「東京魔人學園第弐幕」試写会レポ主役の下野氏のコメントも
7月27日よりANIMAXにてオンエアされるTVアニメ「東京魔人學園剣風帖 龍龍(トウ) 第弐幕」の試写会が、本日7月25日に行われた。
本作は、2007年1月~4月にかけて、ANIMAXにて放映されたTVアニメ「東京魔人學園剣風帖 龍龍」の続編で、1998年に発売されたPS用S・RPG『東京魔人學園剣風帖』をベースにした作品だ。
「外法」と呼ばれる力を操りさまざまな事件を起こした男“九角天童”との戦いを終え、平和な日々の生活に戻っていた主人公“緋勇龍麻”とその仲間たち。そんな彼らのもとに謎の武闘集団「拳武十二神将」が現れたことから、再び“龍麻”たちは戦いに巻き込まれていくことになる。今回の試写会で放映された第1話では、“龍麻”たちの日常に、謎の殺人事件と「拳武十二神将」が影を落としていくエピソードが描かれていく。
試写会では、完成して間もない「東京魔人學園剣風帖 龍龍 第弐幕」の第1話がが放映。その後、主人公“緋勇龍麻”を演じる声優の下野紘氏と、監督を務める石平信司氏からのメッセージビデオが流された。以下に、下野氏と石平氏のメッセージを紹介していく。
●下野紘氏(“緋勇龍麻”役)
「前作もストーリー的にかなり切なくなるような部分が多かったんですが、本作ではそれぞれ過去の自分と向き合う場面が多くなり、より切ない物語になっています。みんな泣いちゃったりしますし。前作では「“龍麻”ってこういうキャラクターなんじゃないかな」って想像で補いつつ手探りで芝居をしていた部分があるんですけど、今作では“龍麻”の知られざる過去が描かれていたりして、そのなかで自分にシンクロする部分などがあったりして、しっかりと役のイメージをつかめました。まだ少し収録は残っているんですけど、そうやって得られたものを芝居に生かしていければいいと思います。
あと、第1話では「前作ではあんな役だったキャラクターがこんな役を?」というサプライズもあるので楽しみにしていてください!」
●石平信司監督
「前作では、“九角”との戦いはひととおり終わったけれど、まだ真の敵がいるらしいぞ、という終わり方になりました。それからしばらく経って気持ちの切り替えも出来まして、今作では、明るいシーンはより明るく、シリアスなシーンはよりシリアスにというようなコントラストを強くしています。日常の何気ないシーンでの“龍麻”や“京”ちゃんたちのやり取りは、ラジオドラマでやったほどではないにせよ、かなりコミカルな味付けになっていますね。やや暴走がちな部分も見受けられますが。
前作の敵は「鬼」などの異形でしたが、今作では“龍麻”たちと同じ人間たちが敵となり、さらに“龍麻”たちは、自分の内面と相対していくことになります。先ほど話したように明るい部分がより明るくなった分、暗い部分がさらに際立つようになっていると思います。スタッフもキャストもそのあたりに力を込めて作っているので、ぜひご覧いただければと思います。」
いよいよ2日後の27日から放映開始となる本作。前作を見ていたというファンは、再び描かれる“龍麻”たちの物語を楽しみにしていよう!
(C)Asmik Ace Entertainment,Inc./Marvelous Interactive Inc./Majin Production Committee
データ
■TVアニメ「東京魔人學園 剣風帖 龍龍 第弐幕」
【放映開始】2007年7月27日
【放映局】ANIMAX
【スタッフ】(敬称略)
原作:今井秋芳
監督:石平信司
シリーズ構成:根元歳三
キャラクターデザイン・総作画監督:中井準
美術監督:永吉幸樹
撮影監督:佐藤正人
音響監督:小林克良
音楽:根岸貴幸
【キャスト】(敬称略)
“緋勇龍麻”役:下野紘
“美里葵”役:堀江由衣
“蓬莱寺京一”役:川鍋雅樹
“醍醐雄矢”役:平勝伊
“桜井小蒔”役:新井里美
“壬生紅葉”役:加瀬康之
“八剣右近”役:坪井智浩
ほか
■関連サイト
・「東京魔人學園 剣風帖 龍龍(トウ)」シリーズ公式サイト