KONAMIは、本日9月19日に都内にて「KONAMI MEDIA CONFERENCE 2007」を開催。9月20日~23日に開催される「東京ゲームショウ2007(以下、TGS2007)」に出展するタイトルを発表した。
発表会では、まず最初にコナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長・田中富美明氏が登壇し、挨拶を行った。田中氏は、「現在、プラットフォームが出揃った状況にあり、これからコンテンツメーカーであるKONAMIの力を存分にアピールできると思うので、ぜひ期待してほしい」と述べ、「今後のコンテンツキーワードとして、コミュニケーション、健康、多様性の3つが必要になると考えています。ネットワークを使用することでコミュニケーションを取ることができるもの、世界的に注目されている健康をテーマにしたソフト、そして多様なコンテンツをさまざまな人々に提供していきます。それらが今日発表するソフトです。今後の我が社の広がりに期待していただけと思います」と自信をあらわにした。
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コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長・田中富美明氏は、「明日からの「TGS2007」に向けて、今日の発表で確認していただければと思います」と発言した。 |
続いて、ゲームコンテンツプロダクション エグゼクティブプロデューサー・沖田勝典氏が姿を見せた。沖田氏は、今冬発売予定のDS用アドベンチャーゲーム『タイムホロウ 奪われた過去を求めて』を発表。「誰もが過去を変えたいと思ったことがあるのではないでしょうか? 本作は、緻密なストーリーを持ち、タッチパネルを使って謎を解いていく過去修正アドベンチャーゲームです」と話し、デモムービーを披露した。本作のストーリーは、主人公“時尾歩郎”が「ホロウペン」と呼ばれる「時空に穴を開けるペン」を使い、何かの原因で過去が変わって、本来なかったはずの事件に巻き込まれていく人々を助けるというもの。シナリオ監修には、小説家・脚本家として活躍中の秦建日子氏を起用している。
次に沖田氏が公開したのは、PSP用ソフト『サイレントヒル ゼロ』。「コンセプトは『サイレントヒル』の原点。ユーザーに高い評価をいただいている『サイレントヒル』シリーズの新作で、『サイレントヒル』の前の出来事を描いたものになっています」とコメントした。なぜ「サイレントヒル」は悪夢の街になってしまったのかという、発端の秘密に迫る内容のようだ。
さらに沖田氏は、今後の展開としてDS用ソフト『どこでもピラティス』を制作していると明らかにした。「スポーツとエンタテインメントの融合」という、今後コナミが力を入れてゆく方向性のタイトルであり、アミューズメント施設や自宅で楽しめるような連動の仕組みを模索しているということだ。
この後、オンラインコンテンツプロダクション エグゼクティブプロデューサーの高橋一也氏が登壇。高橋氏からは、「スーパーリッチコンテンツ展開」という言葉が飛び出した。これは、カジュアルではない大容量を生かしたクオリティの高いコンテンツを作るというもの。同氏は「携帯用ゲームは、ゲーム容量の制限が上がるたびに革新的な進化を遂げてきた。それをいかしたコンテンツを紹介したいと思います」と話し、『ワールドサッカー ウイニングイレブンモバイル2』、『モバイルプロ野球5』、『サイレントヒル ザエスケープ』、『ときめきメモリアル2』などを紹介した。
次に、ウイニングイレブンプロダクション エグゼクティブプロデューサー・榎本真司氏が登場。榎本氏は「現在、5機種で『ウイニングイレブン』シリーズを発売していますが、今年はPS3とWiiが加わります。これにより、ますます多くのユーザーが本シリーズを楽しんでいただけると確信しています」と熱く話した。そして、「このたび、PS3とXbox 360で発売されるタイトルは『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008(以下、ウイイレ 2008)』です」と、シリーズ新作を高らかに発表。「グラフィックが高解像度になっているのはもちろん、我々が旧世代機ではできなかったサッカーの表現を追求しています」と話し、画面写真を公開した。画面写真からは、突破しようとする攻撃選手のユニフォームを引っ張るディフェンダーの姿や、フリーキックを防ぐ守備側の壁に10人が参加しているシーンなどが映し出され、『ウイイレ 2008』では、こうしたシチュエーションにも対応することが明らかとなった。この他、状況に応じて攻守のパターンを変えるCPUの搭載や、マスターリーグのパワーアップなどが図られているとのこと。
さらに、同氏はWiiで『ワールドサッカー ウイニングイレブン Wii(仮称)』を制作していることを明かした。Wiiならではのソフトを目指して、シリーズの統括プロデューサーを務める高塚新吾氏を中心とせず、新たなメンバーが制作を手がけているという。オフ・ザ・ボールや、オープンスペースというサッカーならではの要素をいかに取り入れるかに重点を置いて制作しているとのこと。続報は冬ごろ明らかになるそうなので、楽しみにしておこう。
