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2007年6月21日(木)

これ1作で同人知識はバッチリ!?「ドージンワーク」アフレコレポート!

 7月3日よりチバテレビほかUHF系4局とAT-Xで放送がスタートするTVアニメ「ドージンワーク」の、3&4話のアフレコが都内のスタジオにて行われた。

 「ドージンワーク」は、「まんがタイムきらら」と「まんがタイムきららキャラット」(ともに芳文社刊)で連載されている、ヒロユキ原作の同名4コママンガをアニメ化したもの。同人誌の制作に足を踏み入れた大学生“長菜なじみ”が、カルチャーショックを味わいながら同人活動に夢中になっていく様子が描かれていく。
 同番組は2部構成となっており、前半ではアニメが、後半では、出演声優の斎藤桃子さんとこやまきみこさんによる、実写での同人誌制作コーナーが楽しめるようになっている。

 監督を務めるのは、OVA「天地無用! 魎皇鬼 第2期」を手がけた八谷賢一氏。キャラクターデザインは、「おねがい☆ティーチャー」などで作画監督を担当したきみしま幾智氏など。なお、今回行われたアフレコの終了後に“長菜なじみ”役の浅野真澄さん、“露理”役の斉藤桃子さん、“ジャスティス”役の安元洋貴氏、“北野ソーラ”役のこやまきみこさん、“二道かねる”役の阪田伊都さん、“星純一郎”役の波多野和俊氏、そして原作者のヒロユキ氏、監督の八谷氏に本作の印象や収録を終えての感想などを伺った。以下に、その内容を掲載していこう。

――まずはヒロユキ先生に質問です。自分の作品がアニメになるわけですが、率直な感想は?
ヒロユキ氏
:やっぱりまず……嬉しいですね(笑)。いろんな人たちが関わってくれて、自分の作品に声がついたり動いたりして。今はとにかく楽しみですね。世界観が広がったおかげで自分が思っている以上に「ドージンワーク」のキャラクターや世界観が広がっていくといいですね。

――続きまして、八谷監督に質問です。「ドージンワーク」の概要をお聞かせ願えますか?
八谷賢一氏
(以下、八谷):アニメは、“なじみ”の物語に構成しなおしました。原作を読むと分かるんですが、アニメだとやってもやっても原作におっつかないので、いろいろな部分をオミットして分かりやすくすることに注力しました。……もしも「物足りないな」と思ったら、ぜひ原作を読んでもらえればキチンと補完されると思います(笑)。それを目指しながら作っているところもありますね。

――制作する際に気をつけている点や不安な点などを教えてください。
八谷:え~、もう作業を進めていくたびにおもしろいかどうか不安になるんですけど、形にしていくとおもしろくなっているんで、大丈夫だと思います。声を入れるときもリテイクを入れ忘れてしまうくらい笑ってましたし。ぜひ見てほしいなと思います。

――それではキャストの皆さんに質問です。ご自身が演じるキャラクターはどんなキャラクターでしょうか?
浅野真澄さん(以下、浅野):私の演じる“なじみ”というキャラクターは、お金に対してリアルな感覚を持っているのかと思いきや、なぜかちょっと夢見がちなところがあります。同人誌がどうやらすごく儲かるらしいと思って、同人業界に入った女の子なんです。でも、作中で「同人誌で儲ける人は1,000万円くらい儲けるらしい」と聞いたときは、私も“なじみ”くらいの年齢でその情報を知っていたら絶対同人誌を描いていただろうな~と思わず納得しちゃいました(笑)。お金に対してリアルな部分もあるのに、夢見がちなところが他人とは思えないですね。

斉藤桃子さん(以下、斉藤):私の演じている“露理”ちゃんは、“なじみ”ちゃんに同人誌を教え込んだ女の子で、自分でも同人誌を描いていて、そこそこ売り上げている絵のうまい子です。客観的にみんなを見ていることが多くて、淡々とみんなの行動にツッコミを入れて慌てさせてよろこぶというサディスト的な存在だと思います。あとは、いつも頭の上に“ブルマくん”を乗せているので、そこに注目してもらえたらいいなと思います(笑)。カワイイですよ?

