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2008年8月25日(月)

『流星のロックマン3』は2verが発売! 「ロックマン サマーフェスティバル2008」

文:電撃オンライン

 カプコンは、8月24日に東京ファッションタウンビル内「TFTホール 1000」で、イベント「ロックマン サマーフェスティバル2008」を開催した。


 「ロックマン サマーフェスティバル2008」は、『ロックマン』シリーズのファン感謝イベント。イベントでは、『流星のロックマン3 ブラックエース(以下、流星のロックマン3)』の新情報が発表された他、『流星のロックマン2』の大会「ウェーブマスターズ2008」の全国大会決勝戦、物販コーナー、展示コーナーなどが用意されていた。写真を交えながら、イベントの模様を紹介していく。

■カプコン・稲船敬二氏からのビデオメッセージが!

 イベントフロアの中央に設置された大型モニターで、『ロックマン』シリーズの生みの親であるカプコンエグゼクティブプロデューサー・稲船敬二氏からのビデオメッセージが公開された。稲船氏は、「最近発売されている複雑なゲームではなく、シンプルでありながらも奥深いゲームを作りたいと思った」とWiiウェア『ロックマン9 野望の復活!!(以下、ロックマン9)』の製作経緯を集まったファンに説明した。また、会場で初公開となったイメージビジュアルについては、ファミコンの雰囲気を感じられるような仕上がりになっているとアピール。稲船氏も満足な出来だという。

ビデオメッセージで挨拶した稲船氏。ビデオの最後には、「昔ながらの作り方、昔ながらのキャラクターの『ロックマン9』にご期待ください」と会場のイベント参加者へメッセージを贈った。
『ロックマン9』のメインビジュアルがこちら。このビジュアルを使用したポスターが、物販コーナーで販売されており、人気を集めていた。

 その後、『ロックマン9』をステージ上でプレイする「ロックマン9 チャレンジプレイ」が実施された。ステージに呼ばれたファンが先週公開された「コンクリートマン ステージ」に挑戦するというこのコーナーでは、3人のファンが配信前のソフトをプレイ。3人目の挑戦者がボスエリアまで辿りついたが、今回はまだ配信前のバージョンということでボスは表れずステージクリアに。「10年ぶりくらいにプレイしましたがおもしろかったです!」というコメントを残し、ステージイベントは終了となった。

3人のユーザーが参加した「ロックマン9 チャレンジプレイ」。挑戦したユーザーには、作中に登場する「E缶」をモチーフにした「ロックマン E缶 飲料」が贈られた。

■『ブラックエース』と対になる『レッドジョーカー』!
「『流星のロックマン3』 スペシャルステージ」

 『流星のロックマン3』のプロデューサー・堀之内健氏が登場して、会場で初披露となるソフトの新情報を明らかにした。堀之内氏は、11月13日に発売予定の『流星のロックマン3 ブラックエース』に加えて、別バージョンである『流星のロックマン3 レッドジョーカー』を同日に発売すると発表。このサプライズ発表に、会場からは歓声と拍手が巻き起こった。

堀之内氏は『流星のロックマン3 レッドジョーカー』を初公開。シルエットのキャラクターの背中に、羽ではなく円盤が付いていることについて言及されると、「それは察してください」と苦笑いしていた。

 『流星のロックマン3 レッドジョーカー』の詳細な情報は明かされなかったが、続いての新情報として、『流星のロックマン3』に初回購入特典がつくことが公開された。特典は「限定ホワイトカード」で、4枚のイラストが表示されているもの。堀之内氏は「ゲーム内容に密接にかかわるアイテムで、かなり使い勝手はいいです」とコメント。詳細についてはこちらもまだ明かされなかったが、前作のファンから上がった不満点も解消しており、要望を反映した特典になっているとのこと。

堀之内氏が「予約してくれた人や早く買ってくれた人におまけをつけたいと思い、つくりました」と説明した『流星のロックマン3』初回購入特典「限定ホワイトカード」。なお、特典は2種類用意されており、予約・購入したソフトに応じたものが配布される。

■「ウェーブマスターズ」スペシャルステージ

 『流星のロックマン2』の通信対戦No.1ウェーブマスターが決定するこのステージには、地方予選を勝ち抜いたウェーブバトラーたちと、当日の決勝大会予選枠をかけた最終予選で選ばれたウェーブバトラーが集結。ステージでは、小学校1年生~4年生を対象とした「ジュニアクラス」と、小学5年生~中学3年生を対象とした「シニアクラス」、年齢制限のない「オープンクラス」の3クラスの試合が実施され、壮絶なバトルが繰り広げられた。試合でカギとなったのは、3種類のオーパーツの力を使って変身する新システム「トライブオン」と、7月31日より配信されているギガクラスのバトルカード「ラ・ムー」であった。なお、優勝者にはトロフィー、賞状、グッズの詰め合わせ、そして最新作『流星のロックマン3』の発売日にソフトがもらえる権利が贈られた。

実況・解説を担当したのは、カズとアケル、レジェンドマスター・シンの3人。会場に集まったファンから歓声やため息が出るほど白熱した試合展開に、3人も大興奮であった。

■その他のブース

先着50名に配られる整理券があっという間になくなってしまった、『流星のロックマン』シリーズのキャラクターデザインを手掛ける石原雄二氏のサイン会。1人1人にイラストを描く石原氏に、感動するファンも多かった。
体験コーナーは常時列ができていた。『流星のロックマン3』は、ストーリーメインのモードと、バトルメインのモードの2つが用意されていたが、どちらも楽しむファンの姿も。
“Dr.ワイリー”の罠にかかってしまった“ライト博士”を救い出す『ロックマン9』の体験コーナー。配信前のソフトということもあって、コーナーは大人気だった。
2007年11月に開催された「ロックマン20周年記念イベント」で人気だった「ロックマン縁日広場」が展開。ロックマン射的、砂絵、マジックプレートなどのコーナーが用意されていた。
『流星のロックマン3』、『ロックマン9』、さらには「ロックマン20周年記念グッズ」を販売するグッズ販売コーナー。特に人気があったのは、先日発表された「ロックマン E缶 飲料」で、早々に売り切れていた。他には、『ロックマン9』発売を記念して、“ロックマン”と“流星のロックマン”が競演するメモ帳や、リーズナブルな「20th 記念缶バッチ」が人気であった。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2008 ALL RIGHTS RESERVED.


データ

▼『流星のロックマン3 ブラックエース』
■メーカー:カプコン
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:5,040円(税込)
▼『流星のロックマン3 レッドジョーカー』
■メーカー:カプコン
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:5,040円(税込)
▼『ロックマン9 野望の復活!!』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■配信日:2008年9月予定
■価格:1,000Wiiポイント

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