2008年11月28日(金)
フロム・ソフトウェアは、忍者アクションゲーム『天誅 4』のPSP版を2009年2月12日に発売する。価格は5,040円(税込)。
『天誅 4』は、10月23日にWii版も発売されている本格忍者ACT『天誅』シリーズの最新作。『天誅』の1作目、2作目を手がけたアクワイアが再び開発を担当し、自由自在な隠密行動や、より多彩になった一撃必殺など、忍者アクションのスリルがパワーアップした作品だ。ストーリーは『天誅 参』の続編にあたり、物語は『5』へと続くことがすでに発表されている。
【あらすじ】時は戦国。妖術士「天来」の騒乱から1年が経ち、“力丸”は郷田の国にてくすぶり始めた不穏な影を追っていた。そんな折、家老“関谷”の提案で招へいされた易者に、藩主“郷田松之信”の1人娘“菊姫”がさらわれてしまう。すぐさま後を追う“彩女”と、“郷田”に領内の調査を頼まれた“力丸”。“菊姫”の誘拐から騒乱の数々が動き始め、再び戦渦が郷田の国に垂れ込めようとしていた……。 |
これまで幾多の敵を葬り、郷田の国を救ってきた“力丸”と“彩女”が、今作においてもメインキャラクターとなる。ここでは2人の他、“力丸”と“彩女”の前に立ちはだかる“凛姿(りんし)”を紹介する。
●力丸/CV:小山力也●主君“郷田松之信”に忠誠を誓い、国に迫る脅威を未然にはらってきた。過去の戦いで師の“東紫雲斎”と兄弟子“龍丸”を亡くして以来、東忍流忍者の頭目となる。 「冥王」との死闘の末に行方不明となるも、その後、妖術使い「天来」の侵攻の際に帰還し見事に撃退する。 忠義のために、あえて自らの手を汚し、業を背負って生きている。 |
プレイヤーキャラクターに体力ゲージの概念がなくなった『天誅 4』。今作では敵に見つかれば、基本的に一撃で葬られ任務失敗となる。そのため物陰だけでなく、天井、床下、水中とマップ上のありとあらゆる場所に隠密できるようになった。
▲従来通り壁から様子をうかがうこともできる。 | ▲縁の下に隠れてじりじりと忍び寄ることも! |
▲畳の下に隠れて敵をやり過ごすことも可能だ。 | ▲水中に隠れて敵に近付けば……。 |
隠密行動の重要性が増した今作では、マップ上の明かりも、より大事な要素に。明かりの近くでは敵に発見されやすくなるので、明かりを消しながらステージを進むことが攻略の鍵となる。
▲上で紹介したような場所以外にも、今作では壁際にできた影などに隠れることが可能。ただし明かりがあると見つかってしまうので、息を吹きかけるなどして消灯しよう。 |
『天誅』シリーズにおいて、隠密と並ぶもう1つの大きな要素が「必殺」。敵に気付かれず忍び寄れば、一撃で敵を葬ることができる。さらに今作から、隠れたまま敵を必殺することも可能になった。忍び寄るもよし、隠れて敵を待ち構えるもよしだ。
▲今作では、天井の梁(はり)に隠れることもできる。この状態で敵に近付くか、待ち受けるかすれば、梁にぶら下がりながら敵の首をポキリ! |
▲こちらは先ほどの水中に隠れた画像。このまま敵の背後に気付かれぬよう近付けば……水中に引き込んでの必殺が可能! |
▲畳の下に隠れた状態から必殺をすれば、そのまま敵を引きずり込める。自動的に敵を隠せるので、死体が発見される恐れがない。また縁の下の必殺では、サッと敵の股下を飛び出て掌底で一撃。 |
また今作では、隠れたままの隠密必殺ではない、通常の必殺のバリエーションが大幅に増加。接近方法や操作の入力方法によって、さまざまなモーションの必殺が楽しめる。
従来シリーズにおいても忍具は豊富に用意されていたが、今作はそれに加えて、1つの忍具にさまざまな使い道が存在する。隠密行動の補助から一撃必殺まで、忍具の使い方次第でプレイの幅が広がるだろう。
【手裏剣】 | ||
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▲敵に投げ当てて、傷を負わせることができる投げ武器。殺傷能力は低いが、状況次第では一撃必殺も可能。また、ろうそくの火を消すことなど多彩な使い方ができるため、多くの忍に愛される万能忍具だ。 |
▲敵に投げつけると、当たった敵は近くの松明に巻き込まれて火だるまに! 使い方次第では、強力な必殺忍具ともなる。 | ▲息で吹き消すことができないような遠くのろうそくは、手裏剣を投げて消すこともできる。 |
【忍猫(しのびねこ)】 | ||
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▲忍犬が広く知られるようになり、忍犬への警戒が高まるにつれ、新しく任務に投入されたのが、この忍猫。厳しい訓練を施されており、忍びの意のままに偵察行動を行うことができる革命的な存在だ。偵察だけでなく、鍵などのアイテムの持ち運びや敵の陽動にも使える。 |
携帯ゲーム機のPSPで発売される本作。携帯機ながら、全50ステージにおよぶサイドミッション、一度のプレイでは手に入らない数々の隠し忍具、上級者にも手ごたえを感じさせる超高難度の「裏天誅」モードなど、長く遊べるやり込み要素が充実している。携帯機なので、本作の隠密アクションのように場所を選ばずやり込める!
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