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2008年5月25日(日)

ドラマCD「BLOOD ALONE 3」収録後、原作者・高野先生に独占インタビュー!

文:電撃オンライン

 コミック最新巻・第5巻が4月26日に発売され、ドラマCD第3巻の発売も1カ月後に控えている「BLOOD ALONE」。今回、ドラマCD収録後に原作者の高野真之先生にインタビューを敢行した。

「BLOOD ALONE」 「BLOOD ALONE」 「BLOOD ALONE」
「BLOOD ALONE」 「BLOOD ALONE」
現在コミックスは第5巻まで発売中だ。最新巻となる第5巻では、“ミサキ”と主人公“クロエ”との出会いを描いた「LONDON WALTZ」編がクライマックスを迎える。

 「BLOOD ALONE」はコミック誌「電撃大王」(アスキー・メディアワークス刊)で連載中の作品で、小説家兼探偵の“クロエ”と吸血鬼の少女“ミサキ”が織りなすストレンジラブストーリーが描かれている。作品を通じて流れる静謐(ひつ)で独特な空気感と世界感が特徴で、「電撃大王(毎月27日発売)」誌内でも異彩を放っている。原作コミックの人気を受けてドラマCD化も行われ、毎年1巻ずつリリースされてきた。

 今回、ドラマCD第3巻のアフレコ収録後に原作者の高野真之先生にインタビューを行い、一連の作品について語っていただいた。

■キャラクター紹介■

“クロエ”(CV:森川智之氏)
小説家と探偵を兼業している青年。“ミサキ”と一緒に暮らしている。CVの森川氏の演じる“クロエ”については「落ち着いた大人の雰囲気があり、知的で、でも激しいところもありました」とのこと。(高野先生談)

“ミサキ”(CV:中原麻衣さん)
吸血鬼の少女。まだ吸血鬼になってから日が浅い。“クロエ”と一緒に暮らしている。CVの中原さんの演じる“ミサキ”については「凛としていながらもかわいらしさがあり、素晴らしいです」とのこと。(高野先生談)

“サイノメ”(CV:田中理恵さん)
科学警察研究所の所員。CVの田中さんの演じる“サイノメ”については「クールでありながらちょっとかわいい部分もありました。大人の魅力といいますか、理想的な女性という感じでピッタリでした」とのこと。(高野先生談)

“スライ”(CV:三木眞一郎氏)
街の情報屋の吸血鬼。CVの三木氏の演じる“スライ”については「軽快でノリがよく、意外と男気も感じさせるキャラなので、「男前」という雰囲気にあっていました」とのこと。(高野先生談)

“ヒグレ”(CV:小林沙苗さん)
古い世代の吸血鬼であり、“クロエ”たちが住む一帯を取り仕切る実力者。外見は少年だが、実年齢は不明。

“モトエ”(CV:矢島晶子さん)
現在行方不明の“クロエ”の姉。ドラマCDでは第3巻で初登場。

 

――ドラマCD第3巻の収録をご覧になっていかがでしたか?

高野先生:前巻とはまた違った形のシリアスな話が中心になったかと思います。

今回のドラマCDでは主人公の“クロエ”が、過去にかかわったことのある吸血鬼の組織も登場しました。聴き応えのある内容になっているとうれしいですね。

――今回のドラマCDでは3編のオムニバス形式になっていますが、収録するシナリオの選定はどのようにされましたか?

高野先生:今回も、スタッフの皆さんと打ち合わせをして選ばせていただきました。原作コミックを反映したものになっていますので、コミックと一緒に楽しんでいただければと思います。

――ちなみに、演じられたキャストの皆さんにうかがったところ、第3話の「雷鳴」のシナリオ(コミックでは第5巻Episode21)が1番人気でした。

「BLOOD ALONE」

高野先生:皆さんに楽しんで演じていただけたのならうれしいですね。ファンの方も、「二人の心理劇」みたいな甘い話を楽しみにしている方もいらっしゃると思いますので、収録してよかったです。

――「これまでのドラマCDでは、“クロエ”に守られていることが多かった“ミサキ”が強さを見せていたので印象的だった」という感想も多かったです。

高野先生:もともと“ミサキ”は芯が強い性格ですので、守られているだけじゃなく無鉄砲なところも見せていけたらと思いました。単なるお姫様役とは違うところも感じていただけるといいですね。

――あと……主人公のお姉さん(“モトエ”)も、第3巻目にして初登場ですね。

高野先生:ほんの少しだけの登場でしたが、作品の中で重要な位置にいるキャラクターです。印象的な仕上がりになっていると思います。

「BLOOD ALONE」 「BLOOD ALONE」

――話は変わりますが、コミック最新巻について、こだわられた点など教えていただけますでしょうか?

