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2008年3月26日(水)

日本中のご主人ども!「仮面のメイドガイ」出演者コメントに括目するがいい!

 今春に放送スタートするTVアニメ「仮面のメイドガイ」のアフレコが、都内のスタジオにて行われた。

▲こちらの写真は、アフレコに参加したキャスト陣。

 「仮面のメイドガイ」は、富士見書房のコミック誌「月刊ドラゴンエイジ」で連載されている、赤衣丸歩郎原作の同名コミックをアニメ化したもの。自分の知らないところで、大財閥の遺産を相続することになった少女“富士原なえか”と、彼女を守るために派遣されたメイドガイ“コガラシ”を軸に、“コガラシ”の上司にしてメイドガイテイマーの“フブキ”や、“なえか”の弟で美少女ゲームオタクの“幸助”たちを巻き込んで繰り広げられるドタバタギャグ作品だ。

 今回、“富士原なえか”役の井口裕香さん、“コガラシ”役の小山力也氏、“フブキ”役の豊口めぐみさん、“富士原幸助”役の阪口大助氏、“和泉英子”役の加藤英美里さん、“平野美和”役の小林ゆうさんから、アフレコ終了後にコメントをいただいた。以下にコメントを掲載していくので、オンエアを待っているファンはぜひチェックしてもらいたい!

――まず最初に、収録に臨む心構えをお聞かせいただけますか?。

井口さん:第1話で、ものすごくテンポの速いアニメだとわかったので、「収録が朝10時からなのにどうしよう!?」と思っていたんですが、マイクの前に立つと意外と勢いに乗って演じることができました。でもすごくテンションが高いキャラクターばっかりなので、皆さんに負けないよう頑張りたいと思います!

小山氏:これでちょっと、洋画の二枚目俳優の吹き替えはできないかなぁと思いました(笑)。
メイドからお医者までなんでもやりますんで、どうぞ1つこれからもよろしくお願いします。で、この作品は過激ではありますが、お子様も楽しんでいただける健全なアニメなので、とても安心して身を任せてやっています。
ご主人(井口さん)がね仲よくしてくださって、私としては心の溝が埋まったかなぁと。収録はあと10回しかないんですけれど、シーズン3まで行く予定ですので(笑)。皆さんの力で押し上げていただければと思います。よろしくお願いします!!

豊口さん:普段、こういった一見可憐でおしとやかなタイプの役を演じることはあまりないので、ぜひやりたいと思って引き受けました。現場は、初回から力也さんのすばらしいアドリブが飛んでいました(笑)。それを聞いて、この作品は大丈夫だな、と思いました。私はそんなに大騒ぎする役じゃないんですけれど、周りの方がそのぶん大騒ぎしてくださっているので、楽しい作品になると思います。頑張ります!

阪口氏:最近オタ役づいてる阪口です(笑)。タイプこそ違えど、いろいろなオタク役をやらせていただいて、今回は美少女ゲームオタクです。いわゆる普通のオタクくんで、ラクに楽しく演じさせてもらっています。ちょっと体型は太った感じですけれど、中学生らしさを前面に押し出して、カワイく演じております。キモいオタクにならないよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

加藤さん:直接“コガラシ”さんや“フブキ”さんにはまだ絡んでいないんですけど、テンションの高い“なえか”の友だちとして、小林さんの“美和”と一緒に彼女にツッコミを入れる役です。収録中はとても楽しくて、本番中は皆さんの演技を聞いている時に、笑いをこらえるのが大変だったりします(笑)。それくらいおもしろい作品ですので、ぜひぜひ見てください。お願いします。

小林さん:“美和”は、“英子”さんと“なえか”さんの3人グループですごく仲よくさせてもらっています。そして剣道を頑張っています。“コガラシ”さんのことが個人的に気になっています。“幸助”さんもふうわりされているところが素敵です。この現場に入らせていただいてすごくうれしく思っています。よろしくお願いします。

――少し重なってしまいますが、ご自身の演じる役について教えてください。

井口さん:料理も掃除も恋も、いろんなことができないけれど、普通の女の子です。実は、ある財閥の娘だったりするんですけれど、本人は気づいていません。“コガラシ”さんが現れてから、振り回されているキャラクターです。一番しっかりした娘かと思っていたんですが、ものすごいぶっ飛んでいてすぐ自分の世界に入ってしまうので、大変だなって思いながらやっています。こんなに勢いある役は初めてなのでうれしいです。時代劇が好きなところや、好きなタイプが男らしい男の人だとか、基本的にお料理や掃除ができないところとか(笑)、似てるところはたくさんあります。

小山氏:“コガラシ”はなんでもできます(笑)。マサチューセッツ工科大学出身で、数学のプロフェッサーという称号を持っているんですよね。そして掃除洗濯料理なんでもできて、しかも透視力、そしてなんでも聞き分ける聴力、自前のシュレッダーも持っていますし。ただ配慮に欠けるところがありますが、後は完璧なスーパーマンです。ちょっと距離を置いて付き合うには、頼りになる相手だなと思います。そして、何かの折に助けてもらうくらいがちょうどいい。いくら死んでも蘇りますし。すばらしい回復力にもあこがれますね。

豊口さん:“コガラシ”さんとともに“なえか”様と“幸助”様に仕えるメイドさんです。2人が大財閥の子どもということで、彼らの身を守るのが本来の目的となるわけです。“コガラシ”さんはだいぶ傍若無人ですけれど、彼をとめるストッパー役でもあります。優しい温和な女性だなと思わせつつ、実は大男をしとめられるほどの強い力も持っています。

