『オセロ』の生みの親・長谷川五郎氏の最新ゲーム『ミラクルファイブ』本日発表!
本日6月14日、東京・帝国ホテルにてボードゲーム『ミラクルファイブ』の発表会が行われた。
メガハウスから6月中旬に発売される予定の「ミラクルファイブ」は、「オセロ」の考案者である長谷川五郎氏が新たに発案したゲームで、プレイ感覚は『五目ならべ』に似たものとなっている。『五目ならべ』との大きな違いは、使用できるコマが白黒ともに12個ずつであることと、1度置いたコマを盤上で動かすことが可能なこと。またメインの『ミラクルファイブ』以外にも、同じ盤とコマを使用して5種類のゲームを遊べる。
本作の発案者として登壇した長谷川氏は、「『ミラクルファイブ』で遊べるゲームは、「西遊記」や「三国志」、「アラビアンナイト」、そしていくつかの陸上競技をイメージして作り上げたものです」と説明。続けて「ルールはとても簡単なのですぐに覚えられるし、とても奥の深いゲームですので、みなさんぜひプレイしてください」と述べ、挨拶を締めくくった。
その後は、全日本オセロチャンピオン・中島哲也氏と、長谷川氏によるエキシビジョンマッチが行われた。序盤は中島氏が優勢に試合を進めていたが、中盤からは『ミラクルファイブ』独自のルールをよく知る長谷川氏が盛り返し、シーソーゲームとなっていた。残念ながら持ち時間を切らした長谷川氏がタイムアウト負けとなってしまったものの、中島氏は「今回は持ち時間が10分でしたが、時間がもう少しあったら逆に私がやられてキレイな終わり方になっていたかもしれませんね」とコメントしていた。
発表会の最後に長谷川氏は「34年3カ月前に、『オセロ』の発表会を帝国ホテルで開かせていただきました。以降『オセロ』はどんどん広まっていき、今では世界中で遊ばれています。それだけ広まってくれたことは感無量の思いです。そして今日また同じ帝国ホテルで『ミラクルファイブ』の発表会を開くことができ、本当に幸せです。ありがとうございました」と挨拶し、発表会は閉会となった。
壇上で挨拶をする長谷川氏(写真左)と『ミラクルファイブ』(写真中央)。会場には氏のお孫さんも訪れており、中島氏との試合の後に花束を手渡されると、長谷川氏はニッコリと笑みを浮かべていた。
長谷川氏との対局を終えた中島氏(写真中央)は、「コマが12個しか使えないという点が頭を悩ませる部分ですね。12個全部を盤上においてしまうといざというときに対処しづらくなってしまうし、コマを出し惜しみしていると劣勢になってしまう。それがゲームを面白くしていると思います。」と『ミラクルファイブ』の面白さを簡潔に語ってくれた。
発表会の終了後には試遊会が開催され、実際に長谷川氏と対局させたいただいた。最短2分で終わるという『ツースリー』というゲームをプレイしたが、圧倒的な強さの前に完敗……。盤上の動きに必死なこちらに比べて、長谷川さんはこちらの残り手数をあらかじめ予告しておくほどの余裕を見せていた。
会場には、『ミラクルファイブ』のサンプルとともに、長谷川さんお手製の『オセロ』なども展示されていた。牛乳ビンの紙キャップ4枚を張り合わせた簡素なもので、現在オフィシャル大会などで使用されている『オセロ』のコマのサイズは、このコマを基にしたものなのだとか。
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データ
▼『ミラクルファイブ』
■メーカー:メガハウス
■ジャンル:TBL
■発売日:2007年6月中旬発売予定
■価格:3,150円(税込)
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