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2007年4月23日(月)

「マジック:ザ・ギャザリングプロツアー横浜」開催!賞金4万ドルは誰の手に?

 4月20日~22日にかけて、神奈川県にあるパシフィコ横浜にてカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)』を使用した賞金トーナメント大会「プロツアー横浜 2007」が開催された。

 22日に行われたプロツアー決勝トーナメントには、前日21日に行われた予選(20日は「プロツアー参加ラストチャンス予選」が実施されていた)を勝ち抜いた8名のトッププレイヤーが参加。日本人の選手では、三田村和弥選手と大礒正嗣選手、齋藤友晴選手の3名が決勝トーナメントへとコマを進めていた(トップ8のデッキリストはDecklists: The Top 8 Decksを参照のこと)。
 3本先取したプレイヤーが勝ちとなる優勝決定戦では、フランスのギヨーム・ワフォ=タパ選手と日本の三田村選手が激突。試合は終始ワフォ=タパ選手のペースで展開していき、瞬く間に2本を先取。3本目は不利な手札からスタートした三田村選手が一矢報いて意地を見せたものの、反撃はそこまで。4本目の勝負はワフォ=タパ選手が三田村選手の攻勢を完全に押さえ込むと、残りライフポイント5まで追い込まれた三田村選手が投了を宣言かのように握手を求め……その瞬間、ワフォ=タパ選手が「プロツアー横浜2007」の覇者となった。

 なお、決勝トーナメントの模様はMagic: The Gathering Pro Tour Webcastで配信中。日本トップレベルのプレイヤーである石田格氏と真木孝一郎氏による解説が楽しめるので、当日会場に行けなかったという人は、こちらを見ておくといいだろう。

 また、プロツアーの試合が行われていた横では、カードゲーム『MTG 時のらせん』ブロック第3弾「未来予知」のプレリリースパーティーが併催。多くのプレイヤーが新カードをどう戦略に組み込んでいくか頭を悩ませつつも、楽しげに対戦を繰り広げていた。「未来予知」は5月4日に発売されるので、興味のある人は構築済みデッキを買ったり、ブースターパックを買ったりしてデュエルに興じてみてはいかがだろうか?

■「プロツアー横浜 2007」概要
【開催日時】2007年4月20日~22日
【開催場所】パシフィコ横浜
【大会フォーマット】「時のらせん」ブロック構築
【成績一覧】(敬称略)
 1位 ギヨーム・ワフォ=タパ(フランス)
 2位 三田村和弥(日本)
 3位 マーク・ハーバーホルツ(アメリカ)
 4位 齋藤友晴(日本)
 5位 カルバルホ・パウロ(ポルトガル)
 6位 ラファエル・レビィ(フランス)
 7位 大礒正嗣(日本)
 8位 セバスチャン・セイラー(ドイツ)






決勝トーナメントの解説を行う石田格氏(写真左、左側)と真木孝一郎氏(同右側)。解説とともに2人は軽妙なトークを披露すると、モニター前で試合を観戦する来場者からは笑い声が。そして右側の写真はプロツアーの試合が行われたデュエルスペースの様子。





優勝トロフィーを掲げるワフォ=タパ選手(写真中央)と、準優勝の三田村選手(写真右)。試合中にはほとんど表情を変えなかったワフォ=タパ選手だが、トロフィーを手にした直後は微笑を浮かべていた。





会場では、カードのビジュアルを担当するダン・フレイジャー氏(写真中央)、アダム・レックス氏(写真右)、一徳氏、高村英彰氏の4アーティストによるサイン会が行われ、サインを求めるファンたちによって長蛇の列ができていた。





2人の現役プロプレイヤーに挑戦できる「ガンスリンガー」ブースの様子。負けてしまった一般プレイヤーたちも、プロの強さに触れることができて満足そうな顔を見せていた。





こちらは巨大なカードで試合を行う「人間マジック」の様子。ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのデジタルゲーム部門副社長であるランディ・ビューラー氏も参加し、イベントを盛り上げた。





会場に設置されたショップでは、4月21日に発売された新TCG『ウズマジン』が販売されていた。プロツアー終了後には、某有名選手による講習会(草試合?)が行われるという一幕も。

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■関連サイト
「プロツアー横浜 2007」特設サイト
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイト
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(英文)
タカラトミー