【キャラホビ】もう1つの新たな「G」の鼓動――「ガンダムUC」トークショーレポ!
8月18日、千葉・幕張メッセにて日本最大級のキャラクター&ホビーイベント「C3×HOBBY キャラホビ2007(以下、キャラホビ2007)」にて、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」のトークショーが行われた。
「機動戦士ガンダムUC」は、角川書店より発行されている「月刊ガンダムエース」にて現在連載中の、福井晴敏原作の小説で、「キャラホビ」会場では、アニメーション映像が初公開となっていた。
この日のトークショーには作者である福井氏に加えて、TVアニメ「機動戦士ガンダム」で主人公“アムロ・レイ”役を演じた古谷徹氏と、“アムロ”のライバル役“シャア・アズナブル”役を演じた池田秀一氏が参加。「機動戦士ガンダムUC」がどういった作品なのか、そして今後どう展開していくのかについて和やかにトークを交わした。
福井氏によると、本作は劇場映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の3年後(宇宙世紀96年)を舞台にしたストーリーで、TVアニメ「機動戦士ガンダム」を見て育った40歳前後の人間にも楽しんでもらえるような作品になるとのこと。また福井氏は、「50歳を超えていて、「機動戦士ガンダム」とほかのロボットアニメの区別がつかないような世代の人に、ぜひとも「ガンダム」シリーズを認知していただけるような作品になるとうれしいですね」と意欲を見せた。
さらに、古谷氏が「なんで“アムロ”と“シャア”が出てこないんですか?」と質問すると、福井氏は「昨日から、お2人にその質問をされるだろうと覚悟していましたが、やっぱり来ましたか(笑)。出ないとは限らないですよ?」と、意味深な発言が飛び出した。
その後は、昨日完成したばかりだという「機動戦士ガンダムUC」のプロモーションムービーを上映。ムービーの中には、主人公“バナージ・リンクス”や、ヒロイン“オードリー・バーン”らのビジュアルや、「宇宙世紀の呪い」や「ラプラスの箱」といった気になる単語などが確認できた。
ムービーやテストモデルが存在していることから、今後アニメ化などの展開もあるのでは? と予想される「機動戦士ガンダムUC」。「ガンダム」シリーズ直撃世代だという人はもちろんのこと、最近の新しいシリーズで「ガンダム」を知ったという人も、今後を楽しみにしていてもらいたい。
写真左から福井氏、古谷氏、池田氏。ステージに登場した古谷氏と池田氏は、ファンにはおなじみの“アムロ”と“シャア”の声で挨拶。生でそれぞれのセリフを聴いた瞬間、ギャラリーからは拍手が。
こちらは会場で流されていた「機動戦士ガンダムUC」プロモーションムービーのショット。スラリとした純白の姿から一転、機体のいたるところから赤い光が漏れ出し「ガンダム」らしいシルエットへと変貌を遂げていた。本PVは、9月26日より全国の書店などで放映されるとのことなので、興味のある人はチェックしておくといいだろう。
「バンダイ」グループブースには、「ガンダムUC」のテストモデルと思しきキットが設置されており、たくさんの人の注目を集めていた。
(C)創通・サンライズ
■関連サイト
・「機動戦士ガンダムUC」公式サイト
・GUNDAM.INFO
・角川書店
・「C3×HOBBY キャラホビ2007」公式サイト