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2007年12月21日(金)

『雨格子の館』から1年――再び惨劇が始まる!『奈落の城一柳和、2度目の受難』

 日本一ソフトウェアは、2008年3月6日にPS2用ソフト『奈落の城 一柳和、2度目の受難(以下、奈落の城)』を発売する。価格は7,140円(税込)。


 『奈落の城』は、2007年3月8日に発売されたPS2用AVG『雨格子の館』の続編。日本一ソフトウェアと、PS2・DCで人気を博した探偵AVG『MISSINGPARTS』を手掛けたフォグが共同で制作を行う本格的な推理アドベンチャーゲームだ。

 今作では、ヨーロッパの山奥にある古城を舞台に、不可解な怪奇現象や陰惨な殺人事件が巻き起こる。プレイヤーは、主人公“一柳和(いちやなぎなごむ)”となり、売れない俳優の友人“日織(ひおり)”の協力を仰ぎながら、事件解明に乗り出すことになる。
 初報となる今回は、物語のプロローグと本作の登場人物を紹介していく。


【プロローグ】

 “和”は、知り合いの役者“日織”の誘いで、ヨーロッパの山中に建造された“日織”の知人がいる城へ遊びに行くことになる。ところが、城に到着した“和”は、その外観に困惑してしまう。城は、山間の渓谷に埋められた形で作られており、入り口につながるのは1本の吊り橋だけだったのだ。

 城に到着した2人を出迎えてくれたのは、“日織”の知人で、若くして城の当主を務める“アルノルト”とその執事。彼らから歓迎を受けた“和”は、応接室で他に招かれた貴族や“アルノルト”の主治医と顔を合わせる。高貴な身分の人々と会話することで緊張続きの“和”だったが、“アルノルト”との会話から、「雨格子の館」の持ち主“ルロイ伯爵”の末裔が“アルノルト”であることを知る。

 さらに“和”と“日織”は、欧州中世史を研究しているという“ヴィンセント”教授から不穏な話を聞く。教授によると、初代“ルロイ伯爵”は黒魔術師で、たびたび悪魔召喚の儀式を行っていたという。この城は、儀式の失敗により悪魔に取り憑かれた少年を幽閉するために立てられたとのこと。息子を捜し求めた母親も城で力尽き、今も幽霊としてさまよっているらしい。この話を聞いた“日織”は「古い城によくあるオカルト話」だと一蹴するが、“和”は一抹の不安を感じずにはいられなかった……。

 そうするうちに、城へ招かれた客が全員揃う。彼らが食事を済ませ、全員が談話室に集まったところで突然停電に! そして、辺りから聞いたこともないしわがれた奇妙な声が響く。

「――怨念が強くなってきておるのう」

それは、これから起こる殺人劇の序曲だった……。



【登場人物】

一柳 和(いちやなぎ・なごむ)
167cm/58kg/21歳
「死んだじいちゃんの座右の銘だったんだ!
“幽霊の正体見たり枯れ尾花”って!!」
 本編の主人公。恐がりで気が弱い。根っからの巻き込まれ体質で、気が付くと途方に暮れるしかない状況に陥っていることが多い。

日織(ひおり)
178cm/90kg/26歳
「はいはい、落ち着いて下さいや。
あいかわらずだなぁ、和さんは……」
 売れない俳優。いつもひょうひょうとしていて、掴みどころがない。人当たりがよく親切だが、気の遣い方が人とは違うことも?

アルノルト・フォン・ルロイ(通称:アル / アルノ)
179cm/72kg/19歳
「困ったものだね。“幽霊が多すぎる”と言うやつかい?」
 とある公国の貴族で、呪われたルロイ伯爵家の子孫。幼少時に父母を亡くし、早くから爵位を継いだ青年。親代わりだった祖母も最近亡くなった。

ディートリヒ・ケステン(通称:ディーター / ティーロ)
175cm/68kg/27歳
「駄目です。そういう危険なことは私にお任せください」
 幼少時から“アル”に仕える天涯孤独の青年。ルロイ家に絶対の忠誠を誓っている。普段は冷静だが、“アル”のことになると突然心配性に。

絹也・イザーク・フォン・ルロイ(通称:ザック)
180cm/78kg/24歳
「な、なんでもない! いや、本当だから!」
 血のつながらない“アル”の従兄弟。坊ちゃん育ちでかなりの世間知らずだが、幽霊や呪いはまったく信じていない。「絹也」という名を嫌っている。

ヴィンセント・ギルモア(通称:ヴィンス)
182cm/80kg/50歳
「この館には、因縁だの呪いだのいわくつきだの
心躍る伝承が山ほどあるのだよ」
 英国出身の大学教授で、欧州中世史を研究している。普段は紳士然としているが、オカルト関連の話になるととたんに目が輝き、熱く語り始める。

クラリッサ・マイアー(通称:クレア)
172cm/57kg/27歳
「だったら横になってなさい。
とにかく休むこと。顔色があり得ない色してるわ」
 “ヴィンセント”の姪で、“アル”の主治医兼家庭教師。叔父のせいでオカルト系の話には多少詳しいが、幽霊の類はあまり信じていない。


 なお、『奈落の城』の発売日となる2008年3月6日には、前作『雨格子の館』の廉価版も発売される。タイトルは『雨格子の館 一柳和、最初の受難』で、価格は2,940円(税込)。本作には『奈落の城』の体験版がゲーム中に追加されているという。まだ『雨格子の館』が未プレイで、“和”と“日織”の出会いが見たいという人は、こちらもあわせて購入してはいかがだろうか?



(C)2008 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
(C)2007,2008 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

データ

▼『奈落の城 一柳和、2度目の受難』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年3月6日
■価格:7,140円(税込)

■『奈落の城 一柳和、2度目の受難』の予約・購入はこちら
Amazon

▼『雨格子の館 一柳和、最初の受難』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年3月6日
■価格:2,940円(税込)

■『雨格子の館 一柳和、最初の受難』の予約・購入はこちら
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■関連サイト
『奈落の城 一柳和、2度目の受難』公式サイト
日本一ソフトウェア