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2008年10月29日(水)

【ハンターさんいらっしゃい】サプライズ満載の沖縄・密林ツアー(2日目・前編)

文:kbj

 PSP用ACT『モンスターハンターポータブル 2nd G(以下、MHP 2nd G)』の開発スタッフと行く旅行ツアー「沖縄やんばる地方~リアル密林フィールドをめぐる旅」が開催され、一行に同行したので、その模様を初日に続いて電撃オンラインのハンター・kbjがお届けします。

 最近ではめったにないほど、早い時間にベッドに入ったkbjでしたが、普通の人と同じような時間に起きられるのか、不安で胸がいっぱいでした。が、そんな心配は杞憂に終わり、太陽が水平線から顔を出す前には、目が覚めていました。心配性な性格なんでしょうか?

 2日目は、落差が25.7メートルもあるという比地大滝(ひじおおたき)へのトレッキングからスタートします。これは、今回のツアーの目玉の1つなので、「運動不足から足と腰に疲労が来たので、途中で引き返します」なんてことは絶対にできない、絶対に負けられない自分との決戦です。そんな決戦に臨む前にやるべきことは、そう! 食事です。そんなわけで、朝の7時に朝食を堪能できるレストランに到着。


 見てください! 窓から見えるは、青い海と白い砂浜。こんな景色を見ながら、朝食を食べられるなんて(もぐもぐ)、幸せですよ(むしゃむしゃ)。ちなみに食事ですが、先日の夜を食べすぎたために、野菜多めで、量は控えめにしています。

 というわけで、食事が済んだ我々がやってきたのは、比地大滝への入り口。周りを見渡すと、鮮やかな緑に囲まれながらストレッチをする大人たちの姿が(苦笑)。どうやら全員が、運動不足からくる足のひきつりや、筋肉痛を心配しているようです。そんな人たちを見ていると、自分も「大丈夫かな? 途中で力尽きてネコタク(アイルーの荷車)に運ばれるようなことにならないようにしないとな」と心配になってきたので、入念に準備運動をしておきました。トイレもすませて、いざクエスト開始!!

木々が生い茂る様子は、樹海や密林を連想させます。密林は密林でも、木々が多い「旧密林」でしょうか。モンスターが潜んでいて、我々を狙っていてもおかしくない!?
と、思っていたら早速ありました。「ハブ・ヒメハブに注意!」の看板が! ええ、別に驚きませんよ。こちらには、ハンターランク9の強靭なハンターがたくさんいるわけですし、なによりたくましいガイドさんもいるわけです。でも、もし万が一に逃げる時のために、強走薬を今から飲んでおいたほうがいいですかね?
ガイドさんが何を捕獲したようです。「イャンクック出現か?」と身構えると、手にはシリケンイモリという生き物が。オレンジ色の腹面が「どことなくドスイーオスを連想するなあ」と思っていると、ガイドさんは「さわっていると、体表がヌルヌルしてくるのですが、これは身を守るために体から毒を出しているのです」と解説。まさにドスイーオス! ちなみにこの辺り生息している動物は、年々その数が少なくなっているそうです。
こうやって、写真だけを見るとそこまで辛そうに見えないかもしれませんが、急勾(こう)配が多いためつらかったです。長い階段が続くので、太ももとふくらはぎが何度も悲鳴をあげました! ぎゃー!!

 ヒーコラ言いながら30分近く歩いた時でした。水が激しく流れ落ちる音が聞こえてきましたのです。クリア条件の達成が近いとなるや、やはりテンションは上がるのが、人の常。さきほどまで重かった足取りも、どこか軽くなり進んでいくと!


 ついに目的地に到着。大きく揺れるつり橋に悲鳴を上げそうになったり、ゲームのように「誰かが目的を達成したら、全員クリアにならないかな?」と泣き言をあげそうになった時もありましたが、無事到着! 早速開発スタッフのメンバーと記念撮影をすることに。ちなみに開発スタッフのメンバーに聞いてみると、普段からあまり運動していないためか「予想以上にしんどかったわ(苦笑)」と、かなりお疲れ気味でした。

滝の前のスペースに全員が入らないため、数回に分けて撮影。しっかり見てもらうとわかるんですが、垂れ幕が前回の琉球村と違います。細かい!!

 ゲームなら、目的を達成してしばらくすればフィールドから自動的に帰還できるのですが、今回のツアーではそうは行きません(当たり前)。滝の前でくつろいでいた我々に、ガイドさんの口から「じゃあそろそろ戻りますよ」という地獄のようなアナウンスが。ここに来るまで40分弱、歩数にして3,000歩くらいでしたが、相当な疲労を感じているわけです。さらに下山という過酷なクリア条件が待ち受けていたなんて……ちょっと考えればわかりそうですが、疲労困ぱいでそこまで頭が回りませんでした。遠足は家に帰るまでが遠足、クエストは帰還するまでがクエストです。嘆いていても始まらないので、帰りましょう(トホホ)。

 帰り道には、行きとは異なる川沿いの道を帰るという選択も用意されていました。「川沿いなら下っていくだけ。アップダウンがないから楽でしょう!」と思って選択したkbjでしたが、歩く場所は川の中。その深さは膝まで達するということで、こちらはこちらで大変でした。配布された「ビーチサンダル」を装備して、いざ進入! 最初は、水が冷たいと感じたのですが、すぐに心地よくなりました。しかし、はしゃぐほどの余裕はありません。水で研磨され、滑りやすくなった石が川底に敷き詰められているため、一瞬でも油断したら全身に水を浴びることとなります。

