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2008年9月22日(月)

もしも大河がそばにいたら? 「とらドラ!」出演声優陣からのコメントをお届け!

文:電撃オンライン

 10月より放送開始となるTVアニメ「とらドラ!」。本作に出演する声優陣からコメントが到着した。

 本作は、カワイイけれどパワフルかつ乱暴なヒロイン“逢坂大河”と、見た目は怖いけど実は気弱で優しく家事が得意な少年“高須竜児”が、恋の共同戦線を結んで互いの恋の成就を目指して奮闘する姿を描いた「超ド級学園ラブコメ」だ。ストーリーやキャラクターについては、9月8日の記事を参照のこと。

 “大河”や“竜児”をはじめ、個性的なキャラクターが登場する本作。第2話のアフレコが終了したばかりのキャスト陣から届いたメッセージでは、それぞれが演じるキャラクターの魅力や、見どころなどが語られていく。放送を心待ちにしているファンは、ぜひご一読いただきたい!

▲写真は、この日行われたアフレコに参加したキャスト陣。

――ご自身の演じるキャラについてお聞かせください。

釘宮理恵さん(“逢坂大河”役):とことん不器用なのに、それでも一生懸命なところが健気に見えて、応援したり、お手伝いしてあげたくなるキャラクターだな、と思いました。

間島淳司氏(“高須竜児”役):僕の感じた“竜児”の印象は、やっぱり原作でも書かれている通りの目つきが悪いキャラだというところ。でもキレイ好きな面であるとか、几帳面なところが結構見られたりして、「本当はいい子なんじゃん」というのがどんどん見えてきて、第一印象としては好感触といった感じです。見た目にひっぱられずに、素直に演じてあげればいいのかなと思っていますね。

野島裕史氏(“北村祐作”役):僕の演じる“祐作”は“竜児”と同じで、見た目と中身にギャップがあります。彼のようなメガネキャラには、頭はいいにしても体力的な面では頼りないイメージがあったんですが、“祐作”は意外と男らしくて、スポーツもできちゃう。僕はこれまでもメガネキャラを演じることが多かったんですが(笑)、こういうタイプは初めてのパターンで、とてもおもしろく演じさせていただいています。

堀江由衣さん(“櫛枝実乃梨”役):“実乃梨”は本当に見たまんまの印象というか、裏表がなく天真爛漫でいつも元気でほわっとしていて、それでちょっと変なキャラ……いや、だいぶ変なキャラです(笑)。さらに時折、会話の合間に変なことを言ったりしていますけど、それを本人はわりと真面目にというか、普通に言ってたりしているのがおもしろいなと思っています。

大原さやかさん(“高須泰子”役):“竜児”君のお母さんで、自分のことを“やっちゃん”と呼んだりしてしまうような、かわいらしいキャラクターです。母親なのに息子の“竜ちゃん”の方が、保護者みたいな感覚ですね。私もわりとお母さん役をやらせていただいているんですけど、ここまで天真爛漫で無邪気で、息子に「ある意味病気の母親」とまで呼ばれてしまうような役は初めて(笑)。演じていて、とてもチャレンジする部分が多く、脱力系の母親キャラがこんなに難しいのかと思っています。でも、自分の中にある新しい引き出しをこの役で開けていただいているような感じがしていて、演じていてとても楽しいです。

――第2話までアフレコしてみた感想はいかがですか?

釘宮さん:キャスト、スタッフが一丸となって、真剣にラブコメを作りあげている、という感じがします。

間島氏:ちっちゃいけど乱暴な“大河”と、目つきが悪いけど実はいい人の“竜児”という、相反する特殊な2人がメインなんですが、まわりにいる他のキャラクターたちにも意外性を秘めている人がたくさんいて、実に個性的だなと感じています。これからまだまだ個性的なキャラクターが登場してきそうだったりもしますし、どんなストーリーになるんだろう、と今から楽しみでありちょっと怖かったりもしていますが、絶対おもしろくなるんだろうなという確信のある作品ですのですので、放送スタートがすごく楽しみです。

野島氏:コメディなところとシリアスなところ、楽しいところやギャグチックなところ、しんみりするところやちょっとホロッとくるところなどなど、いろいろ部分がテンポよく散りばめられているので、見ていてアッという間に30分たってしまうほど。自信を持ってオススメできる楽しい作品になっていると思いますのでぜひチェックしてみてください!

