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2007年4月23日(月)

サービス開始2周年をお祝いしよう!「マビノギ2周年記念オフラインイベント」開催

 ネクソンジャパンは、4月21日に東京・恵比寿ガーデンプレイスで、PC用MMORPG『マビノギ』の正式サービス2周年を記念した「マビノギ2周年記念オフラインイベント」を開催した。

 今回のイベント「マビノギ2周年記念オフラインイベント」では、『マビノギ』の開発スタッフによるトークショーや、サーバーごとに分かれてのゲーム大会などが催された。参加者は、公式ページに応募した人の中から抽選で選ばれた180名。以下にイベントの模様を紹介していく。

サーバー対抗ゲーム大会の前から、一致団結?

 イベント開始直前、参加者同士が互いをよりよく知るためのネームシール交換が行われた。これは司会者側から「この後に行われる、サーバー対抗のゲーム大会に向けて心を1つにしてほしい」という趣旨から呼びかけられたもの。当初会場はどよめきと戸惑いに包まれていたが、しばらくすると自分のキャラクターネームなどをシールに書いて交換しあう交流の輪ができ、リラックスした雰囲気になっていた。こうして『マビノギ』オフラインイベントは幕を開けた。

サーバーごとに受付をしていた「マビノギ2周年記念オフラインイベント」。会場には『マビノギ』のイメージイラストなども展示され、多くの参加者が足を止め観賞していた。

2周年を迎えてのトークショー「マビノギ HISTORY TWO ANNIVERSARY」

 「マビノギ HISTORY TWO ANNIVERSARY」は、クローズドベータテスト開始時から本作の変遷をスクリーンに映しながら、これまでを振り返るコーナー。ネクソンジャパン マギノビ担当・加藤むぎのさんが登場し、devCATスタジオ運営チーム ローカライズユニット長・メン ジソンさんと、ネクソンジャパン 運用部マビノギチーム 八木沢彰彦氏を紹介した。
 スクリーンに映し出されたコンセプトイラストや、登場キャラクターのイラストなどを見てメンさんは「最初に日本で情報が公開されて1年経ってからクローズドベータテスト実施しました。日本国内でまだ関心があるのか不安でしたが、好評だったので驚きました」とコメント。“ナオ”や“ロナ”、“パン”という登場キャラクターのラフ画が出ると八木沼氏は「“ロナ”と“パン”は表情を多く作った。それを元に配信されたムービーを作りました」と紹介した。その後サービスが開始され、チャプター2も導入された。馬や新種族・エルフが投入されるなどさまざまな進化も。また、ユーザーから反響が大きかったという“ナオ”の新コスチュームを見て、「冒険家の服で印象が変わりました。冒険家の服を着た“ナオ”のイラストは人気があって、問い合わせも多数ありました」とメンさんは話していた。

トークショーで話を聞かせてくれたメン ジソンさんと八木沢彰彦氏。オープンベータサービスの時は色々苦労が多かったようで、八木沢氏は「参加者がとても多くて驚いたんですが、その分アルバイトが受けにくくなってしまいお叱りをうけました(笑)」と当時の様子を語っていた。

 その後、ユーザーから寄せられた質問に壇上の3人が返答するコーナーが儲けられた。「今年もデザインコンテストはするのでしょうか?」という質問に対して、「好評だったので、今年もできればやりたいと思っています」と八木沼氏がコメント。ほかには「カメラガールの出現はどうやって決めているんですか?」というユーザーを代表したような質問が飛び出し、これに対して八木沼氏は「我々がどうこうこうしているのではなく、彼女が行きたいように行っています。中の人なんていません(笑)」と発言した。会場が笑いに包まれる中、このコーナーは終了した。

開発段階のイメージイラストなども公開された。“ナオ”や“ロナ”、“パン”といった人気キャラクターのラフ画は、参加者にもかなり好評だった。

合言葉は「モフモフ」! 「サーバー対抗モフモフdeドン」

 この「サーバー対抗モフモフdeドン」は、各サーバーから3名が代表で壇上に上がりクイズに答えるというもの。正解が分かった人は「モフモフ!」と叫んで回答権を入手する。1問正解で10ポイント獲得、もし回答を間違えるとお手つきで1回休み。なおサーバーは「トリアナ」、「キホール」、「モリアン」、「マリー」、「ルエリ」、「タルラーク」という6つになっている。

「サーバー対抗モフモフdeドン」では、各サーバーの代表者が壇上に上りクイズに答えた。解答者の知識の深さには、開発スタッフもビックリ!