高野先生:“ミサキ”と“クロエ”との出会いを描いた「LONDON WALTZ」編が結末に向かうにあたって、バトルシーンを入れましたが、一人の吸血鬼の散り際を意識しました。バトルがメインというよりも、人間とは違う「吸血鬼のあり方」みたいなものを、うまく描けていればいいなと思っています。不死となった彼ら吸血鬼にとっては死は大きな問題ではなく、それよりも大事なものがあるというか……。今回、登場した“カレドヴルフ”にとっては、倦怠感こそが敵であり、戦いの中にそれを打ち破る何かを求めていたわけです。その吸血鬼が成長過程にある“クロエ”と出会い、運命的に戦うことになる――その結末に注目していただければと思います。

「BLOOD ALONE」 「BLOOD ALONE」

高野先生:コミックの最後に入れたエピソードには、“カレドヴルフ”とはまた違う価値観を持った吸血鬼が登場します。今後にかかわるキーワードが出たり、重要なシーンもありますね。

――他の2編は“ミサキ”についてのエピソードでしたね。

高野先生:コミックの最初に“クロエ”がメインのシリアスな話が続いていたので、こう何というか甘めな話を入れたいなと思いまして。

――以前、「先生のお気に入りは“サイノメ”」だと、おうかがいしましたが……、“サイノメ”の登場シーンをもっと増やそうと考えたりはされませんでしたか?

高野先生:できるだけ使いたいんですが、なかなか出番がありませんね(苦笑)。ただ、あまり思い入れしてたくさん描いてしまうと、「じゃあもう、“クロエ”は“サイノメ”とくっついちゃえばいいじゃない」ってなってしまうような気がするんです(笑)。お互いよく知っている仲で、年齢的にも近いですし、はたから見ていたらそう思われても当然なところがありますから。“クロエ”、“ミサキ”といい関係を保ちながら、今後もタイミングよく登場させたいとは思います。

――それでは今後、「BLOOD ALONE」を描いていく上で、先生が大事にしていきたい点は何でしょうか。

高野先生:“クロエ”と“ミサキ”の2人だけでなく、さまざまなキャラクターとの出会いを通じた「人と人とのつながり」を表現できればいいと思っています。それから独自の雰囲気は大事にしつつ、昔私が影響を受けた作品をふまえて、スタンダードな不死モノや吸血鬼モノを描けていればいいですね。

――影響を受けられた作品とは……?

高野先生:小説では「ソーニャ・ブルー」シリーズなどから影響を受けています。あとは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ですとか、昔流行した吸血鬼モノでしょうか。それから吸血鬼モノとは違いますが、一番影響を受けているのは高橋留美子先生の「人魚シリーズ」です。ただ、それらを読まれた方はまったく違う印象を持たれるかもしれませんね。もちろんそうなるように描いているわけですが。スタンダードをふまえつつ、オリジナリティーを持った吸血鬼の世界を創造できていればいいなと思います。

――最後にファンの皆さまに対してメッセージをお願いします。

高野先生:約1年ぶりのリリースとなったドラマCDについては、硬軟織り交ぜたお話を収録していますので、その振り幅を楽しんでいただければと思います。漫画の今後については、いろいろと小さな伏線を消化しつつ、ゆっくりと話が進んでいくことになるかと思います。“クロエ”と“ミサキ”の関係のように、進展をゆったり楽しんでいただければうれしいですね。

――ありがとうございました。

 また、高野先生と森川氏、中原さんのサインが入った「ドラマCD特典ポスター」(マリン・エンタテインメント通販初回特典)を抽選で3名にプレゼントする。ご希望の方は、以下の応募フォームに必要事項を記入の上、応募してほしい。締め切りは6月2日だ。


(C) 高野真之/アスキー・メディアワークス

データ

▼SOUND DRAMA「BLOOD ALONE 3」
■発売元:マリン・エンタテインメント
■品番:MMCC-4153
■発売日:2008年6月25日
■価格:2,940円(税込)
■初回特典:クリアブックカバー
※マリン通販初回特典として「B2ポスター」が付属する。
 
【キャスト】(※敬称略)
 “クロエ”役:森川智之
 “ミサキ”役:中原麻衣
 “サイノメ”役:田中理恵
 “スライ”役:三木眞一郎
 “ヒグレ”役:小林沙苗
 “モトエ”役:矢島晶子
 “マリア”役:沢城みゆき
 他

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