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2007年6月21日(木)

【今週の1本】人気作が大幅アレンジでPS2に!鬼畜系BLゲーム『俺の下でAGAKE』

 好きな人はついつい死ぬまでいじめ倒してやりたくなる村田(仮)です。こんにちは。しばらく前にはやった「ツンデレ」って奴? 違いますか。そうですか。
 そんなわけで(?)今回の「電撃オンライン ファーストインプレッション」は、好きな男の子の頭の上に看板を落としたり、海に突き落としたりして、相手が弱ってきたところで手篭めにするPS2用ボーイズラブ(以下、BL)ゲーム『俺の下でAGAKE』です。正直、ひいてる人がいるんじゃないかと心配ですが、あまり気にしない方向で話を進めていきたいと思います。

■ストーリーとかキャラクターとか

 突然の心臓発作で倒れた“黒崎壱哉”。目覚めた“壱哉”は、悪魔“ネピリム”からこのまま死ぬか悪魔として復活するかの選択を迫られます。悪魔に転生するための条件は、1カ月以内に1人の人間を不幸にして魂を奪うこと。一時的に復活した“壱哉”は、契約達成のために“ネピリム”からもらった「不幸のカード」や、道端に落ちているアイテムを駆使してターゲットを追い詰めていくことになります。ターゲットの設定は以下の通りです。

“樋口崇文(ひぐちたかふみ)”
“壱哉”の中学時代の同級生で、現在は花屋を経営。「花屋」、「新種のバラを育成」、「金髪(っぽい)でたれ目」というところから、お坊ちゃんっぽくてポワポワした人かと思いきや、意外と気性の激しいところも。

“清水新(しみずあらた)”
バイトで学費を稼ごうとしている弁護士志望の勤労少年。ぶっちゃけ子犬系。“壱哉”の車に工具箱を落としたことをきっかけに、彼に狙われることになる。

“山口幸雄(やまぐちゆきお)”
早くに嫁さんを亡くして以来、息子の“一也”と2人暮らしをする会社員。人のいいお坊ちゃんを奈落の底まで突き落としたい人にはオススメなのかもしれない。溺愛している息子が病弱という設定もおいしい。

■ゲームの流れとか

 調査員を派遣してターゲットの居場所を探し、「不幸の魔符」というカードで災難を招き寄せるというのがゲームの流れ。カードには「火難」、「動物難」、「落下物」といった種類があり、選んだカードに応じた不幸が訪れます。カードを選ぶと「不幸のスロット」が出現し、「当たり」の数によって不幸度が変化。目押しも可能な上に、直前でセーブできるので、時間をかければ苦手な人でもどうにかなると思います。不幸の単位は「en(エナジー)」で、「en」が一定以上になるなどの条件を満たすと、イベントが発生するようです。

■全体の感想とか

 さて、実際のプレイの様子は後回しにして、先に全体の感想から話していきたいと思います。クリア(魂を奪う)だけなら難しくなく、実際プレイ時間は割と短めでした。ハーレムエンドを目指していたので、1人あたりのイベントの消化率が悪かったせいかもしれませんが。
 個人的な感想としては、もう少し“壱哉”が鬼畜でもいいんじゃないかと。ターゲットをもっと追い詰めた上で、最後の最後で全部自分の仕業だとバラすみたいな? おまけでクリアしたイベントを見てみたところ、見ていないイベントがかなりあったので、そういう展開もあるのかもしれません。

 男は絶望に打ちひしがれているときの顔が一番魅力的だと思う人や、殺意のこもった目で「この悪魔!」とののしられることに快感を覚える人には、ぜひともオススメしたいところですが、“壱哉”(CV.緑川光)をはじめ、有名声優さんがすごいことをバンバン言ってくれるので、声優ファンでBL好きの人もプレイしてみるといいでしょう。それから、“壱哉”がターゲットに心を許しそうになるシーンもあったので、「鬼畜攻めだけど、実は攻めの方が受けを好きでラブラブ」がいいという人も楽しめるかもしれません。本当にそういう展開があるのかは確認していませんがね。「何を言っているのかさっぱり分からない」という人は……えっと、ごめんなさい。(村田(仮))
『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』
魔王“ザヴィード”の使いとして“壱哉”と契約をしに来た“ネピリム”。なのですが、“壱哉”にいいように扱われています。
『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』
調査員を使ってターゲットの居場所を突き止め、「不幸のカード」で災難を招き寄せる「工作パート」。というか、伝説の番長って……。
『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』
ステータス画面では、ターゲットにアイテムを付加することも可能。ギャンブルにはまった“樋口”に大当たりを無効にできる「逆招き猫」をつけてみたり。
『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』
土日に休息すると、来客があることも。お米屋さんやらクリーニング屋さんやら、御用聞きに来た人は残らず(?)“壱哉”の毒牙に……。
『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』

『俺の下でAGAKE』
イベントシーンより。「思った通りの滑らかな肌触りだ……」……これってコンシューマーゲームですよね?

(C)2007 ALICESOFT/Alice Blue
(C)2007 HuneX
(C)2007 D3 PUBLISHER

データ

▼『俺の下でAGAKE』
■メーカー:ディースリー・パブリッシャー
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2007年6月21日
■価格:7,140円(税込)
※Amazonの販売価格:6,069円(税込)
※TSUTAYA.onlineの販売価格:5,040円(税込)

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■関連サイト
『俺の下でAGAKE』公式サイト
ディースリー・パブリッシャー