堀江さん:“大河”の不器用なんだけど一途で強い想いと、一見怖そうに見えるけど実は普通の人という“竜児”さんの、“大河”に対する優しい気持ち……ほっとけない気持ちっていうか、彼女の一途な不器用さに引きずられてついつい協力をしちゃうみたいな、そんな2人の心の動きがすごくテンポよく描かれていて、とてもおもしろいラブコメ作品になっています。さらに、まだ謎な部分が残っている他のキャラクターについても、本当はどういう人なのかわかっていくと思うんですが、その辺も今後の楽しみですね。

大原さん:基本的にみんなどこかしら変な人ばっかりで(笑)。それぞれ役者陣がそんな彼らをどんな風に演じていくかが楽しみなところです。とにかくメチャクチャかわいい“大河”と、メチャクチャいいヤツの“竜ちゃん”を見守ってもらいたいと思いますね。あと、“竜児”君のペットのインコちゃんをぜひ推したいと思います。後藤沙緒里ちゃんの演技が衝撃的なのでぜひ楽しみにしていてください。

――もしも“大河”のような女の子が身近にいたら、友だちになりたいと思いますか?

釘宮さん:“みのりん”のようにかわいがり、“竜児”のように餌づけしたいです。

間島氏:見た目は可憐な少女なので、入学式で見かけてとりあえずアタックみたいな人も結構いるのかなと思いますが、僕なら近寄らないと思いますね。平和主義者なので、平穏を脅かす危険な感じがするものには近寄らないようにしています(笑)。これがもしドラマだったら僕があの罵倒を直接言われる訳でしょう? ドMなら耐えられるのかなと思ったりしますけど、ちょっとキツイかなと。そういう意味では、この作品がアニメでよかったなと思います(笑)。

野島氏:僕も触らぬ神に祟りなしという感じで、ある程度の距離感を保っていたいタイプの女の子という感じですね。罵られて気持ちよくなったりしないし、、蹴られるのも痛くて苦手なので(笑)。でも“大河”にはかわいらしい面もあるので、そこをなんとか開拓してお友だちになってもいいかなと、一瞬だけ思ったりするかも知れません(笑)。

堀江さん:私はちょっとあこがれますね。身体はちっちゃくて華奢なのに、あれだけ強くいられるということは、女子から見るとカッコいいなと思いますね。“実乃梨”的には親友ということで懐かれていますし。だから“大河”のことも怖くないし、竜児のことも初めて出会った時からみんなは恐がっていたけど、“実乃梨”的には別に怖くないみたいな感じだったと思います。きっと“実乃梨”は、そういう外見的なものに惑わされない娘かなという気がしています。

大原さん:“竜児”のセリフで「人形みてぇ」というセリフがあったぐらい、見た目は黙っているとすごくかわいらしいんだけど、口を開けば機関銃のようにバーッとパワフルだったりするのは、そばにいて楽しいんじゃないかなと思っちゃったりします。すごく刺激があるし、女の子特有のベタっとしたところがないと思うんですよね。かといって女の子らしくないかというとそう言うわけでもないので。側にいておもしろいお友だちだと思います。

――では、“竜児”が身近にいたらどうでしょうか?

釘宮さん:お父さん、お母さん、友人などなど……、1人で何役もこなせる器の大きい雰囲気がありつつ、主婦っぽい生真面目さがとても魅力的だな、と思います。

間島氏:“竜児”は目つきが悪いので、やっぱり平和主義者の僕としては、まず近づかないタイプの人間だと思います。でも、以外と近づいてきたら話は合うんじゃないかなと思いますね。僕も家がキレイだと言われたりしますし。たぶん話は合うんじゃないかと思うので、“大河”に比べたら“竜児”の方が仲よくなれるんじゃないかなと思います。

野島氏:“竜児”とは率先して仲よくなれるタイプですね。僕は見た目を気にせずにガンガン友だちになっていくタイプなので。さらに話してみていいヤツだったら、すぐに仲よくなれるとおいますし。で、家にきてもらって部屋を片づけて欲しいですね(笑)。

堀江さん:私も竜児くんはすごいいい人だなと思います。そのうえ掃除もできるし料理もできるしと、最高の相手だとは思うんですが、見た目が怖いので、近寄れずに仲よくなるところまでいけないかもしれないなと思いました(笑)。