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ウイニングイレブンプロダクション エグゼクティブプロデューサー・榎本真司氏は、「コナミブース内「ウイイレ」コーナーはリラックスして遊べる空間になっている」とコメントした。 |
榎本氏と入れ替わりで、パワプロプロダクション エグゼクティブプロデューサー・上原和彦氏が壇上に立った。まず上原氏は、10月4日にPS2とWiiで発売される『実況パワフルメジャーリーグ2』を紹介。そして、北米において『MLB POWER PROS』というタイトルで同シリーズを展開すると発表した。今までのノウハウに加え、アメリカ市場向けのアレンジを加えるとのことで、「ついに『パワプロ』シリーズが海外に進出します。まずはアメリカゲーム市場でのスタメン入りを目指して頑張っていきます」と野球にちなんだ意気込みを語る場面もあった。
また12月6日には、DS『パワプロクンポケット10』が発売される。携帯ゲーム機とは思えない、なめらかな3D表現に加え、実況も追加されているのが特徴。Wi-Fiとダウンロード、通信対戦も楽しめるということで、10周年を迎え大きく進化した『パワポケ』を体験できそうだ。最後に上原氏は「ますます進化する、パワプロプロダクションのラインナップにご期待ください」と述べた。
この後登場したのは、ビーマニプロダクション エグゼクティブプロデューサー・大田良彦氏。今後の展望として、「現在『ビーマニ』シリーズはアミューズメント施設で非常に好調です。今後は、北米・欧州でも展開し、WiiやPS3、DSといった新しいおもしろさを生み出すハードに対応させます。そして、すべてのソフトでワールドワイドにネットワーク接続を行い、世界を含めた商品展開をしていきます」と話した。
さらに大田氏は、10月25日に発売するWii用ソフト『ダンスダンスレボリューション HOTTEST PARTY』を紹介。「全身ダンス」という独自の要素を持つマルチプレイ対応作品で、「ファミリーで楽しめるDDR」がテーマだという。入力された動きからカロリーを計算するなど、健康に気をつかえるソフトになっているそうだ。
そして最後に、今後発売される『メタルギア』シリーズ関連商品について、小島プロダクション エグゼクティブプロデューサー・小島秀夫氏が説明を行った。まず最初に公開されたのは、PS3『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』の新作トレーラー。これは明日から開催されるTGS2007で公開される予定で、新たな部隊を率いて“リキッド・スネーク”の私設部隊と戦う“メリル”を中心としたムービーになっている。トレーラーの最後には、これまでのシリーズファンが驚くような映像がいくつも盛り込まれているので、ぜひTGS2007の会場でチェックしてもらいたい。なお本作は、全世界で今冬の発売を予定している。TGS2007でのプレイアブル出展が決定したので、シリーズのファンはぜひ会場に足を運んでみてほしい。
続いてスクリーンに映し出されたのは、PS3『メタルギア オンライン』のデモムービー。チームプレイの楽しさと奥深さがよくわかる作りになっており、会場にいた多くの記者の目を釘付けにした。『メタルギア オンライン』もTGS2007のコナミブースで6vs6の対戦が可能だという。案内役もついているそうなので、これまでオンライン対戦の経験がない人も挑戦してみてはどうだろうか。
ここで小島氏から、『メタルギア オンライン』が『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』のソフトに同梱されることが明かされた。正式な発売日は発表されなかったが、TGS2007にプレイアブル出展されるということは、それほど遠くない日に発売されると考えられる。今後の続報に期待しよう。
そして、北米で発売された電子コミック「BANDE DESSINEE」をゲーム化したPSP用ソフト『MGS 2 BANDE DESSINEE』に、フルボイス仕様の前作『MGS BANDE DESSINEE』が収録されることも発表された。また、TGS2007には「BANDE DESSINEE」の原作者であるアシュレイ・ウッド氏も姿を見せるとのこと。小島氏は最後に「明日幕張でお待ちしているので、ご期待ください」と挨拶し、発表会は終了となった。
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「TGS2007」には、連日顔を出すという小島プロダクション エグゼクティブプロデューサー・小島秀夫氏。小島氏が全世界に向けて発売する『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』は、48台の試遊台が用意される。 |
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