【ガンスリ連載インタビュー】第4回:塩野アンリさん――「静と動の対比」
好評放送中のTVアニメ「GUNSLINGER GIRL - IL TEATRINO -」。連載インタビューの第4回は、“リコ”役の塩野さんにお話を聞いていこう。
――この役に決まった時、最初にどう思いましたか?
塩野さん:オーディションのお話があった時、今まで演じたことのない役柄だったので最初は難しいかなとも思っていたんです。同時に「原作を読んでとても感動したので、ぜひ演じたい!」とも感じていたので、決まった時は本当にうれしかったですね。
――作品の雰囲気や物語全体について、イメージや印象を聞かせてください。
塩野さん:静と動の対比がすごいなって思っています。子どもが銃を持って、テロリストと戦って爆発してなどなど……一見すると動的な感じがするんですけど、一番の主体は見えない部分にあって。それが静の部分なんですね。心の奥底に人間が持つ「生きる意味」とか考えさせられます。戦いとそういう心の動きが動的なシーンと、静的なシーンで対比があって、奥が深い作品だなって思っています。
――イタリアという、物語の舞台についてはいかがでしょう。
塩野さん:さまざまな面で、やっぱり日本とは違う国なんだなって。目に見えないものをずっと守ってきた国だから、いろいろな伝統が受け継がれているような気がします。
――ご自身が演じたキャラクターの担当官をどう思いますか?
塩野さん:“ジャン”さんの過去や背負っているものを何も知らなかったら、とても冷たい人にしか見えませんよね。でも、本当は愛する力が強い人なんだと思います。“ジャン”さんは過去にあったことでテロリストをすごく憎んでいるんですが、今の姿はその憎しみゆえの姿なので見ていると悲しくなります。なので早く、その憎しみが違う方向へ向いて、本来の優しさのある“ジャン”さんへ戻ってほしいなぁと思います。
――読者に向けてメッセージを。
塩野さん:このアニメーションを見ていると、私は自分が子どものころのうれしさやさみしさを思い出すので、いろいろ考えることがあります。皆さんも一緒に考えてもらえるといいなぁと思います。
――ありがとうございました!
(C)相田裕/メディアワークス・マーベラスエンターテイメント
データ
■TVアニメ『GUNSLINGER GIRL - IL TEATRINO -』
■放送日、放送枠
TOKYO MX:毎週月曜日27:00~
テレビ大阪:毎週水曜日26:55~
中京テレビ:毎週水曜日27:14~
※上記放送日時は、予告なく変更される場合があります。
■キャスト(以下敬称略)
“ヘンリエッタ”役:阿久津加菜
“リコ”役:塩野アンリ
“トリエラ”役:榎本温子
“クラエス”役:水野理紗
“アンジェリカ”役:花澤香菜
“ジョゼ”役:三戸耕三
“ジャン”役:子安武人
“ヒルシャー”役:松風雅也
“マルコー”役:矢尾一樹
“ピノッキオ”役:岸尾だいすけ
“フランカ”役:平田絵里子
“フランコ”役:安元洋貴
“クリスティアーノ”役:うえだゆうじ
■スタッフ
原作・総監修:相田裕
総監督:石踊宏
監督:真野玲
シリーズ構成:相田裕
シリーズ構成協力:浦畑達彦
脚本:相田裕、浦畑達彦
音楽:大谷幸
アニメーション制作:アートランド
製作:マーベラスエンターテイメント
■CD情報
OPテーマ「たった1つの想い」 歌:KOKIA(発売中、税込1,260円)
EDテーマ「doll/human」 歌:Lia、多田葵(発売中、税込1,260円)
発売元:マーベラスエンターテイメント
■DVD情報
発売日:2008年3月25日(以降、毎月1巻ずつリリース予定)
第1巻価格:初回限定版3,990円(税込)/通常版2,940円(税込)
発売元:マーベラスエンターテイメント
第1巻初回特典:名場面をピクチャー仕様で切り抜いたブロマイドセット
第1巻映像特典ディスクの内容は以下の通り。
・イタリア散歩「Impronta」
・1話ノンテロップED
・ビデオクリップ/「doll」ヘンリエッタver.
・DVDvol.1 TV-CM
■関連サイト
・「GUNSLINGER GIRL - IL TEATRINO -」公式サイト
・電撃萌王ブログ