2008年5月30日(金)
日本一ソフトウェアは、PSP用ソフト『流行り神2 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』を8月7日に発売する。価格は5,040円(税込)。
本作は、2007年11月にリリースされて好評を博したPS2用ソフト『流行り神2 警視庁怪異事件ファイル』のPSP移植作。都市伝説を題材に、さまざまな怪異事件の真相を「科学的見地」もしくは「オカルト的見地」から究明していくホラーアドベンチャーゲームだ。
プレイヤーは、警視庁の「警察史編纂室」に所属する刑事“風海純也”となり、常識だけでは解決できない不可解な事件の数々を捜査していくことになる。「科学」と「オカルト」、どちらの見地から捜査を進めるかによって、ストーリー展開や結末が変化。全4話+αで構成された物語は、どれも謎と恐怖に満ちた内容となっている。
なお、PSPへの移植にあたり、さまざまな新要素が用意されている。新規のイベントCGやシナリオはもちろん、人気アーティスト・霜月はるかさんが歌うエンディングテーマも新たに収録されるとのことだ。ここでは、メインキャラクターと第1話~第4話のストーリー、新規追加要素について紹介していく。
■ メインキャラクター ■
▲本作の主人公。警視庁の「警察史編纂室」に所属する優秀な刑事。 | ▲“風海”の同僚。体育会系の熱血漢だが、血と怪談話が大の苦手。 | ▲“風海”の上司。警察史編纂室のヌシで、あまり仕事をしない。 | ▲プロファイリング技術に長けた女性警部補。大のオカルト嫌い。 |
▲鴨根大学付属病院で監察医をしている女性助教授。オカルト否定派。 | ▲都内の3流大学で講師を務めている民俗学者。“風海”の兄的存在。 | ▲“霧崎”の助手を名乗っている、自称・オカルトジャーナリスト。 |
■ ストーリー ■
† 第一話「予知夢」 † ある日、ストーカー被害に悩まされている女性“宮本舞”が、警察史編纂室を訪れる。最初は視線を感じる程度だったが、だんだんとエスカレートして、彼女の行動を詳細に書いた手紙が届くようになったとのこと。自宅アパートのドアに血文字を書かれるなどの悪質な被害も起きていた。 不気味なストーカーにおびえる日々を送っていた“舞”は、ある日、奇妙な夢を見る。それは、自分が襲撃者からナイフで刺される夢だった。この夢を見た数日後、彼女は夢とまったく同じ状況に遭遇する。パニックになった“舞”が、夢とは違う行動を取って自宅アパートに逃げ帰ると、ドアには「夢と違うことをするな!」という血文字が書き殴られていた……。 |
† 第二話「心霊写真」 † 日本有数の規模を誇る演劇集団「劇団千年紀」。その劇場で、看板女優の“五十嵐理緒”が殺される事件が起きる。事件の証拠品として心霊写真が提出されたことを受け、“風海”、“小暮”、“かごめ”の3人は捜査に参加することに。“五十嵐”の遺体の状況から推測すると、舞台上部の渡り廊下から落ちて死亡した可能性が高いとのことだった。 自殺か、事故か、他殺か――判断に迷う“風海”たちに、1人の女性が声をかける。例の心霊写真を証拠品として提出した劇団員だった。早速彼女が持ってきた心霊写真を確認してみると、“五十嵐”の背後に人影のようなものが写っていた。撮影時にはそんなものはなかったという。果たして、写真は本物の心霊写真なのか、それとも生きた人間の悪意に満ちた嫌がらせなのか……? |
† 最終話「流行り神」 † 「大学のゼミ旅行メンバーに欠員が出た」と言う“ゆうか”に誘われ、離島「常世島」を訪れることになった“風海”、“小暮”、“かごめ”の3人。彼らは“ゆうか”や“霧崎”とともに、常世島にあるホテルへと向かう。そこは、館内に進入禁止の場所が複数ある、怪しげな廃れたホテルだった。 翌朝、“風海”のもとを地元の駐在が訪れる。昨夜、ホテル内で傷害事件が発生したらしく、事情聴取をしたいとのこと。自分たちが警視庁の刑事であることを告げ、捜査に参加することになった“風海”たちは、現場となった客室に足を踏み入れる。現場の浴室には、血に染まったバスタブと、血で描かれた奇妙な模様が残されていた。駐在によると、今回と同じ手口の傷害事件が何件も起きており、どの被害者も命は取り留めたものの、それぞれ身体の臓器を切り取られた状態で発見されたという。常世島に潜む猟奇的な犯人の目的とは……? |
■ 新規追加要素 ■
本作では、PSPへの移植にあたって、新要素が多数追加される。本作のキャラクターデザインを手掛けた菅原健氏の描き下ろしイベントCGが大幅に追加される他、最終話「流行り神」に「人見ルート」が加わるという。最終話の事件の裏で行動していた“人見”。彼女にまつわるシナリオをプレイすることで、事件の裏側をより深く理解することでき、さらに“人見”が抱える過去も知ることができるとのことだ。
また、人気ボーカリスト・霜月はるかさんの歌う新エンディングテーマも用意されている。TVアニメ「神曲奏界ポリフォニカ」やPS2『アルトネリコ』シリーズなど、さまざまな作品の音楽制作に携わってきた霜月さんが紡ぎ出す、新たな楽曲に期待しよう。
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