2008年10月20日(月)
10月13日に、ライブイベント「カンノヨーコpresents マクロスFギャラクシーツアーFINAL at パシフィコ横浜」がパシフィコ横浜で開催された。
この公演は、7月に東京・大阪で行われたイベントに続いて開催された、TVアニメ「マクロスF」2回目の「超時空ライブ」。7月のライブは、“ランカ・リー”役の中島愛(めぐみ)さんのデビュー公演という意味あいがふくまれ、序盤ではアイドルイベント的な雰囲気もあった。しかし今回は最初から最後まで、劇中で“シェリル・ノーム”の歌を担当したMay’nさんと中島さんともに、シンガーとしての魅力を最大限に発揮した、熱く、かつ心地よい緊張感に包まれたライブとなったとのことだ。電撃オンラインに到着したライブレポ&ライブ終了後の出演者コメントを以下にお届けしていくので、ファンはぜひチェックしてもらいたい。
観客の期待が高まる中、場内の照明が落ち「マクロスF」ラストシーンの映像が巨大スクリーンに映し出され、ライブはスタート。EX-ギアで大空を気持ちよさそうに飛ぶ“アルト”を、“シェリル”と“ランカ”が見上げているシーンだ。となれば1曲目を飾るのはもちろん、最終話のエンディングテーマとして使われた2人のデュエットによる「トライアングラー」。ステージに飛び出してきた“シェリル”と“ランカ”に大きな歓声が上がる。
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そして続く2曲目では、クライマックスの最終決戦を盛り立てた「娘々サービスメドレー」が披露される。つぎつぎと曲をつないで歌っていく2人の姿に圧倒されつつも、熱狂する観客たち。途中、ピアノを弾く菅野よう子さんが手をあげて挨拶した場面では、会場が大いに沸いていた。
引き続き、ライブはそれぞれのソロパートへ。ここでは、第2期オープニングテーマ「ライオン」の中で描かれた印象的な構図が、重要なキーとなった。それは、鏡越しに見つめあう“ランカ”と“シェリル”。“ランカ”から“シェリル”へ、再び“シェリル”から“ランカ”へ、ソロ曲がバトンタッチされるたびに、ステージのスクリーンには「ライオン」に出てきた鏡が大きく映し出された。
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“ランカ”がステージ前方で歌っている時は、“シェリル”はスクリーンの裏に回り、“シェリル”が歌う時は“ランカ”がその場所に立つ。つまりは、相手が歌う姿を鏡の中から見守っているという構図がステージ上で表現されているのだ。シェリルとランカがどれだけお互いを尊重しあって、シンガーとして成長してきたかを知る「マクロスF」ファンにとっては、2人の固い絆をあらためて確認できる演出となっていた。
“ランカ”のソロ曲は、大きく2つに分けられる。まずは「星間飛行」、「私の彼はパイロット」、「ニンジーン loves you yeah!」、「ねこ日記」などアイドルらしいカワイイ曲。「私の彼はパイロット」では、スクリーンに映し出された「VF-25 メサイア」が“ランカ”とともにダンスし、これには2階席で見ていた河森正治総監督らメインスタッフも手を叩いて喜んでいた。
その対極にあるのが、「アイモ O.C.」「愛・おぼえていますか~bless the little queen」といった、“ランカ”の歌声が戦闘に利用された曲たち。中島さんの可憐な歌声にノイジーな演奏が重なり、不気味な雰囲気をかもし出していた。「マクロスF」の世界観をあますことなく伝えるために、これらの「コワイ曲」もしっかりとセットリストに組み込まれていたのだ。
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一方、菅野さんが「泣き声が素晴らしい」と絶賛する“シェリル”ことMay’nさん。序盤では、「Welcome to My FanClub’s Night」、「ノーザンクロス」、「射手座☆午後九時 Don’t be late」を、激しいダンスとともに続けざまに熱唱。また、中盤では“ランカ”の「アイモ」をアカペラでカバーしたり、「インフィニティ」ではステージに倒れ込みながら歌うなど、情熱的で、時に悲哀にあふれたパフォーマンスを披露した。観客の心を揺さぶるその歌声は、「銀河の妖精」そのもの。第20話での、シェルターに避難した人々の中で歌うシーンを彷彿(ほうふつ)とさせた。
アンコール前のラスト曲は「トライアングラー」をベースにした、このライブでしか聴けない新たなメドレー。熱烈なコールに応えてのアンコールではデュエットによる「星間飛行」で、“ランカ”とともに“シェリル”まで「キラッ☆」のポーズを決め、会場が一体となって盛り上がっていた。
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そしてエンディングでは、ステージを降りた菅野よう子が客席の間をぬって、1階席後方に置かれたピアノに移動し、「SMS小隊の歌~あの娘はエイリアン」の伴奏を弾き始める。歓声とともに、会場全体が大合唱。途切れることなく続くピアノが「蒼のエーテル」を奏ではじめると、1階後方から“シェリル”と“ランカ”がピアノのそばに登場し、2人向かいあってのデュエットとなった。
曲は途中から“シェリル”の「ダイアモンド クレバス」と“ランカ”の「蒼のエーテル」が混じり合うという展開に。誰もいないステージのスクリーンには、2人の歌姫の姿が大きく映し出され、会場全体が幻想的な風景になり変わる。そして、全曲を歌い上げた“シェリル”&“ランカ”の晴れやかな表情とともに、2時間半を越えるライブが幕を閉じたのだった。
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(C)2007 BIGWEST/マクロスF製作委員会・MBS
■「カンノヨーコ presents マクロスF ギャラクシーツアー FINAL at パシフィコ横浜」[集計期間2019年 02月17日~02月23日]
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