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2008年7月16日(水)

ついにHDDインストール解禁!? Xbox 360新生ダッシュボードの秘密に迫る!!

文:電撃オンライン

 先日開催されたマイクロソフトのカンファレンスで、Xbox 360の操作パネル「ダッシュボード」が今秋に大きく変わることが発表された。

 そこで電撃オンラインでは、ダッシュボードの詳細について同社に直撃取材を敢行した。なお、ここで紹介する内容は「現在開発中」のものであるため、将来的に仕様が変わる可能性がある。その点をご理解の上、読み進めてほしい。

■ブレードの呼び出し方法

 これまでダッシュボードの「ブレード」として表示されていた内容は、コントローラ中央のXboxガイドボタンを押すと表示されるようになる。この改良により、操作が一層簡単になっているという。直前に遊んでいたタイトルをすぐに再度プレイする、ダウンロードしたゲームをすぐに起動する、といった、細かいながらも便利な機能が多数追加されるそう。

 では、これまでブレードが表示されていた部分に何が入るかというと……下の写真を見てほしい。

新ダッシュボード
▲Xbox 360を起動すると、ブレードの代わりにこうした画面が現れる。My Xbox 360、Spotlight、Primetime、Gameといった機能をスティックで切り替える仕組みだ。見た目はWindows Media Centerに近い?

 このように、新ダッシュボードでは「機能」をフォーカスし、機能による分類から各コンテンツへアクセスできるようになる。ただし、PrimetimeやVideoといった機能は、現時点で欧米のみの展開予定なので、日本のXbox 360上でどう表示されるかは未定だ。

■アバターとコミュニティ

 各プレイヤー(Xbox LIVEの会員)は、それぞれアバターを持つことができる。顔や身体つき、服やアクセサリーを変更して、自分の分身を生み出せる。Wiiの「Mii」を発展させたようなイメージだ。各パーツは、新ダッシュボードのリリース時点でいくつか用意されるそうだが、どのようにパーツを追加していくかは未定とのこと。

新ダッシュボード
▲アバターについては、まだ開発途中のため不確定な要素が多数ある模様。どのような形でリリースされるのか、今年の秋を期待して待ちたい。

 このアバターを活用して、最大8人がオンラインで寄り合える「Xbox LIVE Party」という機能も追加される。Xbox LIVE Partyの同一ルームに参加しているユーザー同士は「異なるコンテンツで遊んでいても」ボイスチャットで常に通じ合える。

 同社によれば、多くのデベロッパーやユーザーの要望で「(フレンドと)同じゲームで遊びたい」が多いという。Xbox LIVE Partyがあれば、8人がそれぞれ異なるゲームで遊んでいてもオンラインで待ち合わせて「次はこのゲームで遊ぼう」といった約束がしやすくなりそうだ。

新ダッシュボード
▲「Major Pick’s」は、ユーザーのオススメコンテンツを閲覧できる新機能。ソフトを選ぶ際の目安として活用できそうだ。

■メディアインストール

 そして、多くのXbox 360ユーザーが気になっている「ゲームソフトのハードディスクインストール」についても伺った。なんと今秋ごろには、ゲームソフトのインストールが可能になる予定だという。既存のXbox 360用ソフトはすべて対応するとのこと。ただし、該当ゲームを起動する際にはコピー元のディスクを入れておく必要がある。

 メディアのデータは、容量に関係なくすべてハードディスクにコピーされるため、操作感覚としては「Xbox LIVE マーケットプレースからデモをダウンロードした時に近い」という。ソフトをインストールするとローディングが大幅に短縮されたり、DVDドライブの回転数を抑えられたりと、まさにいいことづくめ。ただし、ハードディスクは大容量のものを用意しておく必要がありそうだ。

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