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2007年8月15日(水)

みんなでハンティング!アメリカザリガニも駆けつけた「モンスターハンター夏期講習」

 8月14、15日に、東京都豊島区にある「みらい館 大明(旧・大明小学校)」でPSP用アクションゲーム『モンスターハンターポータブル 2nd(以下、MHP2nd)』のユーザー参加型イベント「モンスターハンター夏期講習」が開催された。

 このイベントは、「なかなかハンターランクが上がらない」と困っている人や、「ハンター仲間が欲しい」と思っているユーザーに向け、カプコンが企画したもの。事前応募制で、8月2日まで公式サイトにおいて募集が行われていた。

 本イベントに参加したハンターは、まず体育館に集められ4つのクラスに分配。学校のチャイムが体育館に鳴り響くと、ステージには夏期講習の「校長」こと『MHP2nd』のプロデューサー・辻本良三氏と、「教官」こと『MHP2nd』のプランナー・小嶋慎太郎氏が登場し、「起立、礼!」という号令とともに最初のプログラムである「朝礼」がスタートした。
 大勢のハンターを前に、両名が「暑いなか、ご苦労さまです。おもしろい企画を用意してあるので、ぜひ楽しんでいってください(辻本氏)」、「暑いなか来てもらったので、熱いハンター仲間を作っていってください(小嶋氏)」と挨拶し、ひとまず解散と思いきや、なんとここでお笑いコンビ・アメリカザリガニが登場! 自他ともに認める凄腕ハンターの2人は、「心に残る狩りをしてください」と参加者たちを激励した。その後、ハンターが所属するクラス担任の先生が紹介され「朝礼」は終了となり、ハンターたちはそれぞれのクラスに移動していった。

学校跡地の「みらい館」で開催された「モンスターハンター夏期講習」。出迎えるのは、『モンスターハンター』イベントではおなじみの“パティ”ちゃん。辻本校長と小嶋教官は、「ぜひ、楽しんでいってください」と語っていた。

朝礼に突然登場したアメリカザリガニに、参加ハンターも驚きを隠せなかった。後輩芸人には先輩ハンター風を吹かせているとのタレこみが報告された柳原哲也氏(写真、右)は「クックツインズ」を愛用中。同氏いわく「乱舞すると炎のエフェクトが出るのがたまらない」とのことだ。

 教室では、先生が改めて自己紹介をし、その後『モンスターハンター』に関する問題を解いていく「モンハン模試」が行われ……ると思いきや、クラスにはアメリカザリガニの2人が乱入。動揺する先生をよそに、2人は突然「抜き打ちテスト」を行った。問題は「アメリカザリガニ、平井善之の『MHP2nd』ないの所持金、下3ケタはいくらか?」というもの。ブーイングが起こる教室に対し平井氏は「ハンターランクは6で、所持金は15万ボチボチでした」とヒントを出したが、ブーイングは鳴り止まず、両氏は「しっかり解くように」いうセリフを残し、教室をあとにした。
 平穏が戻った教室では、全20問の「モンハン模試」がスタート。制限時間5分は短いのでは? と思ったが、参加したハンターは脳も鍛えてあるようで、おおむね時間内に解き終えていたようだ。2つのテストの結果は、のちほど発表されるという。

教室に乱入してきたアメリカザリガニ。「抜き打ちテスト」の問題に対しては、「そんなのわかるか!」、「ナン○ーズかよ!」という突っ込みが飛び交っていた。

「モンハン模試」は、ハンターの知識をテストする実力問題。テスト中に登場した小嶋教官が教室を歩き回る様子は、カンニングを見張っている鬼教官そのもの(笑)。

各教室の後方には、設定資料やイラストなどが展示されていた。「蟹モンスターの原案」と書かれているのは、“ダイミョウザザミ”の原型となったモンスターだろうか?

