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2007年6月13日(水)

【今週の1本】プレイしない奴は「ボコ」!DS用ソフト『みずいろブラッド』

 村田(仮)です。突然ですが、人類普遍のテーマと言えばやはり「愛」ですよね。友愛、隣人愛、人類愛などなどいろいろな形がありますが、中でもさまざまなジャンルで扱われるのが「恋愛」だと思うのです。
 というわけで今回「電撃オンライン ファーストインプレッション」で取り扱うのは、その恋愛をテーマにした、ゲーム業界で話題沸騰(誇張はあんまりない)の『みずいろブラッド』です。ぶっちゃけ「電撃オンライン First Impression」は、本作のために用意された企画だったといっても過言ではありません! ……「村田(仮)の気持ち的には」とかそういう意味でですけどね。
 本作は、主人公の女子ロボ“みずいろちゃん”の恋心を描いた「即死系ハチャメチャラブコメディ」ということで、今回は『みずいろブラッド』がどれだけ恋に仕事に勉強に役立つかを、プレイした感想とともに紹介していきたいと思います。ちなみに電撃オンラインでは、開発者インタビューも掲載しているので、ぜひ見ておいてくださいね。or Die。

■気になる彼のハートをゲット(物理的に)!

 本作の舞台は、ロボやカマボコ、偶蹄目(ぐうていもく)なんかがいる普通の学校「ブラッド学園」。そこに通うクールでかっこいい男子ロボ“加藤くん”に恋をした“みずいろちゃん”が、彼の心を射止めるためにストーキングや妄想などを繰り広げていくというお話です。お年頃な女子ロボの気持ちがリアルに表現されているため、「男子ロボにどうやってアプローチしたらいいのか分からない」という人はもちろん、気になるあの子(ロボやカマボコ限定)のことがもっと知りたいという男性にもオススメです。

■DS1台でもみんなでワイワイ

 さて、気になるゲーム内容ですが、開発者インタビューでも語られた文字入力システムのレベルの高さは画像とともに紹介するとして、ここではミニゲームについて説明したいと思います。
 本作では、恋のライバルに差をつけるために「しりとり」勝負をしたり、偶然出会った「太鼓のあの人」と音楽ゲームを楽しんだりと、ストーリーに即したミニゲームがプレイできます。ゲームの種類もシューティングゲームや穴埋め問題、かけっこなど多岐にわたっているので、飽きることなく楽しめるでしょう。
 難易度も普通にクリアしていくだけなら簡単な部類に入りますが、やり込もうとするとすごいです。例えば読み仮名クイズでは、平気で「鰰(はたはた)」とか、「苧(からむし)」なんて字の読み方を聞いてきます。普通なら「読めるかボケ!」で終わりなのですが、最初に書いたようなストーリーが展開されるため、いい感じにテンションが上がっており、ついついプレイしてしまいます。勢いだけでなくリズムという意味でも「ノリがいい」ゲームだからというのもあるでしょう。気が付くと近くにいる友人たちと「“鮑(あわび)”って何て読むの!?」、「分かんねぇけど、とりあえず“ほう”って書いてみたらどうよ?」、「それだ!」なんてやりとりをしながらゲームを楽しんでみたり。なんとなく、小学校のころに友だちの家で『ドラクエ』やったときのことを思い出しました。興味のある異性に声をかけられないシャイなアナタも、このゲームさえ持っていれば話しかけるきっかけを作れたり作れなかったりするんじゃないかと思います。ついでに“ジュゼッペ・ヴェル○ィ”の○に入る文字が分からなくて困ってるあの人に、知的なところを見せるチャンスです。

■もちろん普通に対戦も

 本作は、DSダウンロードプレイにも対応しているので、収録されているミニゲームが1本のソフトで最大4人まで遊べます。動詞など、会社や学校でやる普通のしりとりでは使えない単語もOKだったりするので、1人でコソコソ練習し、対戦相手にひたすら「パ行」の言葉をぶつけたりして、恋のライバルとかに差をつけましょう! 相手が自分と同じ戦術を使ってきたりすると、一層盛り上がること請け合いです。ちなみに村田(仮)は、対戦相手から「おまえとは二度とやらん」と言われました。

■理由は分かりませんが、俳句も作れます

 「ゲームなんてガキの遊びだろ?」なんてクールを気取りながらも、人一倍さびしがり屋なアナタのために、本作にはなんと俳句が収録されています。2007年の梅雨は、俳句が静かなブーム! 俳句好きの上司に気に入られて、仕事も順調になったり!? 「すれちがい通信」で俳句を交換できるので、俳句好きの美人OLや美人女子大生との意外な出会いもあるかもしれません。ないかもしれません。

 だんだん自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきましたが、とにかく『みずいろブラッド』がすごいというのは分かっていただけたでしょうか。雑誌の広告に載っている健康器具や開運グッズ並みのバラ色人生を送ってみたいという方は、ぜひプレイしてみてください。or Die。(これが口グセになってきた村田(仮))
みずいろブラッド

みずいろブラッド

みずいろブラッド

みずいろブラッド
ストーリーパートの一場面。全編通してこんな感じ……と思いきや、終盤では異常な盛り上がりも用意!?
みずいろブラッド

みずいろブラッド
なげやり感あふれる絵を見ながら、なんだかそれっぽい言葉を選ぶ「ツッツクツーはパップパプ」。聞いたこともない単語まで出てくる「しりとり」など、一見やる気のなさそうなゲームが並びますが、BGMのテンポとあいまってついつい繰り返しプレイしてしまいます。
みずいろブラッド
ミニゲームの成績がよいとプレゼントが贈られてきます。贈られてはくるんですが……。
みずいろブラッド
グシャ! って“おかあさん”!? 不思議なことに中身は無事です。このプレゼントも、ミニゲームにハマってしまう一因です。
みずいろブラッド

みずいろブラッド
むやみにレベルの高い文字入力システム。それほどスピードが求められるゲームでもありませんが、書いた本人でも読めるか微妙な文字でも認識してくれるので、安心して書きなぐれます。
みずいろブラッド
「無常観」をテーマに一句詠んでみました。季語は「ロボ」で、季節は梅雨。俳句は、「すれちがい通信」で交換することもできます。ちなみに俳句の下の赤いマーク(イモはんこ)も自分で作成できます。
みずいろブラッド
というわけで、ついでに作ってみた「イモはんこ」。5分くらいで作った割にはよい出来ではないでしょうか。拡大するとアレですが。

(C)2007 NBGI

データ

▼『みずいろブラッド』
■メーカー:バンダイナムコゲ-ムス
■対応機種:DS
■ジャンル:ETC
■発売日:2007年6月14日
■価格:5,040円(税込)
※Amazonの販売価格:4,435円(税込)
※TSUTAYA.onlineの販売価格:5,040円(税込)

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■関連サイト
『みずいろブラッド』公式サイト
バンダイナムコゲ-ムスチャンネル
意外な一面に迫る! 『みずいろブラッド』インタビュー掲載