安元洋貴氏(以下、安元):まず役名にビックリしましたね(笑)。“ジャスティス”以外に名前がないというところに驚きました。どこをどう見てもなかったです。で、僕が思う“ジャスティス”というキャラクターは、「天才で変態」ですね。でもなぜか清潔感があるんで、お芝居で気をつけているのはそこですね。ガサツにならないよう気をつけています。「守らなきゃいけないものがあるからこそ、あんな変態なんだな」と見てくれた人に感じてもらえればおもしろいなと思います。一生懸命やっているからこそ、笑ってもらえると幸いなキャラクターなんで。

こやまきみこさん(以下、こやま):“ソーラ”は、“ジャスティス”のことが大好きで、常に彼を追いかけている小さな女の子です。でも……“ジャスティス”が女性みんなに優しいので(一同笑)、ちょっと“ソーラ”がかわいそうかなって思うこともあります。でも、一生懸命“ジャスティス”を愛していこうと思います。それと、しっかり者という設定らしいので、今後その部分を出していけるようがんばります。

阪田伊都さん(以下、阪田):“かねる”は“なじみ”のライバルなんですが、天然系のOLで、“ソーラ”ちゃんより子どもっぽい部分があるキャラクターです。ですので、演じるときに子ども心を忘れないように注意しています。あと、アニメではまだ出ていないんですけど、原作では“露理”に弄ばれるというという役どころです。アニメに出てくるようでしたら、そこにも注目してもらいたいです。

波多野和俊氏(以下、波多野):“星”は、“なじみ”さんと運命的な出会いをはたした……と勝手に思い込んでいるヤツです。僕としては、「“なじみ”さんのための“星”の人生」と感じてもらえるように演じているハズなんですがね(笑)。“ジャスティス”にジャマをされ、“露理”に遊ばれながらもがんばっていけたらなと思います。結構賑やかな作品なので、僕もすでに作中で「だー!」とか「なー!」とか叫んでいます(笑)。そういう楽しい作品だと思って見ていただければと。

――みなさんが演じているキャラクターの魅力と、演じるうえで注意している点を教えてください。
浅野
:“なじみ”は狙ってなくていつも一生懸命なのにツッコミどころ満載なキャラクターなんですけど、その「狙っていない」という部分が大切かな、と。お話全体がシチュエーションコメディみたいな感じなので、“なじみ”本人はいつも一生懸命で全力投球なのが基本だと思うんです。ですので、“なじみ”を演じるときはいつも全力投球で演じさせてもらっています。あと、以外と女の子っぽいカワイイところがあるんですね。エッチなマンガを描こうとしている割にはドキドキしたり真っ赤になっちゃったりとか。演じるうえで注意している点はそのあたりです。それと人のアドバイスを真に受けてマジメにがんばっちゃうまっすぐなキャラなので、そのまっすぐさが伝わるように心がけて演じたいなと思います。

斉藤:“露理”ちゃんは難しい言葉をたくさんしゃべるキャラクターなので、その部分を注意しています。若いのに色々と知識に長けた女の子なので、そういう子がいたほうが楽しいんじゃないかな~と思います。カワイイですし。演じるうえで気をつけている点ですが、“露理”って淡々としゃべる子なんですけど、淡々としすぎて冷たくなってしまわないよう注意しています。口調は淡々としているけれどすごく優しい心を持っている女の子なんで、見ている人にそれが伝わると嬉しいですね。

安元:“ジャスティス”の魅力って「コントラスト」にあると思うんです。普段は優しくていいお兄ちゃんなんですが、どこかでスイッチが入って豹変しちゃう。そのときの「コントラスト」って一生懸命やると笑いにつながるところなので、ぜひ彼が引っ掻き回している姿を見て笑ってもらえればいいなと思います。

