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2008年6月3日(火)

次世代ハードに殴りこみ! 熱い対戦が幕を開ける『ストリートファイターIV』

文:電撃オンライン

 カプコンから、PS3、Xbox 360、PCでの発売を予定されているFTG『ストリートファイターIV』。今回、PS3版とXbox 360版の新情報が公開された。

 『ストリートファイターIV』は、人気FTGシリーズ『ストリートファイター』の最新作。この夏には、全国のアミューズメント施設でアーケード版の稼働も予定している。本作は『ストリートファイターIIX』と『ストリートファイターIII』の間に位置しており、シリーズでお馴染みのキャラクターが多数登場する。

 以下に、PS3版およびXbox 360版に登場することが決定しているキャラクターや新システム、そしてアーケード版からの追加要素についてお届けする。

■キャラクター

“リュウ”:師の“剛拳”より学んだ技をさらに昇華させ、日々修練を積むストリートファイター。「真の格闘家」への道を求めて世界を旅していたが、その力を狙う陰謀に巻き込まれる。
“ケン”:“リュウ”の兄弟弟子にして親友、そして最大のライバル。アメリカを代表する財団、マスターズ家の御曹司でもある。新しい命を宿した妻のため、“リュウ”からの再戦の誘いに応えることをためらうが、妻の“イライザ”の励ましを受けて旅立つ。
“春麗”:華麗な脚技で闘う、ICPO(インターポール)の捜査官。行方不明の父を探すため、18才で刑事になった。壊滅に追い込んだはずだった犯罪組織「シャドルー」の影を感じ取り、“ガイル”とともに調査を始める。
“エドモンド・本田”:破天荒な相撲が注目を集める人気力士。番付は張出大関だが、その実力は横綱級とも言われている。相撲を「わあるどわいど」にするため、角界を飛び出して世界巡業の旅へ出る。
“ブランカ”:子どものころに乗っていた飛行機が密林に墜落して以来、たった1人で戦い、生き抜いてきた野生児。相手を翻弄する、型にとらわれぬ動きが持ち味だ。母に誇ってもらえる息子になるため、旅に出る。
“ザンギエフ”:「赤きサイクロン」と呼ばれるロシアのプロレスラー。たくましい肉体には、常に熱き血潮と愛国心がみなぎっている。自分を慕う子どもとの約束を守り、最強を証明するために、戦いへ身を投じる。
“ガイル”:米空軍に所属する軍人。親友“ナッシュ”を殺した“ベガ”を討つため、復讐を誓った。マーシャルアーツに独自のアレンジを加えた技は、あらゆるものを切り裂く。複数の事件の裏に「シャドルー」の暗躍を疑い、“春麗”とともに立ち上がる。
“ダルシム”:ヨガの奥義を極めたインドの修行僧。闘いによって他者を傷つけることに迷いつつも、家族の住む村を救うため、再び炎の技をふるうことに。
“バイソン”:危険なファイトスタイルによってプロボクシング界を追放されたボクサー。多額の報酬に応じて、“ベガ”の側近となった。「シャドルー」の崩壊とともに行方不明となっていたが……。
“バルログ”:美こそ最上のものと信じるナルシスト。己が美学のため、“ベガ”に協力していた。恐るべきスピードで繰り出される華麗な技の数々は、見るものを魅了してやまない。「シャドルー」崩壊時に行方をくらましていたが……。
“サガット”:無敵の虎とも称えられたムエタイ界の帝王。その蹴りに比肩する威力を持つ技は存在しないとまで言われた男。かつて“リュウ”に喫した1度の敗北を胸に刻み、新たな強さを得るべく修行を続ける。
“ベガ”:麻薬、人体実験、兵器取引など、あらゆる悪事に手を染めていた犯罪組織「シャドルー」の総帥にして、魔人と恐れられるサイコパワーの使い手。崩壊するシャドルーと運命をともにしたと思われていたが、新たな身体を得て復活を果たし、不気味に暗躍を始める。
“クリムゾン・ヴァイパー”:タフでスマートな女性エージェントで、義理や人情では動かないというビジネスライクな行動をする。全身に武器を仕込んだスーツから繰り出される攻撃は、まさに脅威。さまざまな場所で暗躍するが、その正体は謎に包まれている。
“アベル”:わずかな手がかりをもとに、「シャドルー」残党を追い続ける若者。軍隊仕込みらしい総合格闘術を使う。一見愛想はよくないが、人嫌いではなく、生真面目で丁寧な性格をしている。どうやら過去の記憶を失っているようだ。
“エル・フォルテ”:ルチャ・ドールとコックという、二足のわらじを履いている彼は、“ザンギエフ”に勝るとも劣らない熱き血潮と魂の持ち主。究極の料理を求めて旅に出るが、コックとしての腕は今ひとつだという。
“ルーファス”:我流のクンフーを駆使して戦う、自称全米NO.1の格闘家。“ケン”を激しくライバル視しており、どちらが強いかをはっきりさせるために闘いを挑む。早とちりが多く、“ケン”と間違えてまったくの他人を倒してしまうこともしばしばある。

■新システム

 本作では、新たに「セービングアタック」と「ウルトラコンボ」というシステムが追加されている。「セービングアタック」は中パンチと中キックを同時押しすることで発動する攻撃技で、「ウルトラコンボ」とは、スーパーコンボを凌ぐ威力を持った超威力の必殺技だ。

「セービングアタック」:中パンチと中キック同時押しという簡単なコマンドで出すことができる攻撃技。この技は、中パンチと中キックを押しっぱなしにしてタメることができ、ガード不能な攻撃を行える。タメの最中は投げに対しては無防備だが、打撃技を1発だけ受け止めることが可能。この性質を利用して、相手の攻撃に対してカウンターで反撃したり、相手のガードを崩して攻撃を叩き込むことができそうだ。
「ウルトラコンボ」:画面下にある「スーパーコンボゲージ」の隣にある円形のゲージが、今回から追加された「リベンジゲージ」。攻撃を命中させると増加していく「スーパーコンボゲージ」に対して、「リベンジゲージ」はダメージを受けることで増加していく。この「リベンジゲージ」が半分以上たまった状態になると、スーパーコンボより威力の高い「ウルトラコンボ」を出せる。「ウルトラコンボ」の威力は、「リベンジゲージ」が多くなるほどに高威力となるため、ダメージを受ければ受けるほど、一発逆転を狙いやすくなる。

■追加要素

 PS3とXbox 360で発売するにあたり、さまざまな要素が追加される予定だという。現時点で明らかになっているのはオンライン対戦に対応予定ということのみ。仕様については現時点では明らかにされていないので、今後の情報に注目しておこう。

他にも公開されたラフスケッチからは、『ストリートファイターZERO』シリーズや『スーパーストリートファイターII』に登場していたキャラクターが見られる。こちらも詳細が不明となっているので、続報に期待したい。
また、PS3版、Xbox 360版では、登場キャラクターの背景を語るアニメーションが収録される。それぞれのキャラクターは何を求め、何のために闘うのか? その理由を垣間見ることができるようだ。なお、今回公開された映像は、後日公開されるプロモーション用アニメ映像ということ。

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データ

▼『ストリートファイターIV』
■メーカー:カプコン
■ジャンル:FTG
■対応機種:PS3/Xbox 360/PC
■発売日:未定
■価格:未定
▼『ストリートファイターIV』
■メーカー:カプコン
■対応機種:AC
■ジャンル:FTG
■稼働時期:2008年夏予定

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