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2009年1月22日(木)

豊岡真澄が次作に出演!? CDとゲームが相互直通した『鉄道ゼミナール』イベント

文:電撃オンライン

 タイトーとヤマハエーアンドアールは、メディア向けイベント“『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』発売記念イベント@秋葉原”を、東京の秋葉原アソビットゲームシティG 6Fイベントホールで開催した。

 このイベントは、本日1月22日に発売されたDS用ソフト『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』と音楽CD『鉄道ゼミナール -音楽編-』の発売を記念したもの。会場には、ゲーム監修と音楽制作を担当した向谷実さん、同じく音楽制作を担当したSUPER BELL”Z、そして元鉄道アイドルの豊岡真澄さんがゲストとして登場。ゲーム概要の説明や開発秘話を披露した。以下にイベントの模様をお届けする。

本日のイベントに登場した面々。左から豊岡さん、SUPER BELL”Zのツチヤさんとノズキさん、向谷さん。

 向谷さんは「前作『JR編』はJR7社の許諾を取るのが大変でしたが、今回はさらに大変な大手私鉄の16社分のデータを収録しています。この16社がまとまっているソフトは、たぶん前例がありません」と、完成したソフトを誇らしげにアピール。私鉄に関して調べ始めてみると自分が知らないことばかりだったようで「まだまだアマチュアだと思った」そう。会場に集まった報道陣はこれを聞いて「向谷さんですらアマチュアなのか」とビックリ。

 向谷さんによると、制作で困難だったのは、16という私鉄会社の数。前作『JR編』はベースがすべて国鉄(現・JR)なので7社あっても調べやすかったそう。だが今回は、それぞれの鉄道に歴史があり、ファンがいるため、偏りなくすべてのファンが楽しめるソフトを作ることにはかなり気をつかったようだ。

「ソフトを起動し、各社の許諾が描写されるシーンが目玉です」と語った向谷さん。一瞬のことでシャッターチャンスを逃したカメラマンのために再度起動し「ここですよ!」と再びアピール。SUPER BELL”Zのノズキさんは東武が、ツチヤさんは京王が、豊岡さんは東京メトロと近鉄が好きというように、ゲストの好みはバラバラ。「そんな人たちが満足できるように、とにかく深く、広く作っているのが『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』です」と、向谷さんは力説。

 特に向谷さんが自信を持っているのは検定モードだという。「これを超えるソフトはないです!」との発言が飛び出したことからも、かなり強い思い入れがある様子。検定モードには、私鉄それぞれの知識を調べる各社検定、私鉄すべての問題が出現する総合検定、そして規定数の問題をクリアするサバイバル検定が用意されている。サバイバル検定は、問題数を100問、1,000問、3,000問から選択できるのが特徴。向谷さんは「3,000問を解いている間に、DSバッテリーがなくならないか不安です」と発言して会場を笑わせつつ、「すべての問題を私鉄各社にチェックしてもらっている前代未聞の検定です」と続け、内容についての太鼓判を押した。

サバイバル検定は、間違えられる回数が最初は5回に設定されている。この数はプレイ中に増えることもあるようだが、3,000問のモードでは単純計算で600問に1問しか間違えられない。これはかなりの難易度だ。

 ゲームの中には、向谷さんとSUPER BELL”Zの2人がかわいらしいキャラクターとして登場している。SUPER BELL”Zのツチヤさんのイラストは、なんと本人がデザインしているのだとか。向谷さんは「ボクのイラスト、ちょっとメタボ気味じゃない?」と不満そうであったが、豊岡さんは「すっごいカワイイです。私も一緒に出たいです! ぜひ“ママ鉄”代表としてお願いします!」と大興奮。この発言に向谷さんは「次回作があれば、プロデューサーと相談します」と語った。

3人のかわいらしいキャラクターがゲーム中に登場し、プレイヤーをナビゲートしてくれる。3人ともそっくりに再現されている!?
向谷さんが個人的に気に入っていると話す“ミニトレコレクション”。集めたパーツや電車を使い、ゲーム中にジオラマの電車を走らせることができる。パーツや電車は、車両ガイドや検定に挑戦することで増えていく。

 検定モードと並んで、向谷さんがこだわっているのが音楽だ。スタッフから「前作は共通でしたが、今回は各社ごとにモード中の曲を変えませんか?」と言われ、向谷さんは「それいいね!」と二つ返事で応えたそう。だが、そうすると音楽の作業量が前作の16倍になってしまうことが発覚。焦った向谷さんは、そのことをきっかけとしてSUPER BELL”Zに協力を依頼したという。

 そんな向谷さんとSUPER BELL”Zがこだわって作ったBGM。だが、容量の関係でゲーム中には30秒~1分しか収録されていない。ソフトと同日に発売された『鉄道ゼミナール -音楽編-』に収録されている楽曲は、フルバージョンで楽しめるだけでなく、アレンジも行っており、ゲーム版よりも表現が広がっている。向谷さんは「ゲームで音楽を気に入った人がCDを聞いても楽しめるし、音楽だけ聴いていた人がゲームをやっても満足できる。ゲームとCDの相互直通を実現しています。ぜひどちらも楽しんでもらえれば幸いです」と挨拶し、イベントを締めくくった。

本日発売されたDS『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』とCD『鉄道ゼミナール -音楽編-』。その2つを手にした向谷さんは「ジャケットもつなげて、連動感をさらに出せばよかったかな!?」と語り、反省気味。

(C)TAITO CORP.2008
東武鉄道株式会社・西武鉄道株式会社・小田急電鉄株式会社・東京急行電鉄株式会社・東京地下鉄株式会社・名古屋鉄道株式会社・南海電気鉄道株式会社・阪急電鉄株式会社・西日本鉄道株式会社 商品化許諾済
京成電鉄株式会社・京王電鉄株式会社・京浜急行電鉄株式会社・相模鉄道株式会社・近畿日本鉄道株式会社・京阪電気鉄道株式会社・阪神電気鉄道株式会社 許諾済

データ

▼『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』
■メーカー:タイトー
■対応機種:DS
■ジャンル:ETC
■発売日:2009年1月22日
■価格:5,040円(税込)
 
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▼『鉄道ゼミナール -音楽編-』
■発売元:ヤマハエーアンドアール
■販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
■品番:QACR-30002
■発売日:2009年1月22日
■価格:2,800円(税込)
 
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