音声ドラマ「されど月に手は届かず魍魎の都」に俳優・松田賢二氏が出演!
女性向けレーベル・Anchusa(アンチューサ)から、8月30日にドラマCD「されど月に手は届かず 魍魎の都」が発売される。価格は3,150円(税込)。
「されど月に手は届かず 魍魎の都」は、講談社X文庫「ホワイトハート」で展開中の同名人気ノベルを題材にした音声ドラマ。物の怪や悪鬼が徘徊する平安の世を舞台に、陰陽師や美貌の剣士が活躍する時代アクションものだ。
本CDでは、2005年1月~2006年1月にかけてテレビ朝日系で放送された特撮番組「仮面ライダー響鬼」に出演した、俳優・松田賢二氏がドラマCDに初挑戦している。
アフレコ収録後に、“碓井貞通”役の松田賢二氏をはじめ、森田成一氏(“橘則光”役)、宮野真守氏(“渡辺綱”役)鈴村健一氏(“平季武”役)、岸尾だいすけ氏(“坂田公時”役)、速水奨氏(“源頼光”役)にインタビューを行ったので、以下に紹介していこう。
――演じられた役について教えてください。
森田氏:“則光”は血気盛んな男の子ですが、乳兄弟の“東宮”を助けるために一生懸命頑張る熱い役でした。元気キャラというか、まだまだ発展途上といった感じでこれからが楽しみです!
宮野氏:“綱”は、僕にとって今までになく低い声で、とてもストイックな役です。また新しい役に挑戦させていただきました。みなさんにぜひ聴いてほしいです。
松田氏:平安時代のカブキ者といった、“貞通”を感じてもらえたらうれしいです。声の演技にとても魅力を感じていますので、応援してください!
速水氏:“頼光”は、僕にとって「能の頼光(らいこう)」としてのヒーロー像がありました。今回演じた“頼光”はどちらかというと司令官的な役でしたが、それなりに人を使うのは楽しいなと(一同笑)。中間管理職という感じで、とても楽しく演じました。
鈴村氏:そんな速水さんに使われた役でした(笑)。関西弁でキャラクター的に温度差があるなーと思いながら、そこを楽しみながら演じました。どうだったでしょうか?
岸尾氏:“坂田公時”こと“金太郎”です!(笑) 御伽噺とは違い、マジメでいい人という僕の地が120%出せて(笑うところじゃないぞ!)、とても素敵な好青年になったのではないでしょうか。
――収録を終えての感想は?
森田氏:平安時代のお話で、普段使い慣れない言葉が多くちょっと大変でしたが、魑魅魍魎がすぐ側にいるようなそんな時代のお話に、とても楽しくわくわくしながら収録することができました。
速水氏:平安時代の物語なので、僕たちが平安時代を知っているわけではないけれど、セリフを通してその時代のものを現出するときに、無音感というかスタジオ内の緊張感と古の時代の自然の音を感じながら演じていました。
宮野氏&鈴村氏:速水さんのコメントを僕たちも言ったことに!(全員・大笑)
松田氏:初めての経験でしたので、とても緊張しました。聴いてくださる人に託すばかりです!
岸尾氏:同じ日本語とはいえ、日本語の奥深さというか雅さを感じる収録になりました。周りの人とのバランスや言葉のキャッチボールがとてもうまくいったと思います!
――ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
森田氏:効果音などが入って完成したとき、全体がとても不思議な音色になっていると思うんです。僕たちが創った平安時代を少しでも感じてもらえればうれしいです。
宮野氏:今までにないくらい低い声で、やったことのないキャラクターを、とても新鮮な気持ちで演じました。少しでもみなさんに楽しんでいただければうれしいです。
松田氏:修行させていただき、もっともっと修行が必要だなと感じました(笑)。みなさんの想像力にかかっておりますので聴いてください、ぜひ!
鈴村氏:速水さんがものすごくいい声で「天狗」と言ったところがツボでした(一同大笑)。みなさん聴き逃さないようにしっかり聴いてくださいね!
岸尾氏:とても勉強になる作品じゃないかなと思います。これを聴いて、日本の歴史に興味を持っていただけたらいいな~と思います。
速水氏:現実から逃避するために、ぜひタイムスリップをした気持ちですべてを忘れて、思いっきり平安時代に浸ってもらいたいなと思います。
“橘則光”役の森田成一氏。
“渡辺綱”役の宮野真守氏(左)と、“平季武”役の鈴村健一氏(右)。
“碓井貞通”役の松田賢二氏。
“坂田公時”役の岸尾だいすけ氏。
“源頼光”役の速水奨氏。
(C)本宮ことは/講談社
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データ
▼「されど月に手は届かず 魍魎の都」
■発売元:Anchusa(アンチューサ)
■発売日:2007年8月30日
■価格:3,150円(税込)
■関連サイト
・「Anchusa(アンチューサ)」
・ハイブ