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2008年1月29日(火)

「ガンダム00(ダブルオー)」声優陣が大ハッスル!「Gフェス2008」の模様をお届け

 1月27日、東京・新宿にある東京厚生年金会館にて、「Gフェス 2008」が開催された。

 現在MBS・TBS系列で放送中のTVアニメ「機動戦士ガンダム00(以下、ガンダム00)」のトピックをメインにして、来年でシリーズ誕生から30周年を迎える「ガンダム」シリーズをより盛り上げていこうというこのイベント。声優の諏訪部順一氏と小野大輔氏を司会に、「ガンダム00」に出演する声優・宮野真守氏、三木眞一郎氏、吉野裕行氏、神谷浩史氏、浜田賢二氏、中村悠一氏、小笠原亜里沙さん、藤原啓治氏、本名陽子さん、恒松あゆみさん、入野自由氏、斉藤千和さんらが、トークショーなどを行った。以下に、イベントの模様をお伝えしていこう。

■オープニング~Gサミット「00」トークコーナー■
 まずは、シャア専用バスローブを羽織った諏訪部氏と小野氏がステージに登場。その後、2人がキャスト陣を呼び込んで、トークコーナーがスタートした。コーナーでは、前日に開催された「Gフェス 2008」の大阪会場からの帰りの新幹線の中で、入野氏がずっとさきイカを食べていたことが中村氏によって暴露されたり、吉野氏が寝顔を皆に撮影されていたことなどが明らかにされた。また、諏訪部氏からの「オレの乗っているモビルスーツが一番カッコイイなと思う人」という質問に対して、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターたちが次々と挙手。その魅力については「ガキーンってなるところ!(吉野氏)」、「ガガーンってなるところ!(神谷氏)」とはじけた答えを連発。そして三木氏は「え、俺もやるの~?(笑)」と苦笑しつつも「成層圏にドゥ~ンってやるところ!」と答えて会場を沸かせていた。しかし宮野氏は、「GNソード!」と普通に答えて他の3人からツっこまれていた。
 次に女性陣に、「「ガンダム00」の中で一番人気のある男性キャラクターは?」という質問が出たが、ほとんどが「(石塚)運昇さんです!」と即答。諏訪部氏が「運昇さんね……それキャラじゃなくて本人じゃねえかよ!!」とツっこむも、やっぱりみんな「運昇さんです!」。なぜか同じ質問を振られた藤原氏も、「え……運昇さんです!」と回答。出演陣での人気男性キャラクターは、石塚氏であることが判明した。 男性陣にも「一番人気のある女性キャラクターは?」と聞かれると、藤原氏が本領発揮。「そりゃあ……ねぇ。あんな格好されたんじゃ、目がいっちゃうよ(笑)」とキャスト陣から「やらしい笑い来た!」といじられながらも、“スメラギ”がお気に入りであると答えていた。浜田氏は、自身が演じる“コーラサワー”の上司である“マネキン”なのかと思いきや、作中でいちゃついていた金髪の女性がお気に入りとのこと。中村氏は「最初は“ルイス”が嫌いだったんですが、アフレコをするうちに彼女の魅力に気づきました」と言っていたが、吉野氏に「おかしいな? オッパイ大きい方が好きだって言ってたのに」と即座にツッコミを入れられ、しどろもどろになる一幕も。
 ここで、監督を務める水島精二氏からのビデオメッセージとスペシャルPVが会場に流され、シークレットゲストである“ヨハン・トリニティ”役の小西克幸氏、“ミハエル・トリニティ”役の浪川大輔氏、“ネーナ・トリニティ”役の釘宮理恵さんが登場し、それぞれ演じる役や、乗る機体についてコメント。浪川氏が「僕の乗っている機体は、色が「キュリオス」とカブってますよね」と言ったところで、吉野氏が「(“ミハエル”が)……早く死んだらいいのに」と鋭いカウンターをお見舞い! 続いて神谷氏が「コラコラそんなこと言っちゃ駄目だよ」と軽いコント的な突っ込みを入れて会場を笑わせていた。

