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2008年8月15日(金)

惨劇は再び幕開く――『ひぐらし絆 第二巻・想』に収録される新シナリオを紹介

文:電撃オンライン

 アルケミストは、11月27日に発売するDS用ソフト『ひぐらしのなく頃に絆 第二巻・想』の最新情報を公開した。


 本作は、PC用同人ソフト『ひぐらしのなく頃に』を原作とするサスペンスアドベンチャー。7月11日のニュースでもお伝えしたとおり、全4巻構成の第2巻にあたる本作では、刑事“赤坂”の視点から、建設大臣の孫誘拐事件の顛末を追っていく「暇潰し(ひまつぶし)編」と、“詩音”と“悟史”が出会い、惹かれあっていく様子を描いた「目明し(めあかし)編」に加えて、新規エピソードとなる「影紡し(かげぼうし)編」と「異本・昼壊し(ひるこわし)編」が収録される。

 以下に、「影紡し編」と「異本・昼壊し編」のストーリーを紹介していくので、『ひぐらし』ファンはぜひチェックしていただきたい。

■「影紡し編」■

 昭和58年。悪夢のような雛見沢ガス災害発生から数日後、“赤坂”は旧知の老刑事“大石”の訪問を受ける。“大石”の用件は「今回の災害に不審な点がある」というもの。それを聞いた“赤坂”は、“大石”と共同でその謎について調査を開始した。

 捜査先の垣内市の女警部“巴”の協力を得て、雛見沢の出身者へ聞き込みを行う“赤坂”たちだったが、聞き込み相手が次々と変死する事件に巻き込まれて、調査活動は予想外に難航してしまう。

 一方、雛見沢御三家の少女“公由夏美”にもまた、今までの生活に黒い変化が訪れており……。

■「異本・昼壊し編」■

 とある放課後、“圭一”と一緒にゴミ山での宝探しを楽しんでいた“レナ”だったが、ふと空を見上げた拍子に、空から降ってきた「何か」を飲み込んでしまう!

 “圭一”は“レナ”のことを心配して気遣うものの、特に異常もなく帰宅することに。一方同じ頃、古手神社ではちょっとした事件が起こっていた。神社の秘宝「フワラズの勾玉」が封印を解かれて、消息不明になってしまったのだ。勾玉の行方を探す“梨花”と“沙都子”は、“レナ”が飲み込んでしまった「何か」こそが勾玉のひとつであったという事実を知るのだが……。

 

 また、『ひぐらし絆 第二巻・想』が制作されるにあたって、『ひぐらしのなく頃に』の原作者・竜騎士07氏からコメントをいただいたので、そちらも紹介していこう。

●竜騎士07氏コメント●

 こんにちは、竜騎士07です。『ひぐらしのなく頃に絆』も、いよいよ第2巻に物語を進めることになりました。この巻では、出題編の最終話である「暇潰し編」に、解答編の第1話である「目明し編」が収録され、さらにDS版オリジナルのシナリオが大変なボリュームで追加されます。

 いや、本当にすごいボリュームです。監修の時、電話帳を軽く超える厚さのテキストをドンと机の上に置かれた時の衝撃と言ったら!(笑) もちろん量だけでなく、濃密な内容もぜひご期待いただけるとうれしいです。これにより、雛見沢をめぐる謎はさらに異なる角度からも描かれ、一層、悲劇と惨劇の物語を多角的に描き出してくれるでしょう。ニンテンドーDSによって描かれる『ひぐらし』の世界を、どうかお楽しみいただければ幸いです!

(C)竜騎士07・07th Expansion/Frontier Works・Alchemist

データ

▼『ひぐらしのなく頃に絆 第二巻・想』
■メーカー:アルケミスト
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年11月27日
■価格:通常版 3,990円(税込)/限定版(仮) 7,140円(税込)

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