2007年8月27日(月)
●「怪物王女」 | |
「怪物王女」は、光永康則氏による漫画が原作のTVアニメで、怪物を統べる王族“姫”の戦いを描いた作品。出演する声優陣の挨拶のあとには、美郷あきさんがオープニングテーマ「BLOOD QUEEN」を熱唱したライブステージに続いて「第19話 海洋王女」が先行上映され、ファンは画面に見入っていた。 |
●「ベクシル」 | |
「ベクシル」は、「ピンポン」の監督や「アップルシード」をプロデュースした曽利文彦氏によるフルCG映画。2067年に鎖国した日本を舞台に、CGで描かれたリアルな映像が話題となっている。曽利監督は「雪や砂など、CGがいままで苦手としていたものを、キラキラさせることなく表現しているのが見所です」と自信たっぷりに話した。また、「アクションシーンは力を入れて作りました。アニメが好きな人も、CGの映画をぜひ見てください」とアピールしていた。 |
●「神曲奏界ポリフォニカ」 | |
「神曲奏界ポリフォニカ」は人間と精霊が共存する大陸「ポリフォニカ」を描いたTVアニメ。このコーナーでは、“コーティカルテ・アパ・ラグランジェス”役の戸松遥さんと“ユギリ・プリネシカ”役の佐藤利奈さんによるトークショーが行われたほか、生アフレコや「サイン入りカラーボール」のプレゼントなどで終始大盛り上がりのコーナーとなった。ステージ後にはエンディングテーマを歌うユニット、kukuiが登場してエンディングテーマ「コンコルディア」を披露。その後、eufoniusがオープニングテーマ「Apocrypha」を熱く歌い上げ、「神曲奏界ポリフォニカ」のコーナーは幕を閉じた。 |
●「おおきく振りかぶって」 | |
現在放送中の高校野球を描いたTVアニメ「おおきく振りかぶって」からは、“三橋廉”役の代永翼氏、“阿部隆也”役・中村悠一氏、“百枝まりあ”役・早水リサさんが登壇し、公開アフレコを行った。ここでは、それぞれが普段演じているキャラクターの声を当てるのではなく、投手“三橋”を中村氏が、捕手“阿部”を代永氏が演じるというバッテリー交換が行われる場面も。しかし、さすがはプロの声優さん、見事に逆転劇を演じきり、会場からは拍手と歓声が起こっていた。早水さんは「ちょうど高校野球も行われていて、アニメと比較していただけると作品の作画の細かさが分かるので、両方を楽しんで見てください」と話していた。 |
●「ああっ女神さまっ 闘う翼」 |
会場で電撃的に発表されたのが、TVスペシャルとして放送される「ああっ女神さまっ 闘う翼」について。この作品は、原作「ああっ女神さまっ」の連載20周年企画として放送されるもので、今までのTVシリーズでは描けなかったエピソードを放送するという。“ベルダンディー”役としておなじみの声優・井上喜久子さんは「この作品も20年、私も声優として20年になります……といってもまだ17才なんですけどね(オイオイ)」というコメントで会場を笑いで包んだ。また監督の合田浩章氏はビデオレターで「作業は遅れぎみですが、鋭意製作中です。ファンの人は楽しみにしてください」とコメント。放送日程などの詳細は、今後明らかにされるので続報に期待しよう。 |
●「ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス」 | ||
魔人退治を行う「退治屋」“名橋ルチア”、と魔人を「視る」力を持つ“鷹花スミレ”の物語を描いたTVアニメ「ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス」では、“名橋ルチア”役の高垣彩陽さんと“鷹花スミレ”役の茅原実里さんが、「ルチアとスミレのヴィーナスヴァンガード通信」という公開ラジオのようなコーナーを展開。新しいタイプのゴスロリショップをテーマにしたハガキを紹介したり、リクエストに応えたりしていた。そのなかで高垣さんは「“ルチア”は私が初めていただいたメインの役です。このような大きなステージでイベントをやらせてもらえて、とてもよかったです」と涙ぐみながらコメントする場面も。茅原さんは高垣さんをなだめながら、「スタッフにも恵まれ、とてもよい雰囲気でした」と続けた。ステージが暗転すると、妖精帝國によるエンディングテーマ「至純の残酷」、Rirykaによるオープニングテーマ「Bravin’ Bad Brew」の演奏が行われ、会場はライブハウスのように沸きあがった。 |
●「ひだまりスケッチ」 | |
「ひだまりスケッチ」は、「まんがタイムきららCarat」(芳文社刊)で連載中の4コマ漫画で、2007年1月~3月にはTVアニメも放送されていた人気作。そのTVアニメに出演していた声優の阿澄佳奈さん、水橋かおりさん、後藤邑子さん、新谷良子さん、そして原作者の蒼樹うめさんが舞台に姿を見せた。この日は阿澄さんの誕生日ということで、会場全員から祝福の「バースディソング」の合唱が行われたあと、「4コマにセリフを考え、声をあててみるコーナー」がスタート。蒼樹さんによる厳選なる審査の末、優秀作品には阿澄さんの作品「ものまねしま~す」が選ばれた。続いて、9月に発売されるキャラクターミニアルバムと、特別編DVDの情報が公開されたあとには、オープニングテーマ「スケッチスイッチ」の演奏が。アップテンポでノリがいい曲に、会場が揺れていると錯覚するほどの盛り上がりを見せ「ひだまりスケッチ」のコーナーは終了となった。 |
●「Lia☆スペシャルミニライブ」 | |
Liaさんは、癒しの歌声をもつという人気女性アーティスト。「Ana→Last regrets→Farewell song→青空」という人気バラードメドレーを披露し、観客を魅了した。Liaさんは「最初にゲームの主題歌の話をいただいたときは、このような舞台で歌えるなんて、思いもしませんでした。とてもいい出会いをしたと思います」と自身の思い出を語った。また「最初は『AIR』という存在を知らなかったんですが、DVDで見まして。ホントに泣けますよね。自分の曲が使われているものを見るのが初めてで、自分で感動してしまいした(笑)」とややテレながら続け、最後にLiaさんの代表曲「鳥の詩」をしっとりと歌いあげた。 |
会場には、今回紹介されたアニメのグッズや、会場限定アイテムを販売する物販コーナーも設置されていた。「タンブラー」は、なかの絵を差し替えられるもので「CLANNAD」のイラスト3枚が付属する。 |
■関連サイト
・「怪物王女」公式サイト
・「ベクシル」公式サイト
・「神曲奏界ポリフォニカ」公式サイト
・「おおきく振りかぶって」 公式サイト
・「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」公式サイト
・「ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス」
・「ひだまりスケッチ」
・「CLANNAD」
・「TBS アニメフェスタ 2007」公式サイト