2008年10月1日(水)
TVアニメ「テイルズ オブ ジ アビス」が、10月より毎日放送(MBS)他で放映スタートする。
【各局放送日時】 毎日放送(MBS) TOKYO MX |
TVアニメ「テイルズ オブ ジ アビス」は、バンダイナムコゲームスより2005年に発売され、ファンから絶大な人気を博した同名のPS2用RPGを原作としたアニメーション作品。主人公“ルーク・フォン・ファブレ”が、仲間たちと一緒にさまざまな困難を経て、自らの運命と向き合い、切り開いていくというドラマ性の強い冒険譚が描かれる。今回は、第1話~4話の先行カットを交え、世界観をわかりやすく解説するために物語の背景とあらすじを掲載する。
なお記事に頻出する「音素」とは、「生命体や無機物など、宇宙に存在するありとあらゆるものが発する、音と振動が組み合わさった信号」のこと。音と振動のパターンによって、全部で6つの属性に分けられており、第一音素である闇、以下、土、風、水、火、光の第六音素までが自然界に存在しているという。
【あらすじ】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
7年前に誘拐されて以来警備のため屋敷での軟禁生活を強いられていたファブレ公爵家のワガママ息子“ルーク”は、剣の師匠であり、ローレライ教団の主席総長である“ヴァン”を狙って屋敷に侵入した、ローレライ教団兵の少女“ティア”と超振動を起こして、敵国のマルクト帝国に飛ばされてしまう。 誘拐以前の記憶がないため、初めて触れる外の世界に、驚きと戸惑いを隠せない“ルーク”。 “ティア”の助けで、故郷キムラスカへの帰路を急ぐが、途中、マルクト帝国の軍人“ジェイド”に捕えられ、マルクト皇帝“ピオニー九世”が派遣したという和平交渉の使者であり、ローレライ教団の最高指導者でもある導師“イオン”と出会う。 だが、和平を嫌うローレライ教団の一派は、六神将を放って“イオン”を襲撃! “ルーク”の行く先には、惑星の命運を左右する恐るべき謀略が仕組まれていた……。 |
キャラクターたちの織り成すドラマも魅力の「テイルズ オブ ジ アビス」。“ルーク”と一緒に旅をするキャラクターたち、そして彼らと深い因縁を持つローレライ教団神託の盾騎士団六神将のメンバーを紹介する。
●ルーク・フォン・ファブレ/CV:鈴木千尋● | ||
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主人公。ファブレ公爵家の一人息子で、キムラスカ国王の妹を母にもつ。7年前に誘拐事件に遭い、それ以前の記憶はない。成人するまでは警備のため屋敷内で軟禁状態で暮らすよう命じられていた。不自由なく育ったため、大変な世間知らずでわがまま。 |
●ティア・グランツ/CV:ゆかな● | ||
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ヒロイン。数少ない第七音素の使い手。“ヴァン”暗殺を謀ってファブレ家に潜入、“ルーク”と超振動を起こし、一緒にマルクト帝国に飛ばされる。以後、ルークと行動をともにしていく。 |
●ジェイド・カーティス/CV:子安武人● | ||
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マルクト帝国皇帝“ピオニー九世”の懐刀といわれる切れ者。知略政略に優れ、譜術(人や物を構成する音素に働きかける術)の腕も戦闘技術も超一流だが、意地の悪い性格をしている。いつも飄々(ひょうひょう)とした笑顔を浮かべ、時折サド心を発揮しては仲間たちを困らせて楽しんでいる。 |
●アニス・タトリン/CV:桃井はるこ● | ||
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ローレライ教団神託の盾騎士団の一員。導師“イオン”の守護役で、身の回りの世話をする。年上好きで、ちょっと狡猾なところのある女の子。いつも背負っている、ぬいぐるみのトクナガを巨大化させて戦う。 |
●ガイ・セシル/CV:松本保典● | ||
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ファブレ公爵家の奉公人。外に出られない“ルーク”の兄貴分であり、忠実な僕(しもべ)。明るくおおらかな性格で面倒見もよく、周囲からの信頼も厚い。譜業(音素力を用いた科学技術)に詳しく、音機関(譜業技術によって作られた機械)が好き。 |
●ナタリア・L・K・ランバルディア/CV:根谷美智子● | ||
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キムラスカ・ランバルディア王国の王女。“ルーク”の婚約者でもある。気高く、誇り高く、責任感ある性格ゆえに、率先して自国の民を救うため動く、王族らしからぬ気性を持っている。また、弓の名手で武闘派。 |
●イオン/CV:小林由美子● | ||
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ローレライ教団最高指導者である導師。導師は代々、世界平和の象徴と思われており、“イオン”もマルクト帝国とキムラスカ王国の和平のため働く。質素を旨として華美を嫌い、実直。 |
“ユリア・ジュエ”と契約した聖獣チーグル族の一員で、パーティのマスコット。「仔供」ながら、ソーサラーリングの力で強力な炎を吐くことができる。またソーサラーリングの力で人の言葉を話せるが、語尾に必ず「ですの」が付いてしまう。それが勘に障る“ルーク”からは「ブタザル」と呼ばれるが、かわいいモノ好きの“ティア”は密かに喜んでいる。 |
以上が、個性派揃いの“ルーク”一行。メインキャストもゲーム版と同じ声優が務めている。ゲームでは、自分で動かしていたキャラクターたちが、アニメではどのように動くのかも注目だ。
→次ページではローレライ教団神託の盾騎士団六神将や
「キャラホビ2008」でのイベント模様を紹介!
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