■Gサミット「ガンダム」歴史振り返りコーナー■
 ここで「“アムロ”、Gフェスいきま~す!!」という掛け声とともにスペシャルゲストである古谷徹氏が登場した。「殴ったね! 2度もぶった! 親父にも殴られたことないのに!」とお馴染みのセリフで客席を沸かせた後、司会やキャストとともに「ガンダム」の歴史を振り返っていくことに。ここで諏訪部氏が中村氏に「「機動戦士ガンダム」がスタートした日付はわかる?」と質問。中村氏が「4月7日」と答えると、客席からは感嘆の声が上がっていた。続けて、毎年ゲームなどで“アムロ”を演じていることについて古谷氏は「毎年「殴ったね!」って言ってますよね(笑)。TVアニメの放送当時は、大学卒業したばかりで、15歳の少年っていうのは、随分と大人だったわけです。でも今となっては、自分の娘が“アムロ”と同じくらい年齢なんだけど、ずいぶんと甘えん坊なもんだから、幼い少年として演じたくなっちゃうというのはありますね」と語った。さらに、「今まで“アムロ”が乗ってきたモビルスーツの中で一番好きなのは?」と訪ねられた古谷氏は、「やっぱり「エクシア」ですかね」と解答し、宮野氏を驚かせていた。「エクシア」と答えた理由については「僕、ビームサーベルが好きなんですよ。あれが初めて出てきた時はすごい新鮮で……「エクシア」にはそれがたくさんあるしね」とコメントしたが、本当のところは「νガンダム」が大好きであると答えていた。
 そして、歴史を振り返るコーナーの主旨に即して、諏訪部氏から「「機動戦士ガンダム」の企画当初のタイトルは?」とクイズが出題された。古谷氏は「ええっ!? ガンダムじゃないの?」と驚きつつも「実は知っているから」といった理由で中村氏へパス。しかし中村氏は本当に知っていたらしく、「ここは主人公に花を持たせるということで……」と言いつつ、宮野氏へさらにパス。古谷氏から「主役なんだから当然知ってるよね?」と言われた宮野氏が「……ハイッ! ……ハイッ!」と動揺。会場から助け舟が出たものの、結局間違えてしまう。
 2問目は、「プラモデルの「マスターグレード」シリーズ100体目の商品は?」というもの。解答者に指名された小西氏は、楽屋で「僕はガンダム世代だから、もちろん知ってるんですけど「オレは、スゲー「ガンダム」のプラモデルが好きなんだ」って言っている人がいまして……」と、藤原氏へ解答権を渡していた。藤原氏は「そうですね、僕は確かに「ガンプラー」と呼ばれるくらいでしたから、知ってますよ。……だからここは、僕じゃなくて……ええと、誰か……誰か……」と宮野氏をはるかに凌ぐ動揺っぷり。そして「オオウ、ミキー!」と、なぜかかた言の日本語で三木氏にタッチ。三木氏が恒松さんと本名さんを指名するも答えられず、結局観客席から「∀ガンダム!」と答えが飛び出していた。

■「えもらぼ」コーナー■
 ここで、出演陣が一度退場。入れ替わるように菅沼久義氏と岡本寛志氏が飛び入りで登場し「えもらぼ」のコーナーへ。「えもらぼ」とは、Webサイト「デジタルビート」のトップページにて配信されているムービーコンテンツのことで、小野氏、菅沼氏、岡本氏による「チームフレッシュ!」と、明坂聡美さんと本多陽子さんの「チームハリウッド」が交代でパーソナリティを務める情報番組だ。菅沼氏と岡本氏は、本日の司会を務める小野氏の密着取材に来ていたとのことで、取材の模様は後日「えもらぼ」内で放送されるとのこと。興味がある人は、配信を楽しみに待っていよう。

■ビデオメッセージ■
 こちらのコーナーでは、「機動戦士ガンダム」に関係ある人たちによるビデオメッセージをお届け。「機動戦士ガンダム」の原作・総監督である富野由悠季氏は「もう少し余力があるのなら、次の「ガンダム」にチャレンジさせていただきたいとも思いますし、そうではなくて「年寄りに任せていられない!」という若い作り手がいるのなら、若い人に任せるというのも、年寄りの義務として、自己修養としていくつもりですので今後ともご愛顧お願いいたします」と述べた。次にスクリーンには“シャア・アズナブル”役の池田秀一氏が映し出され「今日は会場に行けなくて残念ですが、「ガンダム00」は毎週録画して楽しみに見させていただいております」と挨拶し、続けて“シャア”として「我々も「ガンダム」30周年に向けてこれからも頑張るつもりだ。今日は楽しんでくれたまえ! 勝利の栄光を君に!」と語った。その後、「機動戦士ガンダム」でナレーターを担当した永井一郎氏が、ナレーションを任された時に悩んだことや、第1話のアフレコに臨んだ時の思い出などを語り、最後は劇場版「機動戦士Zガンダム」に主題歌を提供したGackt氏が「僕も、みんなと一緒にこれからも「ガンダム」を盛り上げていきたいと思います」と締めくくった。

