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2007年12月21日(金)

『Myself;Yourself』のテーマソング2曲を歌ういとうかなこさんにインタビュー

 数々のゲームやアニメのテーマソングを歌ういとうかなこさんのCD「キミと夜空と坂道と」が、10月24日に5pb.から発売された。価格は1,260円(税込)。

 いとうかなこさんは、ゲームやTVアニメのテーマソングを歌っている人気アーティスト。PS2『ひぐらしのなく頃に祭』の主題歌「escape」を今年2月に発売し、10月には、TVアニメ版とPS2版の『Myself;Yourself』のテーマソングを収録した「キミと夜空と坂道」をリリースした。

 今回、PS2『Myself;Yourself』の発売にあわせて、PS2版2ndオープニング「ivy」を歌ういとうさんにインタビューを行ったので、その模様を以下に紹介していく。


――まず最初に、この2曲を頂いた時の印象を教えてもらえますか?

いとうさん:作詞・作曲をしている志倉千代丸さんとは、2月に発売された「escape」に続いて2度目だったので、やりやすかったですね。むしろ、今回の曲は爽やかでキャッチーな曲だったので、「私でいいんでしょうか?」と思いました(笑)。かわいらしく歌ったほうがいいのかしら?と思ったんですが、「いつものままでお願いします」と言われたのを覚えています。CDに収録されている2曲はどちらも「青春」っていう感じの爽やか曲調で、普段私がやっている音楽とは違っていたのですが、仕上がったものを聞くと「これもありだな!」と。

――レコーディングは、どうでしたか?

いとうさん:いつものことなんですが、私はエンジンがかかるのに時間かかるんですよ。人によっては歌いすぎると喉が痛くなる方もいるみたいなんですが、私は逆で何度も何度も歌います。「キミと夜空と坂道と」の方は地声で張る曲なので、練習を繰り返してから収録しました。「ivy」の方は、私のちょうどいいキーのところでずっと歌えるので、楽でした。元気な曲である「キミと夜空と坂道と」のほうが苦労しましたね。でもアニメのエンディングを見たら雰囲気にピッタリ合っていて感動しました。

――TVアニメはご覧になっているのですか?

いとうさん:まだ見てないんですよ。2話だけは頂いたプロモーション用のを見たんですが、続きが気になりますね(笑)。DVDとか出たら、ぜひお願いします! アニメならDVDプレイヤーがあれば見れるんですが、ゲームの方はPS2がないとできないんでやれないんですよね。PS2版のムービーもイメージにあっていたので、お話しが気になりますね。

――今回の歌詞で、気に入っているフレーズなどはありますか?

いとうさん:「キミと夜空と坂道と」の方は、一人称が「ボク」なんですよ。それが自分のなかでは新鮮でした。自分が男の子になった気持ちで張り切って歌いました。「ivy」は、最初サビの「yeah」を元気に歌っていたんですが、そこを「もっとやさしく」と言われて、録りなおしました。サビ全体のバランスが好きで、気に入っていますね。

――2曲の聴きどころを教えてください。

いとうさん:「キミと夜空と坂道と」の方は、疾走感があって元気な曲なんだけど、ちょっとせつないところを聞いてください。「ivy」は、聴いてやさしい感じになってもらえたらいいですね。

――いとうさんについてお聞きします。元々歌手を目指したきっかけというのはなんだったのですか?

いとうさん:中学校の時は人見知りでバレーボール部だったんですよ。ところが、高校でデザイン科に入ったら「課題が多いので運動部はやめてくれ」と言われてしまったんです。それでしょうがなく軽音部に入って、遠足に行くバスのなかでカラオケでレベッカの「フレンズ」を歌ったのがきっかけでボーカルになりました。そのあとに文化祭の時にでボーカルで歌ったら、楽しかったんですよね。そこから宇都宮市内のライブハウスで歌った時に、そこのオーナーと出会い、高校を卒業してから誘われて、社会人のバンドを始めたという。だから、歌手を目指すという強い意志とかは無かったですね。「あなたは歌が上手ね、歌って」と言われて、ただ歌っていただけで。でも、歌を歌うことで友だちができたのが楽しくて、続けているうちにここまで来てしまったという。

――「東京目指して歌手になるぞ!」とかではないんですね。

いとうさん:違いますね(笑)。たまたま知り合いに「こういうTV番組があるから、ビデオを送ってみたら?」と言われ、「えびす温泉」に冗談半分で送ったら通っちゃったんですよ。それで東京にコネクションができたんです。その後、自分がバイトしていた職場が東京に引っ越すということで、自分も便乗してこちらに出て来ました。当時、知り合いが東京で活動していたので、こっちでも活動ができるようになったという。それが10年前ですよ! 10年も経っちゃったんですねえ。
 ニトロプラスの仕事をしたのも、知り合いつながりで、ZIZZの礒江俊道さんを紹介してもらって、その場でオーディションしたことから始まりました。かわいい子が歌うような歌だったら不採用だったと思うんですが、かっこいい感じの曲で、運よく受かったんですね。その時に「歌ってお金もらえる仕事ってあるんだな」って実感しました(笑)。ZIZZの皆さんも音楽で食べている人たちなので、そこに入れたのはすごくうれしいですね。彼らの影響で音楽について、仕事として考えるようになりました。でも「もっと曲を書きなさい」と教えられています。

――以前は作詞・作曲をしていましたが、自分の作った曲をまた歌いたいという気持ちはあるのでしょうか?