 参加者のレベルが高く回答が早かったことが印象深いこのクイズ。「ほかのチームのモフモフが凄く早くて、回答が間に合いません(笑)」と試合後に述べる人が出るほどで、加藤さんも「スタッフの人じゃないですか?(笑)」と突っ込んで会場を沸かせた。このコーナーの結果は以下の通り。10ポイントで「ルエリ」、「モリアン」、「タルラーク」、「キホール」が同率3位。そして「マリー」、「トリアナ」が40ポイントで同率1位。勝負の行方は、後ほど行われるゲーム大会の結果が出るまで持ち越しに。

大人気イベントを振り返る「デザコン評論会」

 昨年10月に行われた「マビノギ日本コスチュームデザインコンテスト」は、20日間の間に1,500点以上の応募があったという。どれも熱い作品ばかりで、選考には苦労したとのこと。そのあたりを、加藤さんと、八木沢氏が語ってくれた。
 加藤さんのお気に入りだったというのが「カエルローブ」という頭装備。「前と後ろで印象が違うのが面白いです。前からだと食べられているんですが、後ろからだとしがみ付いていて仲良しに見えるっていうのが気に入りました」とコメント。また「ロビンヘルム」、「ホッパーヒーローズコスチューム」というユニークなものに対して八木沢氏は、「著作権などあるのでこれは厳しいですね(苦笑)。さまざまな所からお叱りと訴訟を受けます(笑)」と苦笑交じりに語った。
 加藤さんは「ローブはモンスターや動物をモチーフにした物が多かった。服はオリジナリティが出せるのか、さまざまな系統の物が集まりました」と総評し、八木沢氏は「鎧はこだわりが多く、デザインの細かな指定も目立ちました。逆に頭装備は個性があふれていて、とんでもないものも多かったですね。ちょっとこれは……っていう(笑)。あとは、リボンをメインにしている人が多かったイメージがあります」と話した。

昨年10月に行われた「マビノギ日本コスチュームデザインコンテスト」に応募してきた作品を紹介する「デザコン評論会」。凝ったデザインのものから、奇抜なアイディアまでさまざまな作品が。

知っていて当然!? 「目指せ、知識人! マビノギ○×ゲーム」

 再度行われたサーバー対抗クイズ大会。今回は不正解だった人から座っていき、残っている人数の合計が多いサーバーの勝ちというルールで行われた。1位チームは30ポイント、2位チームには20ポイント、3位チームには10ポイントが加わえられる。会場からは時折ざわめきが出るほど、マニアックな問題もあったこの○×ゲーム。この結果が先ほどの「サーバー対抗モフモフdeドン」の取得ポイントに加算されて、優勝サーバーが決定する。しかし、気になる結果は後ほど公開となった。

サーバー対抗戦の後半がこの「目指せ、知識人! マビノギ○×ゲーム」。優勝サーバーはどこになるのだろうか?

最新情報をお届け「ついに登場! 新種族ジャイアント情報&世界最速公開 マビノギ未公開情報」

 このコーナーでは4月26日に実装される、新種族「ジャイアント」や新たな村についての映像が上映された。ムービーが流れるとその大きさに驚いた参加者から笑いがもれるなど、インパクトを十分に与えた「ジャイアント」。その「ジャイアント」について「ジャイアントのコンセプトは勇猛さなどがあります。彼らが暮らす村は戦闘民族の村で粗雑な感じを意識しました。」と話す八木沢さん。家の屋根に傾斜をつけたりと、豪雪地帯で暮らす人々の生活を再現している。またエルフは階級が平等だったので王の住まいも派手ではなかったが、ジャイアントは階級があり王の家はほかよりも豪華になっているのがわかる。「ジャイアント」はその大きさから、今までの人間やエルフでは扱えない武器もあるという。「槍を投げて遠くの敵を攻撃したりする」とメンさんは話してくれたが、「女性のジャイアントは好まれないんじゃないかと思い導入しなかったんですが、韓国では熱望され作ったという経緯があります。女性ジャイアントは日本でも後日に追加します」というエピソードも披露。そのほか、キャラクターイラストも数点公開された。どうやら「人間」は「エルフ」か「ジャイアント」のどちらかしか支持できないらしい。「エルフ」を支持した「人間」がジャイアントの村に近づくと、強力な門番が出現するというのでどちらを支持したのかちゃんと覚えておこう。

ついに新種族ジャイアントの情報が公開された。家や新キャラクターの詳細が気になるというユーザーも多いのでは?

