「バサラ祭2007~春の陣~」大盛況のうちに終わったのも「“市”のせい……」?
カプコンは、3月25日に東京・新宿 厚生年金会館にて、人気アクションゲームシリーズ『BASARA』のファンイベント「バサラ祭 2007 ~春の陣~」を開催した。
2006年夏に行われた「バサラ祭 2006 ~夏の陣~」に続き、2回目の開催となった「バサラ祭」。今回のチケットは発売開始からわずか30分で完売してしまったそうで、ファンの期待の大きさがうかがえた。
会場が暗転後、ステージに立っていたのは、天蓋で顔を覆った6人の虚無僧。手にした尺八で一糸乱れぬ演奏を披露し、会場を魅了していく。演奏終了後には、1人の虚無僧がステージ中央に残った。天蓋を豪快に投げ捨てて素顔をさらした虚無僧の正体は“前田慶次”役の森田成一氏! ぎっしり埋まった客席を満足げな表情で見渡すと、「花見にはまだ少し時期が早いが……。2000本の桜が咲いてるぜ!」と“慶次”ならではのセリフで会場を盛り上げる。
次に登場したのは、『BASARA』シリーズのプロデューサー・小林裕幸氏。先日発表されたシリーズ最新作『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)(以下、英雄外伝)』の映像をスクリーンで上映しながら、新たに使用可能になった3キャラクターの説明をしていく。技が繰り出されるたびに大きな歓声があがるのを聞いた小林氏は「“浅井長政”は『BASARA2』のときは歓声がなかったから、人気あってよかった」とホッとしていた様子。残念ながら『英雄外伝』の具体的な内容についての説明はなかったが、「『BASARA2』で見られなかった物語が見られます。みなさんの大好きなキャラも登場します(小林氏)」と、『BASARA2』に登場したキャラクターも再登場することを匂わせていた。
続けて、“伊達政宗”役の中井和哉氏、“長曾我部元親”役の石野竜三氏、“お市”役の能登麻美子さん、そして森田氏を迎えてのトークコーナーへ。すでに『英雄外伝』の収録は終わっているということで、収録時のことについて話を聞くと、「声優界で「バサラ」という言葉は、ノドがツブれるという意味です(森田氏)」、「セリフの量は前回よりも減っていたんですが、声枯れました(石野氏)」、「若干「バサラ」ったかなって感じ(中井氏)」と語ったように、演技面よりも、声を張り上げることに苦労していた様子だ。一方、“お市”を演じた能登さんは「テンション低めのキャラなのでノドは大丈夫だったんですが、ストーリーの後半部分がすごいことになっていて、難しかったですね」とのこと。
トークショー後にも、生アフレコや応援合戦、森田氏がホスト役を務める「“慶次”の部屋」などなど盛りだくさんのコーナーが開催され、終始笑いと黄色い歓声が巻き起こっていた。イベントの最後、小林氏が「次回もまたこの楽しい祭を開催したいと思いますので、期待して待っていてください」と力強く呼びかけると、会場は割れんばかりの大きな拍手と歓声で応えていた。次回の祭は、さらにスケールアップした内容が期待できそうだ。
霧が立ちこめる幻想的な雰囲気のなか、虚無僧が奏でるオープニングテーマでイベント開幕!
最新映像公開中では、各キャラクターのセリフや技が繰り出されるごとに大きな歓声が飛んでいた。
『英雄外伝』は発表されたばかりということで、ネタバレ禁止のお達しが出たトークコーナー。「なんて不自由なんだ!」と憤慨した森田氏は……。
「小林さんを部屋に閉じこめました(森田氏)」という暴挙に出ると、自らが進行を務める「“慶次”の部屋」コーナーを開催。収録時の裏話や、事前にユーザーから募集した質問に回答するコーナーで場を盛り上げた。
前回の「バサラ祭」でも好評を博した生アフレコ。今回は2部構成で行われた。
長蛇の列が発生した物販コーナー。イメージイラストで使用された原画の展示も、多くのファンの注目を集めていた。
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データ
▼『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2/Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:2007年冬予定
■価格:未定
■関連サイト
・『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』公式プレサイト
・カプコン