いとうさん:あんまりガッツを持って、作詞作曲しているという感じではないんですが(笑)、思いついた時は礒江さんに見てもらったりしています。その程度ですね。でもそれが形になると感動するんですよ。詞を書くときでも、すごくうまくいったときはやっぱり感動します。

――この作品は、高校を舞台とした物語なんですが、いとうさんはどのような学生だったのでしょうか?

いとうさん:さきほどの話しを補足する形になるんですが、私は高校でブレイクしたんですよ(笑)。それまでは無口で人見知りな女の子だったんですが、おしゃべりで活発な友だちと知り合って、調教されました。皆がいる学校がとにかく好きで、登校中に自転車を漕いでいたら、車にぶつかる事故を体験したんですよ。車が前方不注意でぶつかってきて、自転車はぺちゃんこになったんですが、病院にいったらただの打撲だったのでその後で学校へ行きました(笑)。授業が終わって家に帰ったら、親に怒られましたね。でも私は、自転車が新しくなって戻ってきたことがうれしかったのを覚えています。それくらいに学校が好きでした!

――軽音部では、どんな音楽を演奏していたんですか?

いとうさん:当時流行っていた「THE BLUE HEARTS」とか「レベッカ」とか「プリンセス・プリンセス」。あとは「PERSONZ」をやりました! 懐かしいですね。仲間と一緒にいるのが好きだったので、学校を卒業したくなかったんですよ。メンバーとはたくさん喋りましたし、喧嘩もしましたね。でも、そのおかげで人見知りを克服して、人が好きになって、おしゃべりになれました。

――そんないとうさんが、最近はまっていることはなんですか?

いとうさん:海外ドラマですね。こないだ「ツインピークス」を見終えたんですが、すごかったですね。あとずるいんですよ! 最終話が終わったあとに、他のドラマの第1話が入っているんですよ。あれは見ちゃいますよ。そんなわけで今度はそこに入っていた「ミディアム-MEDIUM-」が気になってしょうがないです。シーズン1を全部見たんですが、またずるいんですよ!(一同笑) 基本1話完結の物語なんですが、最終話は続きもので完結してないんですね! そしたら、また気になるじゃないですか!!

――(笑)。確かにそれはずるいですね。「ミディアム-MEDIUM-」って今は向こうでは、シーズン3まで終わっていましたよね?

いとうさん:日本ではWOWOWでシーズン3を放送していますね。だから、早くDVDに!(一同爆笑) 主演のパトリシア・アークエットさんの演技がリアルでまた上手いんですよね。ぜひ見てください。実在の事件をモデルにしていて、とにかくおもしろいんですけど、その反面アメリカって怖いなあって思います。あとは「フルハウス」を見ています。全然ジャンルが違うんですが、同じ日に見てたり(笑)。DVDは1日に1本までと決めているんですが……気になって次を見ちゃうとあっという間に、朝になっているという(笑)。時間があれば、きっと1日中観てますよ。

――すっかりレンタルビデオ屋の常連ですね(笑) いとうさんは、元々PC用ゲームのテーマソングを担当され、コンシューマゲームのテーマソング、そして最近はTVアニメと活動の幅を広げていますが、これに関してご自身はどのように思いますか?

いとうさん:鼻が高いです(エッヘン)。ニトロプラスの『デモンベイン』などは、最初PCゲームで次にPS2、そしてTVアニメになっているんですが、そんな時はこのチームに関われてよかったと思います。そして今回のように頂いた話しが、元々PS2やTVアニメで展開していくのも、音楽のふり幅が広くなるのでうれしいです。PCゲームで18禁だとやはり知る人が限られてしまうので。先日も友だちから「偶然TVで曲を見たよ」という連絡を受けて、うれしかったですね。

――今後の予定について、教えていただけますか?

いとうさん:今年はアルバムを出せなかったので、来年は出して色々なところに行きたいと考えています。他には、他社さんがやるライブやイベントに顔を出す予定です。

――では最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

いとうさん:物語を見終わってから聴くと、歌詞のなかにキーワードが入っているので、ぜひ確認しながら歌を聴いていただけたらと思います。物語にとって大事な存在の歌だと認識していただければうれしいです。2008年もバリバリ行くので、よろしくお願いします!


「海外ドラマ以外の趣味は、古くなった洋服をアレンジすること」だといういとうさん。本人も作品のイメージにピッタリだと話した「キミと夜空と坂道と」と「ivy」が収録されたCDは発売中なので、PS2『Myself;Yourself』をプレイして気になった人は、ぜひチェックしておこう。


(C)ささきむつみ/イエティ/Regista・Myself;Yourself製作委員会2007

データ

▼「キミと夜空と坂道と」
■発売元:5pb.
■販売元:ジェネオン エンタテインメント
■品番:VGCD-1021
■発売日:発売中(2007年10月24日)
■価格:1,260円(税込)

■収録曲一覧
01.「キミと夜空と坂道と」
02.「ivy」
03.「キミと夜空と坂道と(Off Vocal)」
04.「ivy(Off Vocal)」

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▼『Myself;Yourself』
■メーカー:イエティ
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2007年12月20日
■価格:通常版 7,140円(税込)/初回限定版 10,290円(税込)

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■関連サイト
『Myself;Yourself』公式サイト
いとうかなこ公式サイト
5pb.


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