カメラが水に濡れると壊れてしまうので、ビニールにしまっておいた方がいい気もしましたが、そのまま撮影。川の中央は流れが速く、滑りやすくなっているので皆、慎重に進んでいました。
ふと後ろを見ると辻本さんが「大きい枝を拾っちゃいました。でもどこにでもありそうだから、レアは1くらいかな?」と笑いながらコメント。小嶋さんは「水の中が冷たくて気持ちいいし、中にいるのが楽しい」と話しながら、ジャブジャブ歩いていました。
キノボリトカゲもいました。他にも水辺には蝶を含め、さまざまな生き物を見ることができましたよ。

 沢から登り、ベースキャンプともいえるスタート地点に戻ってくると、そこにはすでにバーベキューの設置が。宇佐美友紀さんの「上手に」の合図で、みなから「焼こうぜー!」と声が上がり、各席でバーベキューがスタート。各席には、コンロと『モンスターハンター』シリーズには欠かせない大きな肉が置かれており、それぞれが焼いていくことになっていたのです。最初に焼けた席から「上手に焼けました~」という掛け声が上がると、次の席からは「ウルトラ上手に焼けました~」と、対抗した声が上がっていましたよ(笑)。

ランチ会場では、すでに昼ご飯のセッティングが。大きな肉が焼かれていて、参加者の目を引いていました。
ランチセットがこちら。……全体的に茶色いです。野菜があるといいですね。
各席に配布された肉を焼くために、鉄板に投入!……したのはいいんですが、どれくらいのタイミングが上手に焼けたのか、わかりにくかったです。追加の肉やエビもあったので焼いたのですが、ランチセットがますます茶色くなりました。アイルーキッチンの組み合わせ同様に、「肉」と「野菜」のペアがいいと思います。
開発陣の席からも「上手に焼けました!!」の掛け声が。手に持ったオニギリと肉の組み合わせが、とてもおいしそう。
イャンクック同士が対決!? さらにナルガクルガが参戦か!? 参加者が「超造形魂 モンスターハンターポータブル 2nd G」を持ち込んでいたみたいです。さらには、プーギーの集会も? こういう小物があると、かなり和みますね。

 腹がはち切れんほどの肉を詰め込んだハンター一同は、古宇利島(こうりじま)に向かいました。ここでは、オリエンテーションとして、採取クエストが行われました。このイベントは、ビーチの一角に埋められたトレジャーに入った引換券を入手して、夜に開催される懇親会で景品と交換するというもの。トレジャーは砂浜だけでなく、木の上や茂みの中にもありました。早く見つけるだけでなく、引換券の番号も気にする人もいて、砂浜には長い間ハンターが闊歩していました。

まさに沖縄という雰囲気がただよう、古宇利島のビーチ。海水が運んできた珊瑚を採取したり、波とたわむれて、時間を忘れて癒されちゃいました。
海をバックにしての記念撮影に続いて行われた採取クエスト(ちなみにここの垂れ幕はリオレウス希少種)。トレジャーであるカプセルはさまざまな場所に置かれているのですが、自分好みの番号を求め、端から端まで探している人も。ちなみにkbjが入手したのは、砂に埋まっていた47番。何が当たるか楽しみですわい。
砂浜を見てみると、ビーチサンダルの裏に施されたアイルーの足あとの模様によって、一面足あとだらけに! 出発前に「あのサンダルは、本当に足あとつくんですか?」と聞いてみると、小嶋さんは「シミュレーションは何度もしましたよ」と笑いながら答えていたのですが、実際につくことが証明されました。それにしても、これだけの数のアイルー・メラルーが出現したら、持っているアイテムはあっという間になくなっちゃいますね。
沖縄らしい海と空、そして自然を満喫してからバスに戻ろうとしたら、素敵なアイスクリーム屋さんを発見。トウキビ味も気になったのですが、紅イモ味のアイスを選びました。この紫加減が紅イモの証! でも柔らかいので、ちょっと油断するとすぐに垂れてしまい、食べるのに苦労しました。ちなみに味は、イモっぽい感じがかなり残っていて、おいしかったです。トウキビも食べてみればよかったかな。

 本日、3カ所目の目的地は、世界遺産に登録されている「今帰仁城(なきじんじょうあと)」。空と海とが美しく溶け合うこの場所をゆっくり観光しました。

水平線の青、そして大地の緑、空の水色がマッチした「今帰仁城」からの風景。ちなみに裏側には、壮大な森の風景が、そして裏側から下に下りると、城の跡を見ることができます。
ここでの記念撮影時に出た垂れ幕には、テオ・テスカトルが描かれていました。出現するフィールド名は「街」ですが、確かに石垣が組まれているし、城っぽいから、選ばれたのかもしれませんね。
茶屋があったので、「しいくわぁさー」を飲んでみました。果実のシークヮサーの果汁はかなりスッパイですが、ここのドリンクは薄めているので飲みやすかったです。また、ここではサトウキビのしぼり体験もできます。記念にどうでしょう?

 本日の観光をすべて終えた我々は、拠点である「ホテルムーンビーチ」へ……向かうのですが、その模様はまた明日。ここまでですでに十分長いのですが、2日目の夜も相当長い宴が繰り広げられたので、ぜひ期待してください。

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■「沖縄やんばる地方~リアル密林フィールドをめぐる旅」概要
【出発日】2008年10月25日(2泊3日)※終了しました
【その他】オリジナルモンハンツアーグッズがプレゼントされる。

データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd G PSP the Best』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年10月30日
■価格:3,140円(税込)
 
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