 「模試」を回収したあとはいよいよお待ちかねの、クエストをプレイする時間に。最大4人が1組のテーブルに着席し、各々のテーブルで好きなクエストに挑戦していた。なお、約1時間にわたるクエスト挑戦タイムでは、同じテーブルについたハンターのランクを上げたり、1人では勝てなかったモンスターに挑戦したりとさまざまな風景が確認できた。

さまざまなハンターがクエストに挑戦していた各教室。なお、電撃オンラインの記者が取材した回は昼の時間だったためか、10代のハンターが多かったように思われた。

クエストに挑戦するという楽しい時間はあっという間に終了。先ほど行われた「モンハン模試」の答案用紙が返却され、結果に一喜一憂する姿も。なお、平均点は83.17点とのこと。

 クエストに挑戦したあとは、再び体育館に集合し「終礼」が行われた。辻本校長は「おもしろかったですか? このあとにもちょっとだけ楽しみがあるので、そちらも期待してください」と述べ、小嶋教官は「知らない人と初めて一緒にプレイしたという人は、新たなおもしろさを理解してもらえたのではないでしょうか」と、本作の魅力の1つである協力プレイについて言及していた。

 また、本日のゲストであるアメリカザリガニ・柳原氏の「みんな、ええ顔しているわ」というコメントに対し、相方の平井氏から「ちょっとバテてるよ」と突っ込みが入り、会場が笑いに包まれるという場面も。続けて、アメリカザリガニによる「抜き打ちテスト」の正解が発表された。
 「平井氏の下3ケタの金額はいくらか?」という問題だったが、正解は「533」。残念ながらピッタリ当てた人はいなかったが、「532」と1つ違いを答えた人など回答者のなかから上位5人には、アメリカザリガニのサイン入りカレンダーが贈られていた。

 その後、先日発売されたばかりの「モンスターハンター・トレーディングカードゲーム」第2弾ブースターBOXや、「モンスターハンターショップ」で発売されている「アイルークッション」、「ポスター」などのグッズが当たる抽選会を実施。さらには参加者全員へのプレゼントとして、ダウンロードクエスト「鋼の来訪者」の先行配信と、ギルドマークのついた「リストバンド」の配布が行われ、「モンスターハンター夏期講習」は終了となった。
 終了後も、開放された教室「リアル集会所」で一緒にプレイしたり、「トレーディングカードティーチング」が行われるなど、ハンター同士の交流が絶えなかった「モンスターハンター夏期講習」。参加できた人は、忘れられない狩りの思い出をつくれたのではないだろうか。

「終礼」で、「おもしろかったですか? そういってもらえるとやったかいがありました」と語った辻本校長に、小嶋教官。

「抜き打ちテスト」で正解に近い答えを書いたハンターには、現在では入手困難な「モンスターハンターカレンダー」に、アメリカザリガニのサインを入れてプレゼント。柳原氏は「価値はさらに上がったのか、下がったのか?」と自ら突っ込んでいた。

グッズ抽選会では、先日発売された「アイルークッション」や「モンスターハンター学狩帳 しゅりょう帳」、「モンスターハンターメモ帳」などが、ハンターにプレゼントされていた。「アイルークッション」には対しては、「欲しい~」、「かわいい」などの声が会場から漏れていた。

参加者には、防具「狩人Tシャツ」を作れるダウンロードクエスト「鋼の来訪者」が会場限定で配信された。また校長や教官など、スタッフが身につけていたギルドのマーク入り「リストバンド」を贈呈。

イベント後にはメディア向けに撮影会が行われた。前列左から、アメリカザリガニ・柳原哲也氏と平井善之氏。後列左から、“パティ”ちゃん、小嶋慎太郎氏、辻本良三氏、そして“パティ”ちゃん。

イベント終了後、会場に設けられた「夏期講習 特別購買部」で買い物を楽しむアメリカザリガニ。……お2人とも、どれだけ買う気ですか?

「トレーディングカードティーチング」では、親切な教官がやさしく教えてくれていた。人気が高いゲームだけに、興味のある人が多かった様子。


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データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2007年2月22日)
■価格:5,229円(税込)

■関連サイト
『モンスターハンターポータブル 2nd』公式サイト
カプコン