■ガンダムマイスター選手権■
 「ガンダム00」に出演しているキャスト陣が、赤と白の2チームに分かれて「ガンダム00」に関するクイズに答えていくコーナー。赤チームは、宮野氏、本名さん、浜田氏、恒松さん、藤原氏、斉藤さん。白チームは、三木氏、吉野氏、神谷氏、中村氏、小笠原さん、入野氏という陣容だった。 まずは、これまでに第16話まで放映されている番組の中から、どれか1つの回に関するキーワード10個を答えていくクイズゲームにチャレンジ。白チームは、第10話「ガンダム鹵獲作戦」について、赤チームは第14話「決意の朝」について答えることに。白チームの神谷氏は、「万死に値する」のセリフが印象に残っていたらしく、そのセリフを連呼するものの、正解にはなかったようで司会陣から「言いたいだけだろう!」とツっこまれてしまう。赤チームは、順調に正解を重ねていき、このゲームでは赤チームに軍配が上がった。続いて、第3話「変わる世界」のラストカットをイラストで描くというゲームへ。両チームのイラストは、以下を参照のこと。
浜田氏
本名さん
恒松さん
宮野氏
藤原氏
斉藤さん
 
三木氏
入野氏
神谷氏
吉野氏
小笠原さん その1
小笠原さん その2
中村氏 その1
中村氏 その2
 正解は、ターバンを巻いたままベッドに横たわる“刹那”だった。答えが提示された後に、吉野氏や中村氏が自分の解答を描き直すという荒ワザに出るも、このゲームでも赤チームが勝利。勝利した赤チームには、大阪で購入した「お土産セット」がプレゼントされていた。

■「ソレスタルステーション00」出張版■
 ラジオ大阪、文化放送で毎週日曜日22:00~22:30に放送中のラジオ番組「ソレスタルステーション00」のスタイルにのっとったこのコーナー。番組パーソナリティを務める入野氏と、この日限りの特別アシスタントの斉藤さんがMCとなり、イベント前に観客に行ったアンケートや、ビデオ出演した佐藤有世さんと高垣彩陽さんが撮影した写真をもとにしたトークを進行していった。トーク以外にも、アニメ本編で出た名言をキャストたちが実際に生アフレコするコーナーなどもあり、観客席からは大きな歓声と拍手が起こっていた。

■エンディング■
 「ソレスタルステーション00」出張版の後、THE BACK HORNによる番組第1期エンディングテーマ「罠」のスペシャルライブが行われ、3時間を超えるイベントもいよいよエンディングへ。宮野氏、三木氏、吉野氏、神谷氏、そして古谷氏が挨拶を行った。

●宮野氏
今日は皆さん「Gフェス」に来ていただいてありがとうございました! 先ほど、THE BACK HORNさんのライブを見てみんなで歓声を上げて盛り上がっていた時に、「すごくいい仲間だな」と思いました。このメンバーと一緒に番組を作り上げていくことができてとても幸せに思います。最後まで頑張って戦い抜いていくので、よろしくお願いします!

●三木氏
本日は、お越しいただいてありがとうございます。ここ何年か好きで聞いているある映画の作中曲、タイトルも歌い手もわからないままだったんですけど、実はTHE BACK HORNさんが演奏している曲で……この作品に参加して、そんな出会いがあったことに運命を感じています。これからもよろしくお願いします、今日はありがとうございました!

●吉野氏
昨日と今日と「Gフェス」に参加したんですが、こんなにたくさんの人が集まってくださって、本当にうれしく思います。昨日、大阪から東京へ帰ってくる新幹線の中で、キャストの皆と楽しい時間を過ごせましたし。「ガンダム00」の世界の中では、ハッキリ言って重たい話もあるんですが、アニメーションでもそういう部分があってもいいと思いますし、それだけを受け止めるんじゃなくて、「ガンダム00」という作品自体を楽しんでもらえればと思います。今日は、本当にありがとうございました。

●神谷氏
皆さん、お越しいただいてありがとうございました! さっきマモ(宮野氏)も言ってましたけど、THE BACK HORNさんのライブの時に、一緒に飛んだり跳ねたりして盛り上がって楽しい時間を過ごさせてもらいました。これから「ガンダム00」は怒涛の展開に入っていきます。皆さん最後まで、必ず付いてきてください! よろしくお願いします!!

●古谷氏
当初は「ガンダムマイスターって何者なんだろう?」という疑問を抱いておりましたが、第16話までやってきて、彼らが心に病を持ち、アブない少年なんだということが……もとい、健気に戦っている勇気ある少年たちであることがわかってきました。そしてアブない3兄弟(トリニティ3兄弟)……これはOKね? が出てまいりまして物語も目が離せない展開になっています。第1シーズンも残すところあと9話となりました。第1シーズン完結に向けて、これからも出演者一同、気持ちを新たに、一言一言のセリフに命を賭けて臨んでいく所存です。これからもさらなる大きな波となるように、皆さん応援をよろしくお願いいたします!

 この挨拶の後、古谷氏が音頭を取って「機動戦士ガンダム、ダブル」「オー!!」という掛け声を来場者と一緒に行って、イベントは終了となった。


データ

■「Gフェス 2008」
【開催場所】東京厚生年金会館
【開催時間】2008年1月27日15:00~18:40(終了)

■関連サイト
「機動戦士ガンダム00」公式サイト
ガンダムパーフェクトウェブ
サンライズ
バンダイ