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2008年12月25日(木)

スピードワゴンがアイドルをナンパ!? 『ファンタシースターZERO』発売イベント開催

文:電撃オンライン

 セガは、本日12月25日に発売したDS用ソフト『ファンタシースターZERO』の発売記念イベントを、東京・渋谷の「Grande Pasela Resorts」で開催した。

 『ファンタシースターZERO』は、RPG『ファンタシースター』シリーズの最新作。これまでのアクションパレットシステムなどを継承しつつ、回避やタメ攻撃などアクション要素がパワーアップしている。タッチペンで書いた文字や絵をフキダシとしてしゃべらせることが可能な「ビジュアルチャット」も、新たに搭載している。

 発売記念イベントはパーティ形式で開催され、その場でプレイヤー同士が交流できる「リアルなロビー」が用意された。イベントに参加したユーザーは、会場にいた開発者を交えつつ冒険を満喫していたようだ。

1時間以上、自由にクエストを楽しんでいた参加者。会場には食事も用意されていたが、購入したばかりのソフトにみんな釘付け。

 開発者トークショーでは、プロデューサーの酒井智史氏とディレクターの川端真之氏がステージに登場。これまであまり公開されてこなかったという、本作のコンセプト画像が公開された。川端氏は、空から女の子が落ちてくる某アニメが好きなのだという。幅広い層に受けたいという願いから、その某アニメのようなイラストを発注し、ソフトのイメージを膨らませたそう。

左が川端ディレクターで、右が酒井プロデューサー。クリスマスということで、頭にトナカイとサンタのかぶり物をつけて登場した。
さまざまな開発中のイラストがお目見え。これまでのシリーズにない「雪山」を入れたいというスタッフの意図から、夜の雪山ステージが登場することになったという。
DSの描写能力を確認するために作られた3D映像。写真ではわかりにくいかもしれないが、『ファンタシースターオンライン』の雰囲気をかなり再現しているのが印象的だった。会場から「これで遊びたい!」という声もあがったが、酒井氏は「新しい世界を遊んでもらいたかったので、本作を作りました」とコメントしていた。
また、今後発売されるグッズが公開された。来年1月28日にはすべての音源を収録した4枚組みのサウンドトラックが、ゲームと同じ5,040円(税込)で発売される。続く2月にはユージンからカプセルフィギュアが発売される。会場にはサンプルも展示されており、注目を集めていた。

 会場に集った人からの質問に答えるコーナーでは、「今までのシリーズと大きく違う点は?」という質問が。川端氏は「緊急回避できるようになったところと、ビジュアルチャット。あとは……2画面になったことですね(笑)」と発言し、会場を笑わせていた。「これまでのシリーズと関連はあるんですか?」という質問に対しては、酒井氏は「ないです……と答えてきたんですが、ゲームをクリアした後にクエストをやり、テキストをじっくり読むと……わかるかもしれません」と発言。何か関係があるのかもしれない。

 そして、ファンなら誰もが気になる次回作についての質問も。2人は苦笑いしながら「要望次第では考えますが、まずは本作をタップリ遊んでいただきたいです」と明言を避けた。続編をプレイしたい人は、メールやハガキで開発スタッフにリクエストしてみてはどうだろう。

 ここでスペシャルゲストとして、お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬さんと、グラビアアイドルの松本さゆきさんが姿を見せた。2人ともゲームが好きとのことで、かなりのハイテンションで登場。小沢さんは「『ファンタシースター』っていうカタカナは今、一番好きなカタカナですよ」というと、松本さんは「1人でプレイするゲームが多かったんですが、これは協力するのがおもしろいです」とコメントした。

スピードワゴンの小沢さんと、グラビアアイドルの松本さんがスペシャルゲストとして登場……したが、ユーザーの中にはゲームに夢中な人も。小沢さんは「このゲームはホントにおもしろいんですよ。俺らが喋っていても、こっち向いてくれないくらいに夢中ですからね!」とコメントし、会場を沸かせた。

 本当にゲームが好きな2人は、紹介もそこそこに早速ゲームをプレイ。酒井氏と川端氏の4人でクリスマスらしい雪原に繰り出したのだが……4人ともチャットに夢中で、冒険に行こうとしない。絵を描くのが得意な小沢さんと松本さんが書き込まれたイラストを披露すると、開発者の2人も仕組んでいたテンポのいいチャットを公開し、本作の醍醐味を改めてアピールした。

「ツマヨウジを使って書くと、細かいイラストが描けるのでオススメです」と語っていた小沢さんに、酒井氏は「けっこうオススメですよ!」と同意。そんな小沢さんはどこかで見たようなチャットを披露。負けじと松本さんもカワイらしいイラストを表示した。
敵を目の前にしながら、チャットに夢中の小沢さん。一方の松本さんは3人の殿方に守られており「ちやほやされて、うれしいですね」と笑顔。
「プレイ中に使いたい」と言って小沢さんが出したのは「ねえ……パーティ抜け出さない?」という文字。自ら「あま~い!!」と突っ込んでいた。さらに「ゲームはどこでやるかじゃない、誰とやるかさ」と続けると、今度は松本さんが「甘ぁーい!」と突っ込んだ。

 プレイを終えた小沢さんは「正直、嫌な気持ちです。このゲームのせいで、他のゲームをやれなくなります!」と話すと、松本さんは「これからやりこんで、いろいろな人と遊びたいです」と感想を述べた。続けて川端氏は「無事に発売されましたが、ここにいる人たちと一緒に、今後も盛り上げていきたいです」とコメント。最後に酒井氏が「これからもこのシリーズをたくさんの人に届けられるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と挨拶し、イベントは終了となった。

イベントに登場した4人。小沢さんはゲーム中のナンパに続き「この後、一緒に食事でもどう?」と松本さんに声をかけていたが、「食事に行く約束があるんで!」とあっさり断わられ、笑いを誘っていた。

(C)SEGA

データ

▼『ファンタシースターZERO』
■メーカー:セガ
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2008年12月25日
■価格:5,040円(税込)
 
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