2008年12月19日(金)
バンダイナムコゲームスより、2009年1月22日発売予定のWii用ソフト『FRAGILE~さよなら月の廃墟~(以下、フラジール)』のTV-CM動画が到着した。
『フラジール』は、今からほんの少しだけ未来の地球、人類が滅び廃墟(はいきょ)となってしまった世界を舞台にした、3人称視点の探索型RPG。主人公“セト”は、自分と同じ人間の生き残りを探すため、廃墟となった研究所やダム、東京タワーなどを探索していく。廃墟には、人の生きた証である落書きが散りばめられ、特定のアイテムを集めることでショートストーリーを楽しむこともできる。落書きはユーザーの応募作品から採用されたものもある。
本作の特徴として、Wiiリモコンを懐中電灯に見立てた、独自の操作による廃墟探索があることは何度も取り上げてきた。今回は、そんな懐中電灯に再びスポットを当てたゲーム内容を紹介する。
ゲーム中に登場する懐中電灯は1種類ではない。これまで紹介してきたものは、通常の懐中電灯だったが、この他に「高性能懐中電灯」と「不思議なライト」があることも判明している。
高性能懐中電灯は、通常のタイプよりも強力な光を発する。上の画像は、左が通常のものを、右が高性能懐中電灯を使用したところ。高性能懐中電灯であれば、より遠く、広い範囲を照らすことが可能だ。さらに高性能懐中電灯の方がより、見えない敵を見えるようにしたり、敵を弱体化したりする効果が高い。
特定の場所を照らすと、通常の懐中電灯では見えない、隠された痕跡やメッセージを見つけることが可能だ。ただし、光を当てても敵を弱体化することはできない。
▲上の画像は、同じ場所を通常の懐中電灯と不思議なライトで照らしているところ。上段では壁に何も映っていないが、不思議なライトを使用した下段の画像には、落書きが映し出されている。不思議なライトを手に入れたら、一度訪れた場所も探索してみるといいだろう。 |
暗い廃墟を1人で探索するのは物悲しいものだが、時には探索のパートナーが現れることもある。携帯対話型AIの“P.F(パーソナルフレーム)”や、廃墟をさまよう意識体の“サイ”がそれだ。Wiiリモコンを垂直に立てると彼女らの話が聞けるので、寂しい時、行き詰まった時は、その声に耳を傾けるといいだろう。
▲AIであるため、的確なアドバイスでサポートしてくれるのかと思いきや、“P.F”からは意外と間の抜けたセリフも……。人間よりも人間らしい会話に、心温まることもあるだろう。 |
▲友だちのように話しかけてくる“サイ”とのおしゃべりは、まるで学校の教室での一幕のよう。彼女とのおしゃべりは、プレイヤーを明るい気分にさせてくれそうだ。 |
廃墟といえば「ボロい」イメージが付きもの。本作の廃墟には、ひびの入った床がところどころに存在する。ひびの入った床は、上を通ると揺れだし、しばらくすると崩れ落ちてしまう。床が崩れ落ちると、HPが減った上で手前からやり直しとなるので、慎重に進もう。なお、ひびの入った床には「壊れる床」と「すごく壊れる床」の2種類がある。
▲走ると崩れ落ちてしまうが、歩いたり、しゃがんだまま移動したりすれば崩れずに済む。 |
▲走るのはもちろん、歩いても崩れ落ちてしまう。すり足で慎重に通り抜けよう。 |
また、廃墟の片隅には木箱が置かれていることも。この木箱を壊すとアイテムが出現する場合があるので、見つけたら壊してみよう。ただし、「火気厳禁」と書かれた木箱は攻撃すると爆発する。爆発に巻き込まれると大ダメージを受けてしまうので、注意が必要だ。
▲木箱を発見! | ▲ただの木箱なので、攻撃すると……。 | ▲中からカギが出てきた。 |
(C) 2009 NBGI