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2007年12月19日(水)

「錯覚」を利用した摩訶不思議なパズルゲーム『無限回廊』がPS3とPSPに登場

 SCEは、2008年春に『無限回廊』をPS3(PLAYSTATION Networkで配信)およびPSP用ソフトで発売する。価格は未定。



 本作は、「錯覚」をテーマにしたパズルゲーム。プレイヤーは、視点を動かすことで錯覚を引き起こし、歩き続ける“不思議な人形”を導いていくことになる。本作がどのようにして「錯覚」を利用することになるのか、画像を用いて具体的に説明していくので以下を参照してほしい。

3Dに浮かぶステージ。左写真のままでは行き止まりになってしまうが、視点を移動することで右写真のように道が繋がり通れるようになる。ステージの構造は変わっていないが、本作では「どのように見えているか」ということが真実(ルール)になる。

足場が途切れているため、写真左のままでは向こう側の足場に移ることはできない。しかし、視点を移動させて柱の影にその部分を隠してしまえば道が繋がっているように見え、通ることができるようになる。

こちらも上記と似たような手法を用いる。視点を移動して穴を隠してしまえば何もないかのように通過可能だ。

写真左のままでは穴に落下してしまうが、視点を少しずらしてやると、本来の3Dの世界ではありえない場所だが、着地が可能となる。

最後は少し難しい。手前に見える円がジャンプ台になっているのだが(写真左)、このまま進んでも上の足場に跳び上がることはできないことがわかるだろう。しかし、また視点を回転させることで、1番上の足場とジャンプ台が直線上に並び、跳び乗ることができるようになる。


 本作に収録されているゲームモードは、PS3版とPSP版で異なる。2つのハード共通のゲームモードが、さまざまな形の回廊(ステージ)を前述のルールを使って、歩を進める人形がステージの各所に現れる影(エコー)を通過するための道を切り開いていくモード。そしてもう1つが、ステージを自由に作成できるモードだ。作成したステージはユーザー同士で交換できる他、公式サーバにアップロードし、より多くのプレイヤーと共有することも可能。ステージの追加は、PLAYSTATION Storeを通じて行われる。
 また、タイトル画面ではこれまでのプレイのリプレイが繰り返し再生される仕様となっている。弦楽四重奏の格調のあるBGMを背景に、不可思議な錯視体験を楽しもう。

 なお、PS3版とPSP版では基調となるカラーが異なる。PS3版は白、PSP版は黒がイメージカラーとのことだ。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

データ

▼『無限回廊』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3、PSP
■ジャンル:PZG
■発売日:2008年春
■価格:未定

■関連サイト
SCE