 そして、世界最速の情報がこのオフラインイベントのために用意されていた。「水」をコンセプトにしたというイメージイラストだが、詳しい情報はまだ未定。「温泉も入れたいのですが、まだ未定です」というコメントも飛び出したが、これらの情報がいつごろ実装されるのか、続報に期待したい。

世界に先駆けて最新の情報が紹介された。コンセプトは「水」ということで、このイメージイラストがどうゲームになるのか、楽しみだ。

優勝チームはどこだ? 結果発表

 優勝チームが発表される前に、賞品が明らかにされた。詳細は写真を見てもらいたいが、やや奇怪な形状をしているアイテムだ。そして副賞として、優勝チームの所属するサーバーにおいて「イリアの宝探しイベント」が開催されることに。期間は4月28日の12時~24時。八木沼氏は「以前にも行われたイベントですが、なるべく違う形にしたいです」と話した。

サーバー対抗の大会優勝賞品がこちら。「パナッシュ」というゲーム内アイテムで紅白セットで4つが与えられる。

 そして気になる結果がこちら。6位20ポイントで「キハール」、5位が30ポイントで「モリアン」、4位が40ポイントで「トリアナ」、3位と2位が60ポイントで「タルラーク」と「ルエリ」。というわけで、「マビノギ2周年記念オフラインイベント」のサーバー対抗戦優勝チームは、「マリー」となった。ちなみに110ポイントを稼いでいたということで、頭1つ抜けているという結果。優勝した「マリー」の代表メンバーは「帰ってからから掲示板で報告します。あと自分はマリーサーバーですが、全てのマビノギプレイヤーが好きです(笑)」と興奮もあらわに語った。これで終わると思っていたオフラインイベントだったが、最後に参加者には嬉しいコーナーが待ち受けていた。

特製グッズが当たる「マビノギスペシャル抽選会」

 入場した際に配られていた番号札が読み上げられると、素敵な賞品が当たるという「マビノギスペシャル抽選会」。賞品は「マビノギ オリジナルサウンドトラック」と、グッズ数点の入った「マビノギセット」、「特賞 ジャイアントイラストのサイン色紙」の3種類。とくに「特賞」は数も少ない貴重なもの。当選者には、八木沢氏、メンさん、加藤さんから手渡しで色紙が渡されていた。

「マビノギスペシャル抽選会」の特賞がこの「ジャイアントのイラストサイン色紙」。3名のみに当選という非常に貴重な一品。

 その後、その3人から参加者とユーザーに向けてメッセージが読み上げられた。メンさんは「2年間ありがとうございました。今日来てくれた皆様の熱い思いを開発に持っていき、また頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします」と話し、八木沢氏は「初めてのオフラインイベントで心配もあったのですが、成功してよかったです。来ていただいて本当にありがとうございました」とコメント。最後にこのイベントをプロデュースした加藤さんから「本日はどうもありがとうござました。これもユーザーに支えられてきたからできたことです。3周年に向けて頑張っていくので、これからもよろしくお願いします」とイベントを締めくくった。

 そしてユーザーにはお土産として、「マグカップ」と「ドラ焼き」、「WebMoney」が配布された。思いがけぬお土産に沸く会場に「本日は長時間、ありがとうございました」という挨拶が流れ、イベントは終了した。

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データ

■「マビノギ2周年記念オフラインイベント」概要
【開催日時】2007年4月21日14:30~
【会場】恵比寿ガーデンプレイス

▼『マビノギ』
■メーカー:ネクソンジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2005年4月26日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

■関連サイト
「マビノギ2周年記念オフラインイベント」特設サイト
『マビノギ』公式サイト
ネクソンジャパン