大原さん:そうですね、壁を超えるまでが大変かも。でも、超えたら絶対もう一家に一台な存在だと(笑)。掃除洗濯に美味しいゴハンと。そういう意味では“やっちゃん”がうらやましいなと思いますね。

――OPテーマ「プレパレード」、EDテーマ「バニラソルト」についてお聞かせください。

釘宮さん:(OPは)早口で歌う部分で大変難儀な思いをしましたが、ノリのいい耳に残る曲で、歌っていて気持ちよかったです。

堀江さん:OPテーマの「プレパレード」を“大河”と“実乃梨”と、まだ出てきていないんですが“川嶋亜美”ちゃん(声:喜多村英梨さん)の3人で歌わせていただいております。とにかく「とらドラ!」の世界観にあっている曲かなと。スゴく早口で歌う曲で、難しくて、いっぱい噛みました(笑)。そのテンポ感と、曲の持っている雰囲気が作品にすごくあっている思いますのでお楽しみに。それとEDテーマの「バニラソルト」は、私がソロで歌わせてもらっています。こちらは「相反する女の子の心の内」みたいなものを歌った曲になっています。こちらもいい曲ですので、ぜひ皆さん聞いてくださいね。

――では最後に、放送を待つファンにメッセージをお願いします。

釘宮さん:青春のもどかしさや甘酸っぱさが随所に満載です。個性的なキャラクターたちのドラマを楽しんで見ていただけたらうれしいです。気合いを入れて頑張りますので、応援してくださいね!

間島氏:どの作品でもそうですけど、活字が絵になって動くということはすごく魅力的なことだと思います。キャラについてはイメージ通りと思う人もいれば、意外だったという人もいるでしょうけど、この作品においては、それが最終的にはみんなすごくよかったと言ってもらえるような、そんなステキな作品になっていると思います。とにかく皆さんには楽しみにしていてほしいなと思います。

野島氏:活字で見る作品のテンポとはまったく違うものになっていると思います。アニメならではの絵のテンポとかセリフのテンポとか、別の意味でそういったところも楽しむことができるはずですので、原作を何度も読み返した人もぜひ期待していてほしいと思います。

堀江さん:原作の第1巻を読ませていただいて、その後にアフレコをやらせていただいたんですが、アニメならではの表現をしたシーンがあったり、今後はそういう風に持っていくのかなというようなところもあったりと、原作とは違った部分があったりすると思いますので、どちらもそれぞれ楽しんでほしいと思います。

大原さん:いい意味で原作をさらに超えるようなパワフルな世界を、このメンバーでなら作れるのでは作れるんじゃないかなと思っています、気合いが入っているので楽しみにしていただけたらと思います!

(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/「とらドラ!」製作委員会

■TVアニメ「とらドラ!」
【放送局】テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送
【放送日】
 テレビ東京……10月1日より毎週水曜 25:20~
 テレビ大阪……10月1日より毎週水曜 25:20~
 テレビ愛知……10月1日より毎週水曜 25:28~
 テレビ北海道……10月6日より毎週月曜 25:30~
 テレビせとうち……10月8日より毎週水曜 25:48~
 TVQ九州放送……10月5日より毎週日曜 26:30~
 ※放送時間・開始日は変更になることがあります。

【スタッフ】(※敬称略)
 原作:竹宮ゆゆこ(アスキー・メディアワークス/電撃文庫)
 原作イラスト:ヤス
 監督:長井龍雪
 シリーズ構成:岡田麿里
 キャラクターデザイン:田中将賀
 背景:スタジオカノン
 音響監督:明田川仁
 音楽:スターチャイルドレコード
 プロデュース:GENCO
 アニメーション制作:J.C.STAFF
 OP曲:逢坂大河・櫛枝実乃梨・川嶋亜美「プレパレード」
 ED曲:堀江由衣「バニラソルト」
 他

【キャスト】(※敬称略)
 “逢坂大河”役:釘宮理恵
 “高須竜児”役:間島淳司
 “櫛枝実乃梨”役:堀江由衣
 “北村祐作”役:野島裕史
 “川嶋亜美”役:喜多村英梨

 “高須泰子”役:大原さやか
 “恋ヶ窪ゆり”役:田中理恵
 “能登久光”役:興津和幸
 “木原麻耶”役:野中藍
 “香椎奈々子”役:石川桃子
 インコちゃん”役:後藤沙緒里
 他

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