阪口氏:普通、お姉ちゃんが家事とかできないと、弟がしっかりしているものなんですが、“幸助”も一切できません!!さらにダメなのは、“幸助”は、Hなゲームとメイドさんにしか興味がないということ。見た感じは温和で、頭も悪くなさそうなんですが。でも、人との付き合いは明らかに苦手そうな男の子ですねえ。でもまぁ……カワイイんじゃないですかね。

加藤さん:“英子”は、ごくごく普通な女子高生です。“なえか”や“美和”とは気の合う友だちで、“なえか”に負けないくらい元気な娘だと思います。部活で剣道をやっているので、女の子らしいというよりも活発で男性的な印象がします。強気な女の子って感じです。これからも、暴走した“なえか”を止められるような友だちであってほしいと思っています。

小林さん:“英子”さんが“なえか”さんにツッコんでいるのを見て、“美和”さんは後ろで「ヤレヤレ」って感じで呆れています。でも今日の収録で、ちょっとオトボケさんなところもあるとわかったので、“美和”さんの新たな一面が見られてよかったな、と思いました。

――それでは最後に、番組の見どころと、ファンへのメッセージ、そして自分は奉仕される方がいいかする方がいいか教えてもらえますか?

井口さん:ホントにテンションが高くテンポも速くて、そして男の人がメイドという、今までにない作品だなと思います。瞬きをする暇がないくらいのスピードで進んでいくので、小さい動きまで見ていただけたらうれしいですね。たまにお色気シーンもあったりして、そういうところは夜中ならではだと思います。そして私もお色気をはじめ、いろいろと頑張りますのでよろしくお願いします。
奉仕は……されたいです。私はツンデレではなくデレツンが好きなので、皆の前では優しいけれど、2人っきりになったらすごくコワいって人がいいんですよ。だから、ご奉仕というよりは睨みつけられたいです。

小山氏:素敵なご主人なので、非常によかったです。とても素直で明るく気持ちのいい方なので、しっかり御奉仕していきたいです。ぜひロングランになるよう頑張ります。見どころはやっぱりご主人のサッパリしたところと、和気あいあいとした剣道チーム。そうしたところを楽しみに見てもらいたいと思います。
ご奉仕は、したい人には身を挺してご奉仕したいですね。でもされたい部分もありまして。週に2回くらい床掃除などをしていただければ。洗い物とかは僕がやりますので(笑)。

豊口さん:ここ最近どんどん台本が厚くなっていって、キャストを見ても「これはどう考えても濃ゆい30分になるはずだ!」って人たちが揃っております。これからキャラクターも増えるだろうし、皆さん楽しみにしていてください。
で、私はご奉仕する側が好きです。祭りごとが好きで、何かするのが好きなんですよ。されるとなんだか申し訳なくなっちゃうので、自分でする方がいいですね。

阪口氏:本当にセリフの量も多くて、たたみ込む勢いある作品です。現場のノリも明るく楽しい現場なので、画面から雰囲気が伝わるんじゃないかと思います。最後まで、この勢いを保って、続編その次までつなげていきたいです(笑)。
ご奉仕は、されたいです。僕は受身の人間ですので(笑)。自分からは決して動きません。

加藤さん:皆さんが言っていたようにとても勢いのある作品で、見ているだけで自然に笑いが出てきてしまうと思います。第1話の収録前に、スタッフさんたちも「楽しみながら作っています。」とおっしゃっていたのが、演じるこちら側にも画面を通して伝わってきました。
ご奉仕はされたいです。私も掃除や料理が得意ではないので、してあげたいんだけど逆に迷惑かなって(笑)。だから、されたいです。

小林さん:朝からのアフレコで、さわやかな上に、皆さんから勢いを感じられてすごく気持ちいいです。私もアフレコで笑ってしまっているんですけれど、それくらい本当に楽しいです。キャラクターも個性的で、おもしろいですし、私もこの作品のファンの1人になってしまうくらいです。スタッフの皆様の情熱と、キャストの皆様の素晴らしいお芝居が1つになっている中に、いられることをとてもうれしく思っています。どうぞ皆様、夜の深い時間ですが見てください。よろしくお願いします。
私は、豊口さんがおっしゃっていた「祭りが好きで奉仕したい」という言葉にとても共感いたしまして、私もご奉仕したいと思います。

――ありがとうございました!


(C)RRR・富士見書房/メイドキングダム

データ

■TVアニメ「仮面のメイドガイ」
 監督:迫井政行
 シリーズ構成:ふでやすかずゆき
 キャラクターデザイン:あおい小梅
 デザインワークス:大塚美登理
 総作画監督:あおい小梅、大塚美登理
 美術監督:岡本有香(アトリエブーカ)
 撮影監督:松井伸哉
 色彩設計:上村修司
 編集:木村佳史子(DR TOKYO)
 音響監督:高桑一
 音楽:大久保薫
 音響制作:神南スタジオ
 アニメーション制作:マッドハウス
 アニメーション制作協力:イマジン

【キャスト】(敬称略)
 “コガラシ”役:小山力也
 “富士原なえか”役:井口裕香
 “フブキ”役:豊口めぐみ
 “大富士原全重郎”役:麦人
 “富士原幸助”役:阪口大助
 “和泉英子”役:加藤英美里
 “平野美和”役:小林ゆう

■関連サイト
TVアニメ「仮面のメイドガイ」公式サイト