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2008年4月16日(水)

スクエニ他5社が参入! 「モバゲータウン・ゲームポータル」開設発表会

文:電撃オンライン

 本日4月16日、ディー・エヌ・エーが運営するケータイ総合ポータルサイト「モバゲータウン」において、「モバゲータウン・ゲームポータル」開設発表会が開催された。

 この発表会は、ORSO、スクウェア・エニックス、タイトー、ハドソン、ハムスター、ワークジャム、そして「モバゲータウン」のサービス提供を行っているディー・エヌ・エーの7社合同で開催。現在会員1,000万人を数えるケータイ総合ポータルサイト「モバゲータウン」において、ゲーム内アイテム課金制度などのビジネスモデルを採用したコアゲームの配信開始を発表した。

「モバゲータウン」

 今回の事業展開について、登壇したディー・エヌ・エー代表取締役社長の南場智子氏は、カジュアルゲームを数多く配信している「モバゲータウン」において、本格的なゲームの提供を始め、さらに幅広いユーザーの獲得と、ユーザーの利用拡大を図ると説明した。現在、「モバゲータウン」では、カジュアルゲームの配信とSNSをサービスの柱として、最近では投稿小説のコーナーなどが好評を得ており、コミュニケーションツールとしても充実している。参入メーカーにおいては、1,000万人という会員数とサイトの柔軟性を魅力としてコアゲームの配信を行っていく考えだ。

 ORSO、スクウェア・エニックス、タイトー、ハドソン、ハムスター、ワークジャムによるコアゲームの配信は、「モバゲータウン」内に開設される「ゲームポータル」で行われるという。配信ゲームには、ゲーム内アイテム課金をはじめとしたビジネスモデルが導入され、それにともないディー・エヌ・エーがゲーム用通貨「モバコイン」を販売することも発表された。なお、この通貨は「ゲームポータル」で配信されるゲーム専用の通貨となっており、現在使用されている「モバゴールド」とは異なるとのこと。また、若年層の「モバコイン」利用については月額5万円の購入限度が設けられる予定となっている。

 さらに本日は、参入各社が配信予定のゲームについても発表があった。ワークジャムからはAVG『theresia -テレジア-』が4月下旬に、タイトーからはRPG『ロードクエスト』が5月中旬に、ハドソンからはカードゲーム『エレメンタルモンスター モバゲーエディション』が5月下旬に、ORSOからは釣りゲーム『釣りゲータウン』が6月上旬に、スクウェア・エニックスからはオンラインRPG『ELLARK(エルアーク)』が6月中旬に、ハムスターからは経営SLG『ザ・コンビニ ネットバトル(仮)』が2008年冬に、それぞれ配信される予定とのこと。以下に各ゲームの概要をお伝えするのでチェックしてほしい。

■『theresia -テレジア-』(ワークジャム)■

2008年4月下旬配信開始予定

 主人公が仕掛けられたトラップをかいくぐりながら、失われた記憶を取り戻していくアドベンチャーゲーム。ゲームの舞台となる洋館には、いたるところにトラップが仕掛けられており、プレイヤーはそれを解きながらゲームを進めていく。失われた記憶、壁につづられたメッセージ、謎と恐怖の物語を全5話で楽しめる。「モバゲータウン・ゲームポータル」では、第1話を無料で楽しむことができ、第2話以降は、ワークジャム運営の「遊び放題!アドベンチャー」で購入することでプレイ可能に。さらに本作は、2008年夏にDSでの発売も予定されている。

■『ロードクエスト』(タイトー)■

2008年5月中旬配信開始予定

 「爆笑RPG」と銘打たれた、一風変わったロールプレイングゲーム。一般的なRPGとは異なる、ゆるいキャラクターやおバカなイベントが多数用意され、思わずツッコミたくなるようなお笑いストーリーが展開するという。敵はもちろん、味方にも変わったキャラクターが登場し、裸のおじさんが登場するようなシュールで笑えるイベントも楽しめる。基本プレイは無料となっており、アイテムや、「モバゲータウン」でも使用できるモンスターの姿をしたアバターなどがモバコインで購入できるとのことだ。

■『エレメンタルモンスター モバゲーエディション』(ハドソン)■

2008年5月下旬配信開始予定

 DSやケータイ、カプセルトイ、コミックなどで展開されているカードゲーム『エレメンタルモンスター』が、「モバゲータウン」向けにアレンジされたもの。「モバゲータウン」オリジナルとして書き下ろされたストーリーモードが、無料でプレイ可能な他、このストーリーモードでライバルたちに勝利することでカードがゲットできる。他のプレイヤーと対戦できる「ネットワークバトル」では、自分の作ったデッキでバトルをして、バトル終了後には勝敗に関係なくカードが手に入るとのこと。なお、「ネットワークバトル」では1戦につき10エレコイン(『エレメンタルモンスター』用通貨)が必要となる。カードの枚数は、75枚から始まって1カ月に5枚ずつ追加、最終的に105枚になる予定。レアカードの中には、特殊な条件を満たさないと入手できないものもあるという。

■『釣りゲータウン』(ORSO)■

2008年6月上旬配信開始予定

 フィッシングリゾート「うずしお島」で繰り広げられる釣りバトルを楽しむFlashゲーム。魚の行動や好物を推測し、道具を選んで仕かけを作るなど、本格的な釣りゲームが簡単操作でプレイできる。多数のユーザーが参加できる全国大会も用意されているとのこと。

■『ELLARK(エルアーク)』(スクウェア・エニックス)■

2008年6月中旬配信開始予定

 基本プレイ料金無料、アイテム課金形式のオンラインRPG。古き竜の形を模した空を飛ぶ船「箱舟」を舞台に物語は展開し、プレイヤーがメールで行動を選択して、ストーリーを進めていく「メールプレイングゲーム」スタイルとなっている。メールのやり取りで物語が進む手軽さに加え、「モバゲータウン」のミニメール・サークル機能と連携して、パーティを組んだり情報交換やアイテムの売買を行ったりできるとのこと。












■『ザ・コンビニ ネットバトル(仮)』■

2008年冬配信開始予定

 PCでサービスされていた『ザ・コンビニ ネットバトル』をベースに、ディー・エヌ・エー、ハムスター、マスターピースが共同開発した新作。コンビニを経営して、他のプレイヤーと売上高を競うオンライン対戦シミュレーションゲームとなっている。実時間2週間(ゲーム内では5年~10年)の間に、1つの町の中で16人のプレイヤーが売上高No.1を目指して競争していく。限られた空間の中で限られた顧客を相手にするため、他プレイヤーのコンビニと隣り合う場所に店を開くなど、激しい競争が展開され、他プレイヤーとの駆け引きが重要となってくる。さらに本作では、ゲームに広告を出す企業の商品をコンビニに並べることにより売り上げが伸びたり、モバコインで購入したスキンを使用して店舗外装などを改造したりできるという。また、「総合経営ランキング」をはじめとした、さまざまなランキングが用意されているとのことだ。

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