こやま:“ソーラ”は、一番まともなような……気がします(笑)。すごく純粋というか、これと決めたら一直線って感じの女の子なので、そういう子どもらしいところが、まるで自分の子どものようにカワイイな~と感じているので、母性本能をくすぐるような感じでがんばって演じていきたいです。

阪田:“かねる”って、天然でみんなよりワンテンポ遅れているところがあるキャラクターだと思うんですね。それを“ソーラ”ちゃんにツっこんでもらえたりもらえなかったりするんですが(笑)、そういう風にみんなとちょっとズレているところが彼女の魅力じゃないかなと。演じるときに気をつけることは……あまり大人の女性っぽくなってしまわないようにしています。

波多野:僕の演じる“星”は、基本的にマジメでいいやつなんですけど、ちょっと勘違いが激しい暴走キャラなので、本人はカッコつけているつもりなんだけど非常にカッコ悪いというところを見て笑ってもらえればと思います。あとは……“なじみ”さんのために必死にがんばっているんですけど、それがズレているというところがうまく出ていればいいな、と思ってます。

――それでは最後に、本作の見所などを交えつつ、ファンへのメッセージをお願いします。
浅野:台本を読んでいるだけでも笑ってしまうような、ステキなお話に……というかツッコミどころ満載の作品になっていると思います(笑)。全部が見どころだなと思うんですけど、特に同人誌を描こうとか描きたいと思っている人や、描くまではいかないけれど、とても好きな作品があるっていう人は、共感しつつ突っ込みつつ楽しみながら見られると思います。そうでない人でも「同人ってこんな楽しいものなんだな~」という感じてもらえるような作品なので、ぜひ見ていただければ幸いです。

斉藤:同人誌を描いている人は「こういうことあるな」って共感してもらえる作品だし、それに同人誌の描き方が学べちゃうような内容にもなっているんで、同人誌に興味のある人にも見てもらえると嬉しいですね。あとは、同人誌のことだけじゃなくて、きちんと人間模様が描かれているので、普通のアニメとして見ても楽しめるようになっています。ホントにいろいろな楽しみ方ができる作品ですから、見てください。

安元:現場はわりとバチバチ本気でやりあっている感じで楽しいんです。こっちがドーン!! とやればドーン!! と返ってくるんで(笑)。だから、どうあっても熱くなるような番組なので、その熱さが視聴者のみなさんに伝わればなによりですね。楽しいですよっ!!

こやま:ホントにみんなが言ったとおりなんですが、私たちもすごく楽しんでやっています。見る人も、なにも考えずに見ても楽しめちゃうと思います。ですから、いろんな人に見てもらって、みんなで知ってみんなで輪を作って、そしてみんなで「ドージンワーク」の同人誌を作ればいいじゃないかっ!! いいじゃないかっ!! って感じです(笑)。

阪田:いろいろと見どころの多い番組です。人間の言葉じゃないような声を発したりする場面が多いんですが、そこがすごい楽しいですね。台本を読んでいても自分のセリフに突っ込みを入れてたりとか、とにかく笑える作品です。それと「ブルマくん」がいろんなところに出てくるんですが、「ブルマくん」を見つけるのもおもしろいです。本編とあわせて「ブルマくんを探せ!」みたいな感じで、ぜひご覧くださいね(笑)。

波多野:映画のキャッチフレーズで「何分に1度笑える」という言葉があるんですけど、それと同じで要所要所に笑いがちりばめられているので、演じる側としては必死なんですけど、見ていて笑える作品です。こっちも笑いをこらえているくらいですので、それが視聴者のみなさんに伝わればいいかなと。あと「ドージンワーク」というアニメを通じて同人というものをちょっとでも知ってもらえれば幸いです。すでに同人を知っているという方は、より笑えるような作品になったらいいなと思います。