2008年10月12日(日)
東京ゲームショウ2008最終日となる10月12日、DS用ソフト『セブンスドラゴン』のスペシャルイベントを行った。
『ファンタシースター』のメインデザイナー・小玉理恵子さんと、『世界樹の迷宮』を送り出した新納一哉氏がタッグを組んだ作品ということで、多くのユーザーの関心を集めている『セブンスドラゴン』。会場ではプロデューサーを務める小玉さん、音楽を担当する古代氏、そして『世界樹の迷宮』に惚れ込んで『セブンスドラゴン』に大きな期待を抱いているという声優の磯村知美さんが駆けつけ、ゲーム紹介&トークセッションが行われた。
まずは小玉さんが、キュートなキャラクター像とは対照的に深くハードである本作の世界観を映像とともに説明。試遊台をプレーして完全に虜になったというと磯村さんが、矢継ぎ早に質問を浴びせる一幕も。続いてキャラクター紹介では、試遊台では使えなかったキャラクターの解説がなされた。ここでのトーク中にピックアップされたのは「プリンセス」。ちなみに小玉さんが「プリンセスがいるのならプリンスも…」と提案したところ、新納氏に却下されてしまったのだとか。「ショタとか人気なのに…」と、磯村さんは残念そうにしていた。
話題はゲームから音楽へと移り、進行役は古代氏に。『セブンスドラゴン』では、『世界樹の迷宮』とはあえて違う方向性を目指し、キャッチーでわかりやすい曲にしているとのこと。そしてゲームのキーワードのひとつとなる「花」のエッセンスをなにかしら曲作りに込めていると古代氏。さらに音楽の興味深い話として、ゲーム中の曲がファミコン音源風バージョンに変更できることも明らかにされた。まずはこれありきの音楽制作だったため、「制限があって、考えるほどにどこかで聞いたような感じに……」と古代氏は苦労話を語ってくれた。小玉さんによると「ゲームで、ある条件を満たすことで変更が可能になります」とのこと。会場で流した仕様を聞いた感じでは、レトロゲーライクでかなりいい雰囲気だった。
最後に「ムービー的ではなく、細かくやり込む要素が多くて好きです、発売が楽しみ(磯村さん)」、「携帯機でのゲームをよく遊ぶんですけど、次は個人的にコレにハマりたい(古代氏)」、「まだまだ手を入れて作っていきます。HPを立ち上げて、ここでも経過報告などをしているので見に来てください(小玉さん)」と三者三様のコメントでイベントは締めくくられて終了した。
「イソッチ」こと声優の磯村知美さんは、本作品への熱い思いを切々と語っていた。 |
つぎつぎと流れる映像を前に、小玉さんが作品の概要やセールスポイントをわかりやすく説明。 |
音楽の説明をしていた古代氏は、昨夜も明け方近くまで制作をしていたとか。お疲れ様です。 |