戻しました」と大興奮であった。

イベントに登場したのは左から佐々木氏、能登さん、芝村氏、是空氏。「ここはカットしてください」というオフレコトーク連発で、会場は終始笑いにあふれていた。

能登さんは2005年に発売されたAVG『式神の城 七夜月幻想曲』でもかかわっていたという。是空氏が「当時の開発状況はすごくて、毎日徹夜でしたね(苦笑)」と話すと、佐々木氏から「是空も芝村もいつ寝ているだろう? って思うよね」というコメントが飛び出した。コレに対して芝村氏と是空氏は「お前のせいだろ!」と反撃。人事のように言う佐々木氏に大きな声で突っ込み、会場を爆笑させた。

この他にも箱の中にある紙を引いて、そこに書いてある質問に回答する「おみくじトーク」のコーナーも。こちらでは、「クリスマスになったら、サンタさんに何をお願いしますか?」という質問が能登さんを直撃。どんなものを欲しがるのかと会場中が注目する中、飛び出したのは「毛布が欲しいです。買ったものが薄くて寒いので……まあサンタさんにもらわなくても買えるんですが、聞かれてパッと出てきたのは毛布です」という回答であった。

 参加者から募集を募りスコアアタックを競い合う「『式神の城III』ユーザー代表スコアアタック大会」は、「エクストリームモード」で3分間という制限時間で実施。この「エクストリーム」は、敵がやられた際に弾を打ち返してくる難易度の高いモードで、まず最初に能登さんがチャレンジすることに。「シューティングゲームをプレイするのは、ほぼ初めて」と語った能登さんだったが、華麗に弾幕を避けているうちに「燃えてきましたよ~!」と発言しながら、デモプレイを披露した。

デモプレイを始める際に「コントローラはこうやって握ります」と説明した能登さん。ゲームがプレイしているうちに「コツをつかんできました」と言っていたが、あえなく撃沈した。なお是空氏は弾を回避できるボムなどについては説明しなかった。同氏いわく「言わないほうがおもしいと思って(笑)」とのこと。

スコアアタックには、10年くらいSTGをやっていないという人や、幼少のころに父親から『ゼビウス』を叩き込まれたという女性ユーザーなどが参加。中でもスタッフのツボをくすぐったのはユーザーが発言した「この作品の前にやったSTGはファミコンの『頭脳戦艦ガル』です」というものであった。なお優勝したのは、『頭脳戦艦ガル』でシューティングの基礎を作った(?)参加者。優勝者には、トロフィーとイベント会場の「LITTLE PSX」商品券6,000円分が、参加者した3人には同じく商品券1,000円分が贈呈された。

 続く「お宝争奪 ジャンケン大会」では、今日のゲスト4人のサイン入り「複製原画」をかけて、佐々木氏と参加者でジャンケンが行われた。なんでも佐々木氏は「ジャンケンキング」の異名を持つ剛の者だという。佐々木氏は「100人以上いるイベントで、2回で全員沈めました!」と言い、ジャンケンがスタート。2回で残り人数が4人になったので、残った参加者同士でジャンケンを行い、勝ち残った2名に能登さんから貴重なグッズが手渡された。

 最後に出演したゲスト陣は「収録は随分前に行ったのですが、今日は皆さんの顔がはっきり見えるイベントに参加できてよかったです。ゲームを楽しんでもらえれば幸いです(能登)」、「店舗特典のテレカが欲しくて、ソフトを5本も買いました(笑)。“ふみこ”を使うと他のキャラクターのイラストを見えるので楽しんでください(是空)」、「イベントで『ゼビウス』や『頭脳戦艦ガル』の名前を聞くとは夢にも思いませんでした。今日はどうもありがとうございました(芝村)」、「声優さんとイベントをやるのは初めてでして(※芝村氏「社長だから普通はやらないんだよ」)、TVで聞いているあの方かと思いました。生声を聞いたあとに、ゲームの声を聞かれるとこれまでとは違った楽しみができると思います(佐々木)」と参加者にメッセージを贈って、イベントは終了となった。

是空氏が「30人なんて瞬殺だぞ!」と言いスタートしたジャンケン大会。ちなみに1回目のジャンケンでゲスト陣は全滅し、苦笑いであった。芝村氏は「会社の社長に必要なのはリアルラックです。彼を見ていると痛感します(苦笑)」と続けた。

本日のイベントに参加したゲストの方々。左から佐々木氏、能登さん、芝村氏、是空氏。またイベントの後には、ゲストもプレイを楽しんでいた。


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データ

■「『式神の城III』購入者対象スペシャルイベント in 秋葉原」概要
【開催日時】2007年12月15日15:00~16:00と17:00~18:00の2回公演 ※既に終了
【内容】出演者によるトークショー、式神の城III原作者&コミック作家登場トークショー、『式神の城Ⅲ』ユーザー代表スコアアタック大会、プレミアムグッズ争奪『式神の城III』大じゃんけん大会」
【出演】(敬称略)
 ・是空とおる
 ・芝村裕吏
 ・佐々木哲也
 ・能登麻美子
 ・宇佐美友紀

▼『式神の城III』
■メーカー:アークシステムワークス
■対応機種:Xbox 360/Wii
■ジャンル:STG
■発売日:発売中(2007年12月13日)
■価格:6,090円(税込)

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■関連サイト
『式神の城III』公式サイト
LITTLE PSX
アークシステムワークス