これでAllfinish?「戦国BASARA2~漆黒!本能寺の変~ドラマCD」アフレコレポート
2007年10月24日に発売される「戦国BASARA2~漆黒!本能寺の変~ドラマCD」のアフレコ取材が、都内のスタジオで行われた。
「戦国BASARA2~漆黒!本能寺の変~ドラマCD」は、PS2でリリースされた人気アクションゲーム『戦国BASARA』シリーズのキャラクターが登場するドラマCD。本作は「戦国BASARA2~蒼穹!姉川の戦い~ドラマCD」、「戦国BASARA2~紅蓮!三方ヶ原の戦い~ドラマCD」の続編で、3部作の最終盤になっている。決戦の地、本能寺で魔王“織田信長”に挑む“伊達政宗”と“真田幸村”、そして“明智光秀”たちの運命は……?
収録後、“伊達政宗”役の中井和哉氏、“真田幸村”役の保志総一朗氏、“片倉小十郎”役の森川智之氏、“織田信長”役の若本規夫氏、“明智光秀”役の速水奨氏が、収録後の感想や今回の聴きどころなどをコメントしてくれたので、以下に紹介していく。
――まず、最終盤を録り終えての感想をお聞かせください。
中井氏:ずっとこのシリーズに関わってきて、今回が一応の区切りということで、ホッとしている気持ちが今まで1番強いと思います。
保志氏:3部作の一区切りということですが、完全に終わっていないので、またやってもらいたいですね。収録がスムーズに進行したので、一気に駆け抜けたみたいで楽しかったです。
森川氏:3部作の最終盤ということで思いっきり演じました。明日の朝、声がどうなっているのか(笑)。しかし、思いっ切り演じたので、今は気持ちがいいです。
若本氏:“光秀”との対決では(以下、思い切りネタバレのため中略)、気持ちよく収録を終えることができました。
速水氏:終わって、「なんだったんだろう?」と思いましたね。“信長”を討つ“光秀”はいいと思うんです。でも“光秀”を2人で討ちにくる“政宗”と“幸村”はいかがなものかなと(笑)。そんなことを思いながらも、“光秀”らしく演じられたかなと思います。
――では今回の収録のなかで、印象に残ったシーンや台詞などありましたらお願いします。
中井氏:口では「“信長”を討つ!」とか言っていたんですが、口だけだろうと思っていました。しかし、今日の収録を終えて「こうすればよかったのか!」と思いました(若本氏から「“幸村”と“政宗”は“信長”にあっさりやられてたじゃねーか」というツッコミが入り、一同爆笑)。“信長”と“光秀”の戦いを見ているのが楽しかったです。
保志氏:ちょっとかぶるんですが、“光秀”と“信長”の戦いは聞いていて面白かったです(若本氏から「お前、聞いてたの? 気絶してたんじゃないの?」というツッコミが入り、一同再度爆笑)。まあ我々は気絶しているんで、お客さん的な視点で見られて、興奮しました。力と力の戦いも熱いんですが、今回のような独特の対決もよかったです。あと、“幸村”はなんだかんだで、“政宗”と協力することになって、今日はそれが気持ちよかったですね。
森川氏:最終盤にして、「俺、“竜の右目”なのにな……」って。“小十郎”の見せ場は“幸村”と剣を交えるところですね。「俺を越えて行け!」っていう台詞は、気にいっています。越えて行かれました(笑)。
若本氏:“光秀”との結び合いというのは興味深いのですが、僕の好きなシーンは、(やはり思い切りネタバレのため中略)を聞いて、「どうのこうの言うことはない」というところですね。台本ではそう書いてあるんですが、自分の“信長”を出したかったので、2人をいとおしく思う情感を台詞に込めました。“信長”は「第六天魔王」でもあるが、人間であるというところで、好きなシーンですね。
速水氏:“幸村”、“政宗”、“小十郎”の男のぶつかりあいは、熱くていいシーンが多かったですね。そして、ひるがえって“光秀”の恍惚ですね。なにかというと台詞に「恍惚」という文字があるんですが、それが自分の見せ場ですね。あと、“信長”の台詞が、このドラマを時代劇としているんです。“信長”が「能」をしながら、本能寺に入るんですが、そのシーンが頭に浮かびました。戦国時代にいるような雰囲気を感じて、好きでしたね。
――自分の役以外で、この台詞を言ってみたいというのがあれば、教えてください。
中井氏:僕は人の上に立つ方ではないので、“小十郎”の方がいいのかな(笑)。お役に立てる立場の台詞の方がいいなと思いますね。
保志氏:“政宗”の「WARDANCE」とか、必殺技を言ってみたいかな。真面目なドラマのなかでも、響きなどのギャップが楽しいので。
森川氏:いつも“政宗”さまと一緒なんで、英語をしゃべる“政宗”にいいかげんツッコまないのかな?と考えると面白くてしょうがないですね。そのうち口癖がうつって、互いに英語で「All right!」とか言ってみたいですね(笑)
若本氏:僕が“光秀”を演じたらどうなるんだ?という気持ちはありますね。「恍惚」ね(笑)。恍惚の“光秀”をやってみたいかな。
速水氏:「是非もなし!」という“信長”さまのあれですね。言いたいというか、もう1度聞きたいです。
若本氏:ああいう最後を迎えたいね。笑いながらね、「是非もなし!」ってね。……どういう意味?(一同大爆笑)
――最後に、作品を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
中井氏:毎度のことですが、熱気のこもった作品ができ上がりました。現時点での決定版をぜひ聞いていただきたいです。
保志氏:3部作がこれで完結です。“幸村”も“政宗”もこれからどうなるかわからないのでぜひ応援してください。お楽しみに!
森川氏:やるだけのことはやって、悔いはないという感じです。うまく「勝どき」を上げられたかどうかは発売後に手に入れて、聞いてください。
若本氏:音響監督が佐藤敏夫さんで、我々にとって厳しいところもある、そんな演出がありました。でもそんな演出もあって、細かいところまで完成されているいい仕上がりです。そこらへんも含めて聞いてください。よろしく!
速水氏:男と男のドラマが好きな女性のみなさんも、時代劇が好きな男の人も、すべからく楽しめると思います。濃いドラマなので、寝る前ではなく、「聞くぞ!」という意気込みと飲み物を用意してから、聞いてください。
アフレコ取材に参加した声優陣。左より速水奨氏、若本規夫氏、森川智之氏、保志総一朗氏、中井和也氏。一連のドラマCDの最終盤ということで、すべてを出し切り満足だった様子。
こちらは仮ジャケット画像。細部に渡りこだわりの詰まった熱いドラマになっている本作は、10月24日に発売されるのでお楽しみに!
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データ
▼「戦国BASARA2~漆黒!本能寺の変~ドラマCD」
■品番:SCDC-00571
■販売元:ソニーミュージックディストリビューション
■発売元:ハピネット
■発売日:2007年10月24日
■価格:3,150円(税込)
▼『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2/Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:2007年冬予定
■価格:未定
■関連サイト
・「戦国BASARA2~漆黒!本能寺の変~ドラマCD」紹介サイト
・『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』公式プレサイト
・『戦国バサラ X』公式サイト
・カプコン